TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025019695
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123435
出願日
2023-07-28
発明の名称
蒸発燃料処理装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F02M
25/08 20060101AFI20250131BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】給油時に燃料タンクの減圧を完了するまでの待機時間を削減することができる蒸発燃料処理装置を提供すること。
【解決手段】制御部は、燃料タンク内の燃料残量が所定の燃料残量閾値以下になった場合(ステップS11でYES)に、封鎖弁を開弁するように制御する(ステップS15)。燃料残量閾値は、燃料残量警告灯が点灯される燃料残量とすることが好ましい。制御部は、燃料タンクへの給油が行われたと判断した場合、給油直前の燃料残量を燃料残量閾値として学習する。制御部は、燃料残量閾値を既に学習した後に燃料タンクへの再度の給油が行われたと判断した場合、学習済の燃料残量閾値と再度の給油直前の燃料残量との平均値を、新たな燃料残量閾値として学習する。制御部は、燃料タンク内の燃料残量が増加した場合に、燃料タンクへの給油が行われたと判断する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料タンクと蒸発燃料導入通路を介して連通し、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
前記蒸発燃料導入通路に設けられ、内燃機関の停止中に前記燃料タンクから前記キャニスタへの蒸発燃料の流出を防止するよう閉弁する封鎖弁と、
前記封鎖弁を制御する制御部と、を有する蒸発燃料処理装置であって、
前記制御部は、前記燃料タンク内の燃料残量が所定の燃料残量閾値以下になった場合に前記封鎖弁を開弁するように制御することを特徴とする蒸発燃料処理装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記燃料残量閾値は、燃料残量警告灯が点灯される燃料残量であることを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記燃料タンクへの給油が行われたと判断した場合、給油直前の燃料残量を前記燃料残量閾値として学習することを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記燃料残量閾値を既に学習した後に前記燃料タンクへの再度の給油が行われたと判断した場合、学習済の前記燃料残量閾値と再度の給油直前の燃料残量との平均値を、新たな前記燃料残量閾値として学習することを特徴とする請求項3に記載の蒸発燃料処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記燃料タンク内の燃料残量が増加した場合に、前記燃料タンクへの給油が行われたと判断することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の蒸発燃料処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸発燃料処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、燃料タンク本体とキャニスタとを接続する経路上に配置され、ダイアフラム室内の圧力が燃料タンク本体の圧力を下回るときに開弁する差圧弁と、差圧弁のダイアフラム室が燃料タンク本体または所定の圧力以下の圧力室のいずれかへ連通するよう連通先を切り替える制御弁と、燃料タンクへの給油口開閉を検知する検知手段と、検知手段により給油口の開状態を検知している場合にのみ制御弁を制御してダイアフラム室と圧力室が連通させる制御装置と、を備える蒸発燃料制御系が記載されている。この蒸発燃料制御系は、給油時に蒸発燃料が給油口から大気中に放出されることを防止するため、フューエルリッドに取り付けたスイッチにより給油口の開閉を検知し、給油口が開状態のときには、制御弁が差圧弁のダイアフラム室と所定の圧力以下の圧力室とを連通させることで差圧弁を開き、燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタに導き、燃料タンク内の圧力を大気圧以下に減圧するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-165003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたものは、フューエルリッドの開状態を検知したことを条件として燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタに導くようになっているため、フューエルリッドが開状態にされてからフューエルキャップが開状態にされるまでの短い時間に燃料タンクの減圧を完了できないことがある。このため、特許文献1に記載のものは、フューエルリッドの開状態の検知後に燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタに導いて燃料タンク内の圧力を大気圧以下に減圧するまでは、燃料タンクの給油口(フューエルキャップ)を開くことができず、減圧完了までの待機時間を要するという問題があった。
【0005】
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、給油時に燃料タンクの減圧を完了するまでの待機時間を削減することができる蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するため、燃料タンクと蒸発燃料導入通路を介して連通し、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記蒸発燃料導入通路に設けられ、内燃機関の停止中に前記燃料タンクから前記キャニスタへの蒸発燃料の流出を防止するよう閉弁する封鎖弁と、前記封鎖弁を制御する制御部と、を有する蒸発燃料処理装置であって、前記制御部は、前記燃料タンク内の燃料残量が所定の燃料残量閾値以下になった場合に前記封鎖弁を開弁するように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、給油時に燃料タンクの減圧を完了するまでの待機時間を削減することができる蒸発燃料処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る蒸発燃料処理装置を搭載した車両の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る蒸発燃料処理装置の燃料残量閾値学習動作を説明するフローチャートである。
図3は、本発明の一実施例に係る蒸発燃料処理装置の封鎖弁制御動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る蒸発燃料処理装置は、燃料タンクと蒸発燃料導入通路を介して連通し、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、蒸発燃料導入通路に設けられ、内燃機関の停止中に燃料タンクからキャニスタへの蒸発燃料の流出を防止するよう閉弁する封鎖弁と、封鎖弁を制御する制御部と、を有する蒸発燃料処理装置であって、制御部は、燃料タンク内の燃料残量が所定の燃料残量閾値以下になった場合に封鎖弁を開弁するように制御することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る蒸発燃料処理装置は、給油時に燃料タンクの減圧を完了するまでの待機時間を削減することができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る蒸発燃料処理装置について図面を用いて説明する。図1から図3は、本発明の一実施例に係る蒸発燃料処理装置を説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
スズキ株式会社
電動車両
3日前
スズキ株式会社
電動車両
3日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
3日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
3日前
スズキ株式会社
車両下部構造
11日前
スズキ株式会社
車両用報知装置
10日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
17日前
スズキ株式会社
車両用吸気装置
21日前
スズキ株式会社
車両用吸気装置
21日前
スズキ株式会社
車両用サイドドア
3日前
スズキ株式会社
電装部品の支持構造
10日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
3日前
スズキ株式会社
内燃機関の冷却装置
3日前
スズキ株式会社
車両の衝撃吸収構造
17日前
スズキ株式会社
車両用再始動制御装置
17日前
スズキ株式会社
水温センサの設置構造
17日前
スズキ株式会社
車両用ヒータ制御装置
11日前
スズキ株式会社
車両用ヒータ制御装置
11日前
スズキ株式会社
ブローバイガス還流装置
3日前
スズキ株式会社
吸気温センサの設置構造
17日前
スズキ株式会社
内燃機関のEGR制御装置
18日前
スズキ株式会社
インストルメントパネル構造
11日前
スズキ株式会社
車両用インストルメントパネル構造
11日前
スズキ株式会社
車両用インストルメントパネル構造
11日前
スズキ株式会社
アクセルポジションセンサの設置構造
17日前
エステー株式会社
乗り物用芳香組成物
17日前
スズキ株式会社
小型電動車両のフレーム構造及び小型電動車両
24日前
スズキ株式会社
小型電動車両のフレーム構造及び小型電動車両
24日前
日本製鉄株式会社
スポット溶接継手の製造方法
24日前
スズキ株式会社
燃料電池用エンドプレート、および、それを備えた燃料電池
17日前
株式会社東海理化電機製作所
制御システムおよび管理装置
3日前
スズキ株式会社
車両前部構造
3日前
スズキ株式会社
船舶推進機の冷却装置
10日前
スズキ株式会社
船舶推進機の冷却装置
10日前
スズキ株式会社
船舶推進機の冷却装置
10日前
スズキ株式会社
船舶推進機の冷却装置
10日前
続きを見る
他の特許を見る