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公開番号2025030886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136563
出願日2023-08-24
発明の名称鞍乗型車両
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62M 7/02 20060101AFI20250228BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ガス燃料の燃焼エネルギーを用いた走行に適した鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行する。鞍乗型車両には、ガス燃料を貯蔵するガスタンク(61)と、ガス燃料の燃焼エネルギーによって作動するエンジン(41)と、エンジンから排出された排気ガスが流れる排気系部品(56)と、ガス燃料の圧力が所定圧以上に上昇すると開くリリーフバルブ(67)と、が設けられている。排気系部品が車幅方向一方側に設置されており、リリーフバルブが放出口(68)を下方に向けて車幅方向他方側に設置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ガス燃料を用いて走行する鞍乗型車両であって、
ガス燃料を貯蔵するガスタンクと、
ガス燃料の燃焼エネルギーによって作動するエンジンと、
前記エンジンから排出された排気ガスが流れる排気系部品と、
ガス燃料の圧力が所定圧以上に上昇すると開くリリーフバルブと、を備え、
前記排気系部品が車幅方向一方側に設置されており、前記リリーフバルブが放出口を下方に向けて車幅方向他方側に設置されていることを特徴とする鞍乗型車両。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記排気系部品は前記エンジンから後方に向けて湾曲する曲げ部を有し、
前記リリーフバルブの放出口が前記曲げ部よりも前方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記リリーフバルブの放出口が前記曲げ部の下面と同じ高さであることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
車体に伝わる振動を吸収するサスペンションを備え、
前記排気系部品が前記サスペンションよりも車幅方向一方側に設置されており、
前記リリーフバルブが前記サスペンションよりも車幅方向他方側に設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記サスペンションを車体に取り付ける取付部材を備え、
側面視にて前記排気系部品が前記取付部材に車幅方向内側から覆われていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
前記サスペンションを車体に取り付ける取付部材を備え、
側面視にて前記取付部材が前記排気系部品よりも前方に位置し、
前記リリーフバルブの放出口が前記取付部材よりも前方に位置していることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
【請求項7】
前記ガスタンクから前記エンジンに向かってガス流路が延びており、
前記リリーフバルブが前記ガス流路の途中に介在されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、燃料電池で発電した電気を用いて走行する燃料電池車両が開発されている。燃料電池車両では、水素タンク内の水素ガスと空気中の酸素を燃料電池内で化学反応させて発電し、その発電した電気をモータに供給することで車輪を駆動している。この種の燃料電池車両として、ガス流路内の圧力が所定圧以上に上昇した際に水素ガスを放出するリリーフバルブを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、燃料電池車の他にも、水素ガスをガス燃料としてエンジンで燃焼させて、燃焼エネルギーを利用して走行するガス燃料エンジンを備えた車両も開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-235099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ガス燃料エンジンにおいては、ガスタンクからエンジンへのガス燃料の供給経路の詳細構造については十分に検討されていない。例えば、燃料電池車両と同様にガス燃料エンジンにもリリーフバルブが設けられているが、燃料電池車両とは異なりガス燃料エンジンには排気系部品が備えられている。排気系部品は高温になるため、リリーフバルブの設置箇所によっては、リリーフバルブから高温の排気系部品にガス燃料が吹き付けられるおそれがある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ガス燃料の燃焼エネルギーを用いた走行に適した鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行する鞍乗型車両であって、ガス燃料を貯蔵するガスタンクと、ガス燃料の燃焼エネルギーによって作動するエンジンと、前記エンジンから排出された排気ガスが流れる排気系部品と、ガス燃料の圧力が所定圧以上に上昇すると開くリリーフバルブと、を備え、前記排気系部品が車幅方向一方側に設置されており、前記リリーフバルブが放出口を下方に向けて車幅方向他方側に設置されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の鞍乗型車両によれば、排気系部品とリリーフバルブの放出口が車幅方向に離されている。リリーフバルブの放出口からガス燃料が下方に放出されても、高温の排気系部品にガス燃料が掛かり難くなって車両の安全性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の車両内部構造の左側面図である。
本実施例の車両内部構造の右側面図である。
本実施例の車体中央部の左側面図である。
本実施例の車体中央部の右側面図である。
本実施例のリリーフバルブ周辺の左側面図である。
本実施例のリリーフバルブ周辺の下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行している。ガス燃料はガスタンクに貯蔵されており、ガス燃料の燃焼エネルギーによってエンジンが作動される。車幅方向一方側に排気系部品が設置されており、排気系部品にはエンジンから排出された排気ガスが流れている。車幅方向他方側にはリリーフバルブが放出口を下方に向けて設置されており、ガス燃料の圧力が所定圧以上に上昇するとリリーフバルブが開かれる。排気系部品とリリーフバルブの放出口が車幅方向に離されているため、リリーフバルブの放出口からガス燃料が下方に放出されても、高温の排気系部品にガス燃料が掛かり難くなって車両の安全性が向上される。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の車両内部構造の左側面図である。図2は本実施例の車両内部構造の右側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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