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公開番号2025018294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121879
出願日2023-07-26
発明の名称排気圧力検出装置の配置構造
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F02D 35/00 20060101AFI20250130BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】排気圧力を検出する圧力センサの凍結を防止でき、圧力センサの誤検出を防止できる排気圧力検出装置の配置構造を提供すること。
【解決手段】エンジン本体22Aにおける車幅方向の端部に、エンジン本体22Aの冷却用の冷却水が流れるサーモスタットケース45が設けられており、圧力センサ46は、車両1正面視においてサーモスタットケース45と重なる位置であってサーモスタットケース45の後方の位置に配置されている。エンジン本体22Aにおける後部かつ車幅方向の端部に、エンジン本体22Aから冷却水が排出される冷却水出口22Bが設けられ、サーモスタットケース45は、冷却水出口22Bに取り付けられている。圧力センサ46がサーモスタットケース45に取付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前部のエンジンルーム内に配置されたエンジン本体と、
前記エンジン本体の前方側に取り付けられた排気管と、
前記排気管内に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
前記排気管における前記フィルタより上流側の排気圧力と前記フィルタより下流側の排気圧力との差圧を、圧力伝達管を通して検出する圧力センサと、を備える排気圧力検出装置の配置構造であって、
前記エンジン本体における車幅方向の端部に、前記エンジン本体の冷却用の冷却水が流れる冷却装置が設けられており、
前記圧力センサは、車両正面視において前記冷却装置と重なる位置であって前記冷却装置の後方の位置に配置されていることを特徴とする排気圧力検出装置の配置構造。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記エンジン本体における後部かつ車幅方向の端部に、前記エンジン本体から冷却水が排出される冷却水出口が設けられ、
前記冷却装置は、前記冷却水出口に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の排気圧力検出装置の配置構造。
【請求項3】
前記圧力センサが前記冷却装置に取付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排気圧力検出装置の配置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気圧力検出装置の配置構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を格納する略円柱状のケース部材と、DPFの前後差圧を検出する差圧センサと、DPF近傍の排気通路と差圧センサを接続する差圧パイプを備える内燃機関の排気浄化装置が記載されている。特許文献1において、ケース部材は周方向に2つに分割されたケース半体が延出部で溶接されて一体化され、差圧パイプはケース部材の外周面に沿って配置されるとともに露出する湾曲部及び外周部を有し、露出する湾曲部及び外周部は、ケース部材の車両後方側の外周面に沿って配置されるとともに、周方向に隣接する複数の延出部のうち、より近傍に位置する延出部よりも車両後方側に配置されている。また、差圧センサは、エンジンの前側の上方に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6120825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の従来の技術にあっては、差圧パイプに走行風が直接当たることは回避し得るが、圧力センサ(差圧センサ)が車両の前方側に設置されているため、氷点下時の走行中など気温が低い場合に走行風が圧力センサに当たり、圧力センサ内に凝縮水の凍結が生じて、適切に圧力を測定することができないおそれがある。
【0005】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、排気圧力を検出する圧力センサの凍結を防止でき、圧力センサの誤検出を防止できる排気圧力検出装置の配置構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両の前部のエンジンルーム内に配置されたエンジン本体と、前記エンジン本体の前方側に取り付けられた排気管と、前記排気管内に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記排気管における前記フィルタより上流側の排気圧力と前記フィルタより下流側の排気圧力との差圧を、圧力伝達管を通して検出する圧力センサと、を備える排気圧力検出装置の配置構造であって、前記エンジン本体における車幅方向の端部に、前記エンジン本体の冷却用の冷却水が流れる冷却装置が設けられており、前記圧力センサは、車両正面視において前記冷却装置と重なる位置であって前記冷却装置の後方の位置に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように上記の本発明によれば、排気圧力を検出する圧力センサの凍結を防止でき、圧力センサの誤検出を防止できる排気圧力検出装置の配置構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る排気圧力検出装置の配置構造を備えた車両の前部の側面図である。
図2は、本発明の一実施例に係る排気圧力検出装置の配置構造を備えた車両の前部の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る排気圧力検出装置の配置構造は、車両の前部のエンジンルーム内に配置されたエンジン本体と、エンジン本体の前方側に取り付けられた排気管と、排気管内に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、排気管におけるフィルタより上流側の排気圧力とフィルタより下流側の排気圧力との差圧を、圧力伝達管を通して検出する圧力センサと、を備える排気圧力検出装置の配置構造であって、エンジン本体における車幅方向の端部に、エンジン本体の冷却用の冷却水が流れる冷却装置が設けられており、圧力センサは、車両正面視において冷却装置と重なる位置であって冷却装置の後方の位置に配置されていることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る排気圧力検出装置の配置構造は、排気圧力を検出する圧力センサの凍結を防止でき、圧力センサの誤検出を防止できる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る排気圧力検出装置の配置構造について、図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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