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公開番号2025020723
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124263
出願日2023-07-31
発明の名称車両用バックドア構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 5/10 20060101AFI20250205BHJP(車両一般)
要約【課題】塗装工程時に車両用バックドアの意匠面に塗料が垂れ落ちる液だれを防止することができる車両用バックドア構造を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる車両用バックドア構造100は、窓枠104が形成された車両用バックドア102の外面を構成するアウタパネル106と、アウタパネルに組み付けられ車両用バックドアの内面を構成するインナパネル108とを備える車両用バックドア構造において、アウタパネルは、窓枠の高さ範囲内で上下に分割されたアッパパネル110およびロアパネル112を有し、アッパパネルは、ロアパネルに車外側から重なって接合され、ロアパネルとともに接合部114を形成し、接合部は、窓枠に近づくほど下方に傾斜していることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
窓枠が形成された車両用バックドアの外面を構成するアウタパネルと、該アウタパネルに組み付けられ該車両用バックドアの内面を構成するインナパネルとを備える車両用バックドア構造において、
前記アウタパネルは、前記窓枠の高さ範囲内で上下に分割されたアッパパネルおよびロアパネルを有し、
前記アッパパネルは、前記ロアパネルに車外側から重なって接合され、前記ロアパネルとともに接合部を形成し、
前記接合部は、前記窓枠に近づくほど下方に傾斜していることを特徴とする車両用バックドア構造。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記ロアパネルは、
前記接合部から下方にわたって車外側に膨出した膨出部と、
前記膨出部のうち前記窓枠側の端面に形成され前記接合部から下方に向かうほど前記窓枠に近づくように傾斜した傾斜部と、
前記窓枠に到達した前記傾斜部の下端を切り欠いた切欠部とを有することを特徴とする請求項1に記載の車両用バックドア構造。
【請求項3】
前記ロアパネルの上端部は、前記接合部において上方に向かうほど互いに遠ざかるように湾曲した一対の稜線を有し、
前記一対の稜線はそれぞれ、後方に向かうほど前記アッパパネルの下端部に漸近するように湾曲し丸みを帯びた丸み部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用バックドア構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用バックドア構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車などの車両の車両用バックドアは、その外面を構成するアウタパネルと、アウタパネルに組み付けられ内面を構成するインナパネルとを備える(例えば特許文献1)。特許文献1に記載の車両のドア構造では、アウタパネルを上側アウタパネルと下側アウタパネルとに分割して構成している。
【0003】
特許文献1では、アウタパネルが上側アウタパネルと下側アウタパネルとに分割して構成されているので、上側アウタパネルと下側アウタパネルとを、各々より小型の成形型を用いて別々に成形することができ、アウタパネルの成形性および成形工程での作業性を向上させることができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-104376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし特許文献1の車両のドア構造では、塗装工程において上側アウタパネルと下側アウタパネルとの合わせ目(接合部)に塗料が溜まり、接合部に残留した塗料が例えば乾燥時や運搬時に車両用バックドアの外面(意匠面)に垂れ落ちる液だれが生じる場合がある。車両用バックドアの意匠面に液だれが生じると、塗装工程時に修正作業すなわち意匠面を研ぐ研ぎ工程が必要となり、作業性が損なわれてしまう。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、塗装工程時に車両用バックドアの意匠面に塗料が垂れ落ちる液だれを防止することができる車両用バックドア構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用バックドア構造の代表的な構成は、窓枠が形成された車両用バックドアの外面を構成するアウタパネルと、アウタパネルに組み付けられ車両用バックドアの内面を構成するインナパネルとを備える車両用バックドア構造において、アウタパネルは、窓枠の高さ範囲内で上下に分割されたアッパパネルおよびロアパネルを有し、アッパパネルは、ロアパネルに車外側から重なって接合され、ロアパネルとともに接合部を形成し、接合部は、窓枠に近づくほど下方に傾斜していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、塗装工程時に車両用バックドアの意匠面に塗料が垂れ落ちる液だれを防止することができる車両用バックドア構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施例に係る車両用バックドア構造が適用される車両用バックドアを概略的に示す図である。
図1の車両用バックドア構造の要部を示す図である。
本発明の第2実施例に係る車両用バックドア構造の要部を示す図である。
図3の車両用バックドア構造の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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