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公開番号2025019525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123175
出願日2023-07-28
発明の名称車両積載物固定構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250131BHJP(車両一般)
要約【課題】組付精度の向上および作業労力の低減が可能な車両積載物固定構造を提供する。
【解決手段】固定構造100は、積載物104を囲むフレーム部材108と、フロアパネル102とフレーム部材108とを連結するブラケット118を備える。フレーム部材108は、下方に突出するフレーム突起部132を有する。ブラケット118は、フレーム部材108を支持する支持面部120と、支持面部120から上方に突出したブラケット摺動部126、128と、支持面部120に形成されたブラケット挿入部130とを有する。ブラケット挿入部130は、フレーム部材108をブラケット摺動部126、128に沿って摺動させたときのフレーム突起部132の経路L1上に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアパネルと、所定の積載物を囲んだ状態で該フロアパネルに設置されたフレーム部材と、該フロアパネルに設置されて該フロアパネルと前記フレーム部材とを連結するブラケットを備える車両積載物固定構造において、
前記フレーム部材は、下方に突出するフレーム突起部を有し、
前記ブラケットは、
前記フレーム部材を支持する支持面部と、
前記支持面から上方に突出して前記フレーム部材に接触するブラケット摺動部と、
前記支持面部に形成されて前記フレーム突起部を挿入可能なブラケット挿入部とを有し、
前記ブラケット挿入部は、前記フレーム部材を前記ブラケット摺動部に沿って摺動させたときの前記フレーム突起部の経路上に設けられていることを特徴とする車両積載物固定構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記ブラケット摺動部は、上端側から前記ブラケット挿入部側に傾斜して延びる傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両積載物固定構造。
【請求項3】
前記ブラケットはさらに、前記支持面部の縁から前記フロアパネル側に延びて該フロアパネルに接合されるブラケット脚部を有し、
前記支持面部は、前記フロアパネルから離間していることを特徴とする請求項1に記載の車両積載物固定構造。
【請求項4】
前記ブラケット摺動部は、前記支持面部から上方に屈曲して延びていて、
前記ブラケットはさらに、前記ブラケット摺動部から前記支持面部および前記ブラケット脚部にわたる領域を上方に膨出させたビードを有することを特徴とする請求項3に記載の車両積載物固定構造。
【請求項5】
前記ブラケット挿入部は、所定の径の大径部と、該大径部の車幅方向の端部に連続して設けられる該大径部よりも径が小さい小径部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両積載物固定構造。
【請求項6】
当該車両積載物固定構造はさらに、
前記フロアパネルの側縁に沿って延びる一対のサイドメンバと、
前記フロアパネルの下側にて前記一対のサイドメンバに差し渡されたクロスメンバと、
前記クロスメンバと前記サイドメンバとに差し渡されたブレースとを備え、
前記ブラケットは、前記フロアパネルのうち、前記サイドメンバ、前記クロスメンバ、および前記ブレースに囲われた範囲に設置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両積載物固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両積載物固定構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年の車両には、動力源に応じてバッテリパックやガス容器などの積載物が搭載されている。例えば、特許文献1の図1には、ハイブリッド自動車のバッテリパック12が、トランクルームのフロアパネル11に形成された凹部11aに搭載される様子が開示されている。特許文献1の技術では、段落0019および図1に記載されているように、バッテリパック12は、金属製の前部保持部材15および後部保持部材16を利用して凹部11aに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-221625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のバッテリパック等は、車両の構造物のなかでも大型かつ高重量の部材であるため、車両への組付作業時には位置を微調節する際にも相応の労力が必要となる。例えば、特許文献1の図1において、前部保持部材15および後部保持部材16のボルト孔を車両側のボルト孔に合わせる際、より労力を抑えて効率良く位置調節できる構成が望まれている。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑み、組付精度の向上および作業労力の低減が可能な車両積載物固定構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両積載物固定構造の代表的な構成は、車両のフロアパネルと、所定の積載物を囲んだ状態でフロアパネルに設置されたフレーム部材と、フロアパネルに設置されてフロアパネルとフレーム部材とを連結するブラケットを備える車両積載物固定構造において、フレーム部材は、下方に突出するフレーム突起部を有し、ブラケットは、フレーム部材を支持する支持面部と、支持面部から上方に突出してフレーム部材に接触するブラケット摺動部と、支持面部に形成されてフレーム突起部を挿入可能なブラケット挿入部とを有し、ブラケット挿入部は、フレーム部材をブラケット摺動部に沿って摺動させたときのフレーム突起部の経路上に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、組付精度の向上および作業労力の低減が可能な車両積載物固定構造を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例に係る車両積載物固定構造の概要を示す図である。
図1のブラケットを拡大して示した図である。
図2(b)のブラケットを別方向から示した図である。
図2(a)のブラケットを別方向から示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両積載物固定構造は、車両のフロアパネルと、所定の積載物を囲んだ状態でフロアパネルに設置されたフレーム部材と、フロアパネルに設置されてフロアパネルとフレーム部材とを連結するブラケットを備える車両積載物固定構造において、フレーム部材は、下方に突出するフレーム突起部を有し、ブラケットは、フレーム部材を支持する支持面部と、支持面部から上方に突出してフレーム部材に接触するブラケット摺動部と、支持面部に形成されてフレーム突起部を挿入可能なブラケット挿入部とを有し、ブラケット挿入部は、フレーム部材をブラケット摺動部に沿って摺動させたときのフレーム突起部の経路上に設けられていることを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、フレーム部材をブラケット摺動部に沿って摺動させることで、フレーム突起部をブラケット挿入部に挿し込むことができるため、フロアパネル上におけるフレーム部材の位置合わせが容易になる。よって、上記構成によれば、積載物のフロアパネルへの組付作業を容易にし、組付精度の向上および作業労力の低減を図ることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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