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公開番号2025056568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166122
出願日2023-09-27
発明の名称車両用報知装置
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 21/24 20060101AFI20250401BHJP(信号)
要約【課題】一酸化炭素が車室内に充満する可能性を判定し、車室内の乗員に対して適切な報知を行う車両用報知装置を提供する。
【解決手段】車両用報知装置1において、コントローラ20は、内燃機関の排気管に接続されたマフラーの出口の近傍に障害物が存在するかを検知する障害物検知部21と、車両が停止して内燃機関がアイドリング状態となった場合に、停止前の内燃機関の負荷に基づいて排気管に設けられた触媒の触媒温度を推定する触媒温度推定部22と、触媒温度推定部が推定した触媒温度に基づいて触媒温度が低くなるほど短くなるように第1所定時間を設定する設定部23と、内燃機関がアイドリング状態であって、かつ、障害物検知部によって障害物が検知されている状態が、第1所定時間継続しているかを判定する判定部24と、判定部が第1所定時間が継続していると判定すると、車両の乗員に対して報知装置30による報知を行う報知制御部25と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の内燃機関の排気管に接続されたマフラーの出口の近傍に障害物が存在するかを検知する障害物検知部と、
前記車両が停止して前記内燃機関がアイドリング状態となった場合に、前記車両の停止前の前記内燃機関の負荷に基づいて、前記排気管に設けられた触媒の触媒温度を推定する触媒温度推定部と、
前記触媒温度推定部によって推定された前記触媒温度に基づいて、前記触媒温度が低くなるほど短くなるように第1所定時間を設定する設定部と、
前記内燃機関がアイドリング状態であって、かつ前記障害物検知部によって前記障害物が検知されている状態が、前記第1所定時間継続しているかを判定する判定部と、
前記判定部によって前記第1所定時間継続していると判定されると、前記車両の乗員に対して報知装置による報知を行う報知制御部と
を備える、車両用報知装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記内燃機関の運転状態を制御する運転制御部をさらに備え、
前記設定部は、前記触媒温度に基づいて、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間を設定し、
前記判定部は、前記内燃機関がアイドリング状態であって、かつ前記障害物検知部によって前記障害物が検知されている状態が、前記第2所定時間継続しているかを判定し、
前記運転制御部は、前記判定部によって前記第2所定時間継続していると判定されると、前記内燃機関の運転を停止する、請求項1に記載の車両用報知装置。
【請求項3】
前記設定部は、前記車両が停止して前記内燃機関がアイドリング状態となった場合の外気温に基づいて、前記外気温が低くなるほど前記第1所定時間を短くする、請求項1または2に記載の車両用報知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用報知装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車室内の一酸化炭素濃度が高い場合に警告処理を行う技術が知られている。例えば特許文献1には、複数の救援実行手段を一酸化炭素についての各閾値L1~L3のそれぞれに対応させて動作させる車両用救援装置が開示されている。この装置においては、一酸化炭素濃度Dが比較的低い第3閾値L3以上となった場合に換気口を開き、中程度の第2閾値L2以上となった場合に警告を発生し、比較的高い第1閾値L1以上となった場合に窓部を開くように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-60429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の装置においては、一酸化炭素濃度について複数の閾値が設定されているが、それぞれの閾値を固定値として設定した場合、警告などの実行手段を適切なタイミングで動作させることができない可能性がある。例えば、予め固定された閾値のみを判定基準として用いた場合、車室内に一酸化炭素が充満しやすい状況において一酸化炭素が急速に充満すると、適切なタイミングでの警告が行えないおそれがある。
【0005】
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、一酸化炭素が車室内に充満する可能性を判定し、車室内の乗員に対して適切な報知を行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、車両用報知装置は、車両の内燃機関の排気管に接続されたマフラーの出口の近傍に障害物が存在するかを検知する障害物検知部と、前記車両が停止して前記内燃機関がアイドリング状態となった場合に、前記車両の停止前の前記内燃機関の負荷に基づいて、前記排気管に設けられた触媒の触媒温度を推定する触媒温度推定部と、前記触媒温度推定部によって推定された前記触媒温度に基づいて、前記触媒温度が低くなるほど短くなるように第1所定時間を設定する設定部と、前記内燃機関がアイドリング状態であって、かつ前記障害物検知部によって前記障害物が検知されている状態が、前記第1所定時間継続しているかを判定する判定部と、前記判定部によって前記第1所定時間継続していると判定されると、前記車両の乗員に対して報知装置による報知を行う報知制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一酸化炭素が車室内に充満する可能性を判定し、車室内の乗員に対して適切な報知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施の形態における車両用報知装置の構成を示すブロック図である。
図2は、一実施の形態における車両用報知装置が搭載される車両を模式的に示す平面図である。
図3は、積算エンジン回転数と触媒温度との関係を表すモデルである。
図4は、燃料噴射量と触媒温度との関係を表すモデルである。
図5は、点火時期と触媒温度との関係を表すモデルである。
図6は、本発明の一実施の形態における車両用報知装置の制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態による車両用報知装置について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態における車両用報知装置の構成を示すブロック図であり、図2は、本実施の形態における車両用報知装置が搭載される車両を模式的に示す平面図である。図2において、車両の前方側を矢印Fで示し、車両の後方側を矢印Bで示している。
【0010】
図1に示すように、本実施の形態における車両用報知装置1は、障害物検知装置10、コントローラ20、および報知装置30等を備えている。また、車両用報知装置1のコントローラ20には、任意選択的に、内燃機関(エンジン)を制御するためのエンジンコントロールモジュール(ECM)40が接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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