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公開番号2025027311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2023132007
出願日2023-08-14
発明の名称車両下部構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60R 19/18 20060101AFI20250219BHJP(車両一般)
要約【課題】アブソーバの上面側の水溜まりを防止しつつ、狭帯域風騒音の発生を抑制する。
【解決手段】車両下部構造は、ロアバンパ20と、ロアバンパ20の後方側の下部に配置されるアブソーバ30と、を有し、ロアバンパ20は、前部から下方に向かうに従い後方に傾斜する傾斜面部24a,24bを有し、アブソーバ30の上面部31には、上面から上方に延びる複数の縦壁によって構成される筒状のリブ構造が設けられ、リブ構造の底部には、貫通孔39が形成される。アブソーバ30の下面部33には、下方に突出し、幅方向に延びる突起部37が設けられ、貫通孔39は、突起部37の幅方向中間部における前方側に配置されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
車両前部に配置されるフロントバンパと、前記フロントバンパの後方側の下部に沿って配置されるアブソーバと、を有している車両下部構造であって、
前記フロントバンパは、前記フロントバンパの前部から車両下方に向かうに従い車両後方に傾斜する傾斜形状を有し、
前記アブソーバの上面部には、前記アブソーバの上面から上方に延びる複数の縦壁によって構成される筒状のリブ構造が設けられ、該リブ構造の底部には、車両上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、
前記アブソーバの下面部には、車両下方に突出し、車幅方向に延びる突起部が設けられ、
前記貫通孔は、前記突起部の車幅方向中間部における車両前方側に配置されていることを特徴とする、車両下部構造。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記突起部の車幅方向中間部に沿って、複数の前記貫通孔が車幅方向に互いに間隔を空けて配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
複数の前記リブ構造が車幅方向及び車両前後方向に格子状に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記突起部は、車両後方に面する後面を有し、該後面は、前記アブソーバの前記下面部から下方に突出していることを特徴とする、請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項5】
前記フロントバンパは、車幅方向中間部から車幅方向外側に向かうに従い車両後方側に傾斜するバンパ外側傾斜部を有し、
前記突起部は、車両の車幅方向中心を跨ぐように車幅方向に延びていることを特徴とする、請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項6】
前記アブソーバの下面部は、車両前方に向かうに従い車両上方に湾曲する湾曲部を有しており、前記突起部は、前記湾曲部に設けられており、
前記湾曲部の後方側に位置する前記アブソーバの下面部は、車両前方に向かうに従い上方に傾斜する仮想傾斜線に沿って傾斜しており、
前記フロントバンパの下面の一部は、前記仮想傾斜線上に沿って配置されることを特徴とする、請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項7】
前記フロントバンパの車幅方向中間部における後端には、前記後端から車両後方に突出する脚部が設けられ、
前記湾曲部の下面には、上方に凹む凹部が設けられ、
前記脚部は、前記凹部の内側に配置され、前記フロントバンパの前記後端よりも車両上方側で、前記凹部の底に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両下部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、車両前部には、フロントバンパが配置されている。フロントバンパは、例えば、バンパフェイスを構成する部材で、意匠面を有する樹脂製の部材である。例えば特許文献1に開示されているように、フロントバンパの下部の後方側で、車両前部における下側に、アブソーバが配置されている構造が知られている。アブソーバは、例えば、フロントバンパの下部の後方に並んで配置されている。アブソーバの下面は、車両下部における外側面であって、意匠面となっている。
【0003】
アブソーバは、例えば、前突等の衝撃荷重が車両前部に作用したときに、車両前後方向に潰れるように変形することによって、衝撃エネルギを変形エネルギに変換し、衝撃を吸収する機能を有している。一方で、上記例のアブソーバは、所定の剛性を確保するために、例えば、複数のリブを有している。リブは、アブソーバの上面から上方に突出しており、例えば、格子状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-176456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記例のリブ構造では、格子状の底に水がたまる可能性がある。そのため、設計基準に沿って、格子の底に少なくとも1つの水抜き孔を形成する必要がある。水抜き孔は、車両上下方向に貫通しているため、格子状リブに水が溜まることを防止することが可能となる。
【0006】
ところが、車両上下方向に貫通する水抜き孔を設けることにより、笛吹音が発生する可能性がある。当該笛吹音は、例えば、フロントバンパの下部の表面に沿って流れる空気が、水抜き孔の下方側を流通するときに発生する。当該笛吹音は、いわゆる狭帯域風騒音であり、車両室内の乗員に聞こえる音であるため、車両室内の静寂性に影響する可能性がある。そのため、上記例の構造では、アブソーバの剛性を確保し、アブソーバの上面側に水が溜まることを抑制した上で、狭帯域の風騒音を抑制しようとする場合には、改善の余地があった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、アブソーバの剛性を確保し、アブソーバの上面側の水溜まりを防止しつつ、車両下部における狭帯域の風騒音を抑制することが可能な車両下部構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る車両下部構造は、車両前部に配置されるフロントバンパと、前記フロントバンパの後方側の下部に沿って配置されるアブソーバと、を有している車両下部構造であって、前記フロントバンパは、前記フロントバンパの前部から車両下方に向かうに従い車両後方に傾斜する傾斜形状を有し、前記アブソーバの上面部には、前記アブソーバの上面から上方に延びる複数の縦壁によって構成される筒状のリブ構造が設けられ、該リブ構造の底部には、車両上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、前記アブソーバの下面部には、車両下方に突出し、車幅方向に延びる突起部が設けられ、前記貫通孔は、前記突起部の車幅方向中間部における車両前方側に配置されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アブソーバの剛性を確保し、アブソーバの上面側の水溜まりを防止しつつ、車両下部における狭帯域の風騒音を抑制することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る車両下部構造を有する車両の一部を、車両前方側から見た概略斜視図である。
図1の車両下部構造を車両下方側から見た斜視図である。
図2のロアバンパ及びアブソーバの下面図である。
図3のロアバンパ及びアブソーバの斜視図である。
図3のA-A矢視の断面を模式的に示す概略断面図である。
図3のB-B矢視の断面を含む斜視図である。
図3のB-B矢視の断面を模式的に示す概略断面図である。
図3の湾曲部等を車両下方且つ前方側から見た斜視図である。
図3のアブソーバを下方側から見た斜視図である。
図3のアブソーバを上方側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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