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公開番号2025043065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023150379
出願日2023-09-15
発明の名称車両構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60R 19/50 20060101AFI20250321BHJP(車両一般)
要約【課題】アウタパネルとランプ装置の車幅方向内側縁との隣接領域についての外観上の品質の維持を容易に図ることのできる構造を有した車両構造を提供する。
【解決手段】車両構造1は、車両外側の意匠面を構成し且つ車幅方向に延びるアウタパネル10を含み、ランプ装置20がアウタパネル10に車幅方向外側から隣り合うように配置されている、車両構造である。車両構造1は、アウタパネル10をその裏面側から支持し且つ車幅方向に延びる補強部材30を含み、補強部材30は、アウタパネル10の裏面10e側において、ランプ装置20の車外への露出部分の車幅方向内側縁であるランプ内縁21aに沿って延び且つアウタパネル10を支持するランプ内側隣接補強部30aを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
車両の前部又は後部にて外側の意匠面を構成し且つ車幅方向に延びるアウタパネルを含み、ランプ装置が前記アウタパネルに車幅方向外側から隣り合うように配置されている、車両構造であって、
前記アウタパネルをその裏面側から支持し且つ車幅方向に延びる補強部材を含み、
前記補強部材は、前記アウタパネルの前記裏面側において、前記ランプ装置の車外への露出部分の車幅方向内側縁であるランプ内縁に沿って延び且つ前記アウタパネルを支持するランプ内側隣接補強部を有する、ことを特徴とする車両構造。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記車両の車体構造部材を構成し且つ車幅方向に延びるクロスメンバを含み、
前記補強部材は、前記クロスメンバに支持されている、請求項１に記載の車両構造。
【請求項３】
前記ランプ装置は、前記ランプ内縁に対して車幅方向内側に位置し且つ前記ランプ内側隣接補強部に覆われる内側ランプ部を有し、
前記ランプ内側隣接補強部は、前記アウタパネルと前記内側ランプ部との間に位置するとともに、前記内側ランプ部に連結されている、請求項１又は２に記載の車両構造。
【請求項４】
前記ランプ内側隣接補強部は、前記内側ランプ部の上部に連結される上側ランプ連結部と、前記内側ランプ部の下部に連結される下側ランプ連結部と、を有する、請求項３に記載の車両構造。
【請求項５】
前記上側ランプ連結部は、前記内側ランプ部と面接触するランプ接触面を有し、
前記下側ランプ連結部は、前記上側ランプ連結部の前記ランプ接触面と異なる方向を臨み且つ前記内側ランプ部と面接触するランプ接触面を有する、請求項４に記載の車両構造。
【請求項６】
前記上側ランプ連結部の前記ランプ接触面は、車両下方を臨み、
前記下側ランプ連結部の前記ランプ接触面は、車両前後方向の一方を臨んでいる、請求項５に記載の車両構造。
【請求項７】
前記補強部材は、
記アウタパネルと面接触するパネル接触面と、
前記パネル接触面に設けられ、前記パネル接触面に沿う方向について前記アウタパネルに対する相対移動を規制するパネル規制部と、
前記パネル規制部の周囲の前記パネル接触面とは反対側を臨み且つ前記内側ランプ部と面接触するランプ接触面と、
前記ランプ接触面に設けられ、前記ランプ接触面に沿う方向について前記ランプ装置に対する相対移動を規制するランプ規制部と、
を有する、請求項３に記載の車両構造。
【請求項８】
前記補強部材は、前記ランプ内側隣接補強部を含むサイド補強部材と、該サイド補強部材とは別部材として形成され且つセンサ装置が取り付けられる中間補強部材とに区分され、
前記サイド補強部材と前記中間補強部材とが互いに連結されている、請求項１に記載の車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ランプがアウタパネルと隣り合うように配置されている、車両構造に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
一般に、自動車等の車両の前部や後部では、車両外側の意匠面を構成するバンパやグリルといったアウタパネルと、互いに車幅方向に離隔する左右一対のランプ装置とが設けられている。そして、左右一対のランプ装置のそれぞれがアウタパネルと隣り合うように配置されることが多い。
【０００３】
ランプ装置がアウタパネルと隣り合うように配置されている、車両構造の一例として、特許文献１に開示された構造が知られている。この構造では、車両の後部にて車幅方向に延びるリアバンパの上部が左右のリアランプの間の領域に入り込んでおり、この部分でリアランプの車幅方向内側縁の一部がリアバンパに隣接している。そして、このリアバンパは、左右のリアランプにおいてリアランプ下部に沿って延びるバンパホルダによってバンパ裏面側から支持され、車体側に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－２２６３１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ここで、近年のランプ装置の大型化やランプ形状の多様化などに伴い、ランプ装置の車外への露出部分の車幅方向内側縁とアウタパネルとの隣接領域が広範囲に設定される場合があり、この隣接領域におけるアウタパネルとランプとの間の均一な隙間などの外観上の品質の維持が望まれ得る。
【０００６】
そこで、本発明は、ランプ装置が大型化しても、アウタパネルとランプ装置の車幅方向内側縁との隣接領域についての外観上の品質の維持を容易に図ることのできる構造を有した車両構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するため本発明の一態様によると、車両の前部又は後部にて外側の意匠面を構成し且つ車幅方向に延びるアウタパネルを含み、ランプ装置が前記アウタパネルに車幅方向外側から隣り合うように配置されている、車両構造であって、前記アウタパネルをその裏面側から支持し且つ車幅方向に延びる補強部材を含み、前記補強部材は、前記アウタパネルの前記裏面側において、前記ランプ装置の車外への露出部分の車幅方向内側縁であるランプ内縁に沿って延び且つ前記アウタパネルを支持するランプ内側隣接補強部を有する、ことを特徴とする車両構造が、提供される。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の一態様によると、ランプ装置が大型化しても、アウタパネルとランプ装置の車幅方向内側縁との隣接領域についての外観上の品質の維持を容易に図ることのできる構造を有した車両構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態に係る車両構造の斜視図である。
車両構造の分解斜視図である。
図１に示すＡ部の拡大図である。
左斜め後方から視た車両構造の部分拡大斜視図である。
裏面側から視た車両構造の部分拡大斜視図である。
裏面側から視た車両構造の部分拡大斜視図である。
車両構造における連結関係を説明するための図である。
図６に示すＡ－Ａ線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図１から図４は本発明の一実施形態に係る車両構造１を説明するための図である。図１は車両構造１の車両前方から視た斜視図であり、図２は車両構造１の分解斜視図であり、図３は図１に示すＡ部の拡大図であり、図４は左斜め後方から視た車両構造１の部分拡大斜視図である。なお、図４では、後述するアウタパネル１０及び補強部材３０は取り外されている。図において、矢印Ｆｒ方向は車両前後方向で車両前方を示し、矢印Ｏ方向は車両幅方向（車幅方向）で車両外方（車幅方向外側）を示し、矢印Ｕ方向は車両上下方向で車両上方を示している。以下の説明における「前」及び「後」は車両前後方向における前及び後に対応し、「上」及び「下」は車両上下方向における上及び下に対応している。また、「左」及び「右」は、車両前方側から車両後方側に向かって視た状態での、車幅方向における左及び右に対応している。
（【００１１】以降は省略されています）

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