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公開番号
2025056614
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023166198
出願日
2023-09-27
発明の名称
流体封止構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F16J
15/10 20060101AFI20250401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】シール剤が塗布されたプラグをハウジングの連通孔に固定するときに、プラグから剥離したシール剤が飛散することを抑制できる流体封止構造を提供すること。
【解決手段】プラグ10は、先端部10Aよりも後端部10Bが大径の管用テーパおねじが形成され、シール剤12が塗布されたおねじ形成部11を有している。ハウジング2は、連通孔20の内周面を構成し、めねじが形成されためねじ形成部21と、連通孔20の入口の内周面を構成し、めねじ形成部21よりも大径の収容孔22を形成する周囲壁部23と、を有している。周囲壁部23は、ねじ結合によりプラグ10のおねじ形成部11が連通孔20のめねじ形成部21に固定された状態で、プラグ10の後端部10Bの周囲を取り囲んでいる。めねじ形成部21に形成されるめねじは、管用平行めねじである。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
流体を内部に有するハウジングに形成され、前記ハウジングの内部と外部とに連通する連通孔と、
前記連通孔にねじ結合により固定され、前記連通孔を封止するプラグと、を備える流体封止構造であって、
前記プラグは、
先端部よりも後端部が大径の管用テーパおねじが形成され、シール剤が塗布されたおねじ形成部を有し、
前記ハウジングは、
前記連通孔の内周面を構成し、めねじが形成されためねじ形成部と、
前記連通孔の入口の内周面を構成し、前記めねじ形成部よりも大径の収容孔を形成する周囲壁部と、を有し、
ねじ結合により前記プラグの前記おねじ形成部が前記連通孔の前記めねじ形成部に固定された状態で、前記周囲壁部は、前記プラグの後端部の周囲を取り囲んでいることを特徴とする流体封止構造。
続きを表示(約 68 文字)
【請求項2】
前記めねじ形成部に形成されるめねじは、管用平行めねじであることを特徴とする請求項1に記載の流体封止構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体封止構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のドレンプラグ干渉防止構造は、車両駆動機構用ケースの底壁に、ドレンプラグの頭部の外周を包囲する垂下部と、ドレンプラグの前方にて垂下部の下端部から前後方向に伸びる水平部と、からなるカバー体を一体的に設けることで、障害物がドレンプラグと干渉することを防止し、オイル漏れを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公昭63-2694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、変速機やディファレンシャル装置等においては、ドレンホール等の連通孔からのオイル漏れを抑制するため、ドレンプラグのおねじの表面にシール剤を塗布することが行われる。このシール剤の余剰分は、ドレンプラグが連通孔にねじ込まれるときに剥がれ落ちて周囲に飛散する。このため、飛散したシール剤の清掃作業が余分に生じてしまう。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、ドレンプラグにシール剤を塗布することを想定しておらず、シール剤が飛散することを抑制できないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、シール剤が塗布されたプラグをハウジングの連通孔にねじ込み固定するときに、プラグから剥離したシール剤が飛散することを抑制できる流体封止構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため本発明は、流体を内部に有するハウジングに形成され、前記ハウジングの内部と外部とに連通する連通孔と、前記連通孔にねじ結合により固定され、前記連通孔を封止するプラグと、を備える流体封止構造であって、前記プラグは、先端部よりも後端部が大径の管用テーパおねじが形成され、シール剤が塗布されたおねじ形成部を有し、前記ハウジングは、前記連通孔の内周面を構成し、めねじが形成されためねじ形成部と、前記連通孔の入口の内周面を構成し、前記めねじ形成部よりも大径の収容孔を形成する周囲壁部と、を有し、ねじ結合により前記プラグの前記おねじ形成部が前記連通孔の前記めねじ形成部に固定された状態で、前記周囲壁部は、前記プラグの後端部の周囲を取り囲んでいることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このように、本発明によれば、シール剤が塗布されたプラグをハウジングの連通孔に固定するときに、プラグから剥離したシール剤が飛散することを抑制できる流体封止構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施例に係る流体封止構造を備える動力伝達装置の連通孔の斜視図である。
図2は、本発明の一実施例に係る流体封止構造を備える動力伝達装置のプラグの斜視図である。
図3は、本発明の一実施例に係る流体封止構造を備える動力伝達装置であって、プラグをハウジングの連通孔にねじ込み固定した時を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る流体封止構造は、流体を内部に有するハウジングに形成され、ハウジングの内部と外部とに連通する連通孔と、連通孔にねじ結合により固定され、連通孔を封止するプラグと、を備える流体封止構造であって、プラグは、先端部よりも後端部が大径の管用テーパおねじが形成され、シール剤が塗布されたおねじ形成部を有し、ハウジングは、連通孔の内周面を構成し、めねじが形成されためねじ形成部と、連通孔の入口の内周面を構成し、めねじ形成部よりも大径の収容孔を形成する周囲壁部と、を有し、ねじ結合によりプラグのおねじ形成部が連通孔のめねじ形成部に固定された状態で、周囲壁部は、プラグの後端部の周囲を取り囲んでいることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る流体封止構造は、シール剤が塗布されたプラグをハウジングの連通孔に固定するときに、プラグから剥離したシール剤が飛散することを抑制できる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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