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公開番号2025065703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175088
出願日2023-10-10
発明の名称車両の制御システム
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250415BHJP(信号)
要約【課題】 緊急通報の作動状況に応じて、より確度の高い運転支援を行えるようにする。
【解決手段】 乗員のトリガ操作により緊急通報センターへの緊急通報を実行する緊急通報機能と、前方検出手段の検出情報に基づいて少なくとも1つの運転操作を支援する運転支援機能とを備えた車両の制御システムにおいて、前記緊急通報機能の前記トリガ操作が実行された時に、前記運転支援機能が動作可能状態である場合は、前記運転支援機能の動作モードを、通常モードから緊急モードに変更するように構成されており、前記緊急モードは、前記運転支援機能の少なくとも一つの制御を実行する条件が、前記通常モードよりも安全度の高い設定である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗員のトリガ操作により緊急通報センターへの緊急通報を実行する緊急通報機能と、
前方検出手段の検出情報に基づいて少なくとも1つの運転操作を支援する運転支援機能と、を備えた車両の制御システムにおいて、
前記緊急通報機能の前記トリガ操作が実行された時に、前記運転支援機能が動作可能状態である場合は、前記運転支援機能の動作モードを、通常モードから緊急モードに変更するように構成されており、前記緊急モードは、前記運転支援機能の少なくとも一つの制御を実行する条件が、前記通常モードよりも安全度の高い設定であることを特徴とする、車両の制御システム。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
乗員のトリガ操作により緊急通報センターへの緊急通報を実行する緊急通報機能と、
前方検出手段の検出情報に基づいて少なくとも1つの運転操作を支援する運転支援機能と、を備えた車両の制御システムにおいて、
前記緊急通報機能の前記トリガ操作が実行された時に、前記運転支援機能が解除状態である場合は、前記運転支援機能を動作可能状態にするように構成されていることを特徴とする、車両の制御システム。
【請求項3】
前記緊急通報機能の前記トリガ操作が実行された時に、前記運転支援機能が解除状態である場合は、前記運転支援機能を動作可能状態にするとともに前記運転支援機能の動作モードを緊急モードにするように構成されており、前記緊急モードは、前記運転支援機能の少なくとも一つの制御を実行する条件が、前記通常モードよりも安全度の高い設定であることを特徴とする、請求項2に記載の車両の制御システム。
【請求項4】
前記運転支援機能は、前記前方検出手段の検出情報と車速に基づいて算出される障害物との衝突予測時間が第1の閾値未満となった場合に衝突警報を発する衝突警報機能と、前記衝突予測時間が前記第1の閾値よりも短い第2の閾値未満となった場合に自動ブレーキを作動させる衝突被害軽減ブレーキ機能とを含み、
前記緊急モードは、前記通常モードよりも前記第1の閾値または前記第2の閾値が大きいことを特徴とする、請求項1または3に記載の車両の制御システム。
【請求項5】
前記運転支援機能は、車線からの逸脱可能性があると判定された場合に警報を発する車線逸脱警報機能と、車線からの逸脱可能性があると判定された場合に逸脱方向と反対方向への操舵アシストを実行する車線逸脱防止支援機能とを含み、
前記緊急モードは、前記通常モードよりも前記逸脱可能性を判定するタイミングが早いことを特徴とする、請求項1または3に記載の車両の制御システム。
【請求項6】
前記緊急モードは、前記通常モードよりも前記自動ブレーキの設定減速度が大きいことを特徴とする、請求項4に記載の車両の制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緊急通報システムを備えた車両の制御システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
事故発生時における緊急車両の運行支援を目的として、車両の緊急通報システムが整備されている。エアバック展開時や車両後部から大きな衝撃があった場合にセンサ情報と車両の位置情報を含むデータが移動体通信網を利用して緊急通報センターに送信(自動通報)されることで、オペレータと音声通話が可能となり、乗員が通報困難な状況でも事故情報を迅速かつ的確に通報できる。特許文献1は、車両事故の発生時に緊急通報がなされていることを車外に報知する機能を開示している。
【0003】
一方、上記のような自動通報以外にも、急病発生時やあおり運転の被害にあった場合などに、車両室内に設置された緊急通報ボタン(SOSボタン)を操作して手動通報することにより、移動体通信を利用して緊急通報センターのオペレータが呼出され、音声通話が可能となり、管轄の消防や警察などへの連絡を手配することもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-118485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、緊急通報が使用される場合は、車両の内外で何らかの異常が発生しているため、ドライバは正常時に比較して状況判断のタスクが増加し、判断等を誤る可能性が高くなる。このような状況下では、緊急通報の使用前になされた車両システム、特に先進運転支援システム(ADASシステム)の設定が必ずしも最適ではない可能性がある。
【0006】
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、緊急通報の作動状況に応じて、より確度の高い運転支援を行えるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、
乗員のトリガ操作により緊急通報センターへの緊急通報を実行する緊急通報機能と、
前方検出手段の検出情報に基づいて少なくとも1つの運転操作を支援する運転支援機能と、を備えた車両の制御システムにおいて、
前記緊急通報機能の前記トリガ操作が実行された時に、前記運転支援機能が動作可能状態である場合は、前記運転支援機能の動作モードを、通常モードから緊急モードに変更するように構成されており、前記緊急モードは、前記運転支援機能の少なくとも一つの制御を実行する条件が、前記通常モードよりも安全度の高い設定であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、緊急通報のトリガ操作が実行された時に運転支援機能の動作モードが、通常モードから緊急モードに変更され、運転支援機能にかかる制御を実行する条件が安全度の高い設定となるので、緊急通報の作動状況下で、障害物との衝突や車線逸脱など車両走行にかかる問題が予測される場合に、運転支援機能を早めに作動させることができ、運転支援機能による問題回避の確度向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明実施形態に係る車両の制御システムを示すブロック図である。
本発明実施形態に係る制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、車両の制御システムは、緊急通報システムを構成する緊急通報入力部11および緊急通報制御部10を備えるとともに、先進運転支援システム(ADASシステム)を構成する前方検出手段21、AEB制御部20、LDP制御部30を備え、さらに不図示のACC制御部などを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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