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公開番号
2025009480
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112513
出願日
2023-07-07
発明の名称
車両の排気システム
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
F01N
3/24 20060101AFI20250110BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】車両の運転状況に起因する触媒の温度の低下を抑制できるようにすることを目的とする。
【解決手段】車両の排気システムは、車両に搭載される内燃機関(1)で発生する排気ガスを排気する排気経路(4)と、前記排気経路(4)に設けられ、排気ガスを浄化する触媒(5)とを備えた車両の排気システムであって、前記排気経路(4)の前記触媒(5)の上流側に設けられ、前記触媒(5)側に流入する排気ガス量を調整する第1の弁(6)と、前記車両の運転状況に応じて、前記第1の弁(6)の開度を制御する制御装置(100)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載される内燃機関で発生する排気ガスを排気する排気経路と、
前記排気経路に設けられ、排気ガスを浄化する触媒とを備えた車両の排気システムであって、
前記排気経路の前記触媒の上流側に設けられ、前記触媒側に流入する排気ガス量を調整する第1の弁と、
前記車両の運転状況に応じて、前記第1の弁の開度を制御する制御装置とを備えることを特徴とする車両の排気システム。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、燃料カット中であり、前記触媒の温度が第1の閾値未満である場合、前記第1の弁の開度を制限することを特徴とする請求項1に記載の車両の排気システム。
【請求項3】
前記制御装置は、内燃機関の停止中であり、前記触媒の温度が第2の閾値未満である場合、前記第1の弁を全閉とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の排気システム。
【請求項4】
前記排気経路の前記触媒の下流側に設けられ、前記触媒側から流出する排気ガス量を調整する第2の弁を備え、
前記制御装置は、前記第2の弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両の排気システム。
【請求項5】
前記排気経路の前記触媒の下流側に設けられ、前記触媒側から流出する排気ガス量を調整する第2の弁を備え、
前記制御装置は、燃料カット中ではなく、前記触媒の温度が、前記第1の閾値よりも小さい第3の閾値未満である場合、前記第2の弁の開度を制限することを特徴とする請求項2に記載の車両の排気システム。
【請求項6】
前記排気経路の前記触媒の下流側に設けられ、前記触媒側から流出する排気ガス量を調整する第2の弁を備え、
前記制御装置は、前記第1の弁を全閉とするとともに、前記第2の弁も全閉とすることを特徴とする請求項3に記載の車両の排気システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の排気システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両において、内燃機関であるエンジンで発生する排気ガスを排気する排気経路に、排気ガスを浄化する触媒が設けられることがある。触媒は、その浄化性能を維持するために、触媒が活性化する温度である高温状態であることが求められる。
特許文献1には、金属製の内管に触媒担体が挿入されて収納され、内管の外部には外管が外装されて、内管と外管の間に断熱部材が介在する二重構造の触媒コンバータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2957163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の運転状況によって、例えば燃料カット中でエンジンが回転しているときには、燃焼されない吸気(低温空気)が触媒側に流れて、触媒の温度が低下することがある。そのため、触媒が活性化する温度に昇温するまでの間は浄化性能が低下してしまうおそれがある。
特許文献1では、断熱効果によって触媒の暖気特性の改善を図り、排気浄化性能の向上を図ることが可能であるが、車両の運転状況によって低温空気が触媒側に流れて、触媒の温度が低下することについて考慮するものではない。
【0005】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、車両の運転状況に起因する触媒の温度の低下を抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両の排気システムは、車両に搭載される内燃機関で発生する排気ガスを排気する排気経路と、前記排気経路に設けられ、排気ガスを浄化する触媒とを備えた車両の排気システムであって、前記排気経路の前記触媒の上流側に設けられ、前記触媒側に流入する排気ガス量を調整する第1の弁と、前記車両の運転状況に応じて、前記第1の弁の開度を制御する制御装置とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の運転状況に起因する触媒の温度の低下を抑制できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例に係る車両の排気システムの概略構成を示す図である。
実施例に係る車両の排気システムのECUが実行する処理を示すフローチャートである。
第1の弁及び第2の弁を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車両の排気システムは、車両に搭載される内燃機関(1)で発生する排気ガスを排気する排気経路(4)と、前記排気経路(4)に設けられ、排気ガスを浄化する触媒(5)とを備えた車両の排気システムであって、前記排気経路(4)の前記触媒(5)の上流側に設けられ、前記触媒(5)側に流入する排気ガス量を調整する第1の弁(6)と、前記車両の運転状況に応じて、前記第1の弁(6)の開度を制御する制御装置(100)とを備える。
これにより、車両の運転状況によって低温空気が触媒(5)側に流れる状況では、第1の弁(6)の開度を絞ることで、触媒(5)側への低温空気の流入量を制限して、触媒(5)の温度の低下を抑制することができる。第1の弁(6)は触媒(5)の上流側にあるので、触媒(5)側への低温空気の流入そのものを防ぐことができ、低温空気が触媒(5)内で滞留することがない。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1に、実施例に係る車両の排気システムの概略構成を示す。車両は、内燃機関であるエンジン1を搭載した自動車である。
エンジン1は、その詳細な説明は省略するが、シリンダ内において燃料を燃焼させ、それによって発生した燃焼ガスを用いて自動車の駆動力を得る。エンジン1には、吸気を導入する吸気経路2が接続する。吸気経路2は、エンジン1に接続する吸気管2aを含んで構成される。吸気側の各気筒には、燃料を噴射するインジェクタ3が設置される。また、エンジン1には、エンジン1で発生する排気ガスを排気する排気経路4が接続する。排気経路4は、エンジン1に接続する排気管4a、触媒コンバータ(以下、単に触媒と称する)5を含んで構成される。触媒5は、排気ガス中の有害物質を酸化、還元によって浄化する三元触媒等である。
(【0011】以降は省略されています)
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