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公開番号2025027299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023131983
出願日2023-08-14
発明の名称車両用インストルメントパネル構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 37/00 20240101AFI20250219BHJP(車両一般)
要約【課題】シフトレバーの操作からEPBスイッチへの操作をスムーズに行うことができる車両用インストルメントパネルを提供する。
【解決手段】車両用インストルメントパネル構造であって、インストルメントパネル2と、インストルメントパネル2に配置され、走行条件を変更するための操作方向が上下方向に設定されているシフトレバー21と、車両に制動力を発生させる制動スイッチ11と、を有し、シフトレバー21おいて、車両を停止させる操作位置が車両を前進させる操作位置よりも上方に設定されており、制動スイッチ11は、シフトレバー21よりも上方に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
車両用インストルメントパネル構造であって、
インストルメントパネルと、
前記インストルメントパネルに配置され、走行条件を変更するための操作方向が上下方向に設定されている操作部と、
車両に制動力を発生させる制動スイッチと、
を有し、
前記操作部おいて、車両を停止させる操作位置が車両を前進させる操作位置よりも上方に設定されており、
前記制動スイッチは、前記操作部よりも上方に配置されていることを特徴とする車両用インストルメントパネル構造。
続きを表示（約 1,700 文字）【請求項２】
前記操作部が上下方向に移動することを許容する上下方向に縦長のスリットが形成された支持部を有し、
車幅方向において、前記制動スイッチは、前記支持部の車幅方向の幅の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の車両用インストルメントパネル構造。
【請求項３】
車幅方向において、前記支持部および前記制動スイッチは、前記インストルメントパネルの運転席側に配置されるステアリングホイールよりも助手席側に配置され、
上下方向において、前記制動スイッチは、前記ステアリングホイールの上下方向の幅の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項２に記載の車両用インストルメントパネル構造。
【請求項４】
前記操作部の先端に設けられたグリップ部の車幅方向運転席側の端面には、前記操作部の操作を可能にするロック解除ボタンが設けられ、
車幅方向において、前記制動スイッチは、前記グリップ部の車幅方向運転席側の端面を含むように配置されていることを特徴とする請求項２に記載の車両用インストルメントパネル構造。
【請求項５】
前記インストルメントパネルは、上方から下方に向かうに従い後方に傾斜する意匠面を有する上向傾斜部を有し、
前記上向傾斜部に前記制動スイッチが配置されていることを特徴とする請求項３に記載の車両用インストルメントパネル構造。
【請求項６】
前記制動スイッチは、
上端に配置された突起部を有し、下端側に位置して車幅方向に伸びる軸の軸周りに回動可能なスイッチ本体と、
前記上向傾斜部に設置され、前記スイッチ本体を収容するスイッチケースと、
を有し、
前記スイッチ本体は、前記スイッチケースの表面に沿うように形成された意匠壁と、当該意匠壁の上端から車室外側に起立して配置される上壁と、を有し、
前記スイッチケースは、前記スイッチ本体の上方で前記スイッチケースの表面から凹状に形成されたガイド部を有し、前記ガイド部は凹状の凹状湾曲部を備え、
前記ガイド部と前記上壁とで窪み部を構成し、
前記制動スイッチは、前記突起部を車室内側へ引き上げることで、前記パーキングブレーキを制動状態に保持することを特徴とする請求項５に記載の車両用インストルメントパネル構造。
【請求項７】
前記インストルメントパネルの上部に車載機器が設けられ、
前記制動スイッチは、前記車載機器の下方に配置され、車幅方向幅において、前記制動スイッチは前記車載機器に重なるように配置され、
前記窪み部は、前記車載機器の車室内側面の下端よりも前方に配置されていることを特徴とする請求項６に記載の車両用インストルメントパネル構造。
【請求項８】
前記制動スイッチの助手席側に隣接して操作スイッチが配置され、
前記操作スイッチは押圧式のボタンスイッチであり、
前記操作スイッチの上端は、前記制動スイッチの上端よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項６に記載の車両用インストルメントパネル構造。
【請求項９】
車両用インストルメントパネル構造であって、
インストルメントパネルと、
前記インストルメントパネルに配置され、走行条件を変更するための操作方向が上下方向に設定されている操作部と、
車両に制動力を発生させる制動スイッチと、
を有し、
前記操作部おいて、車両を停止させる操作位置が車両を前進させる操作位置よりも下方に設定されており、
前記操作部が上下方向に移動することを許容する上下方向に縦長のスリットが形成された支持部を有し、
車幅方向において、前記制動スイッチは、前記支持部の車幅方向の幅の範囲内に配置されており、
前記制動スイッチは、前記操作部よりも下方に配置されていることを特徴とする車両用インストルメントパネル構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両用インストルメントパネル構造であって、インストルメントパネルに電動パーキングブレーキを操作する操作スイッチとシフトレバーとが配設された車両用インストルメントパネル構造に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、電動パーキングブレーキを操作する操作スイッチが記載されている。特許文献１に記載された操作スイッチ（以下において、ＥＰＢスイッチと言う。）は、電気自動車の車幅方向中央に設置されたシフトレバーの後方に配置されている。特許文献１に記載されたシフトレバーは、シフトレンジとして、ドライブレンジ（Ｄレンジ）と、回生レンジ（Ｂレンジ；ブレーキレンジともいう）と、リバースレンジ（Ｒレンジ）と、ニュートラルレンジ（Ｎレンジ）と、パーキングレンジ（Ｐレンジ）と、を備えており、各シフトレンジは、電気自動車の前方から、Ｐレンジ、Ｒレンジ、Ｂレンジ、Ｎレンジ、Ｄレンジの順で直線的に配置されている。
【０００３】
また、特許文献２には、インストルメントパネルにスイッチ操作部とシフトレバーとを備えた車両用インストルメントパネル構造が記載されている。特許文献２に記載されたインストルメントパネルに取り付けられたシフトレバーは、インストルメントパネルの車幅方向中央に配置され、スイッチ操作部はシフトレバーの左方である助手席側に配置されている。シフトレバーの操作方向は、インストルメントパネルの表面に沿って上下方向である。
【０００４】
ＥＰＢスイッチを操作する場合の動作は、通常、駐車時にシフトレバーをＤレンジから前方または上方に向かって移動させてＰレンジに入れた後にＥＰＢスイッチを操作するといった一連の動作となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１６－１０７７６９号公報
特開２０２１－６２６６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１に記載されたＥＰＢスイッチは、シフトレバーの後方に配置されているため、ドライバがシフトレバーを前方に向かって移動させてＰレンジに入れた後、ＥＰＢスイッチを操作するために、操作する腕を後方に移動させなければならず、シフトレバーの操作からＥＰＢスイッチへの操作がスムーズに行うことができなかった。これは、特許文献２に記載されたインストルメントパネルに取り付けられたシフトレバーの場合においても同様である。
【０００７】
そこで、本発明は、シフトレバーの操作からＥＰＢスイッチへの操作をスムーズに行うことができる車両用インストルメントパネル構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一態様は、車両用インストルメントパネル構造であって、インストルメントパネルと、インストルメントパネルに配置され、走行条件を変更するための操作方向が上下方向に設定されている操作部と、車両に制動力を発生させる制動スイッチと、を有し、操作部おいて、車両を停止させる操作位置が車両を前進させる操作位置よりも上方に設定されており、制動スイッチは、操作部よりも上方に配置されている。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、シフトレバーの操作からＥＰＢスイッチへの操作をスムーズに行うことができる車両用インストルメントパネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本実施形態に係るシフトレバーおよび制動スイッチを備えた車両用インストルメントパネル構造の斜視図である。
本実施形態に係るシフトレバーおよび制動スイッチを備えた車両用インストルメントパネル構造の正面図である。
本実施形態に係るシフトレバーおよび制動スイッチを備えた車両用インストルメントパネル構造の拡大平面図である。
本実施形態に係るシフトレバーおよび制動スイッチを備えた車両用インストルメントパネル構造の拡大斜視図である。
（ａ）は、図１におけるＡ－Ａ断面図であり、（ｂ）は、（ａ）の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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