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公開番号
2025027244
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023131887
出願日
2023-08-14
発明の名称
車両用ヒータ制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60H
1/22 20060101AFI20250219BHJP(車両一般)
要約
【課題】車室内温度が変化する場合であっても乗員の快適性を向上させることができる車両用ヒータ制御装置を提供する。
【解決手段】車両用ヒータ制御装置1は、シートクッション2の座面2Aを暖めるシートヒータ10の発熱部11の導通状態および非導通状態を切り換えるサーモスタット12Bを含む。サーモスタット12Bは、発熱部11から離隔し且つ車室内を臨む位置に配置され、発熱部11から延びる引出線14を介して発熱部11に電気的に接続されている。また、車両用ヒータ制御装置1は、発熱部11に重ねて配置される過熱防止用サーモスタット17を含む。過熱防止用サーモスタット17は、発熱部11の導通状態において、その素子温度が過熱防止温度を上回ると、発熱部11を非導通状態に切り換える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
導通により発熱して車両部材を暖めるヒータの導通状態および非導通状態を切り換える主スイッチング素子を含み、
前記主スイッチング素子は、前記ヒータの導通状態において、その素子温度が動作温度を上回ると、前記ヒータを非導通状態に切り換えるとともに、前記ヒータの非導通状態において、前記素子温度が前記動作温度よりも低い復帰温度を下回ると、前記ヒータを導通状態に切り換えるように構成されている車両用ヒータ制御装置であって、
前記主スイッチング素子は、前記ヒータから離隔し且つ車室内を臨む位置に配置され、前記ヒータから延びる引出線を介して前記ヒータに電気的に接続されており、
前記ヒータに重ねて配置される補助スイッチング素子をさらに含み、
前記補助スイッチング素子は、前記ヒータの導通状態において、その素子温度が前記動作温度よりも高い過熱防止温度を上回ると、前記ヒータを非導通状態に切り換えるように構成されていることを特徴とする車両用ヒータ制御装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
導通により発熱して車両部材を暖めるヒータの導通状態および非導通状態を切り換える主スイッチング素子を含み、
前記主スイッチング素子は、前記ヒータの導通状態において、その素子温度が動作温度を上回ると、前記ヒータを非導通状態に切り換えるとともに、前記ヒータの非導通状態において、前記素子温度が前記動作温度よりも低い復帰温度を下回ると、前記ヒータを導通状態に切り換えるように構成されている車両用ヒータ制御装置であって、
前記主スイッチング素子は、前記ヒータから離隔し且つ車室内を臨む位置に配置され、前記ヒータから延びる引出線を介して前記ヒータに電気的に接続されており、車室内の空気の温度を示す車室内温度が高くなるに従って、前記素子温度の上昇度合いが大きくなり且つ下降度合いが小さくなることを特徴とする車両用ヒータ制御装置。
【請求項3】
導通により発熱して車両部材を暖めるヒータの導通状態および非導通状態を切り換えるスイッチング素子と、
車室内の空気の温度を示す車室内温度が制限温度を上回ると、前記ヒータに対して供給される電力が制限されるように前記スイッチング素子を制御するとともに、前記車室内温度が解除温度を下回ると、前記電力の制限が解除されるように前記スイッチング素子を制御する制御手段と、を含む車両用ヒータ制御装置であって、
前記制御手段は、前記車室内温度と前記ヒータの周辺の温度を示すヒータ周辺温度とに基づいて、前記電力の制限量が変化するように前記スイッチング素子を制御することを特徴とする車両用ヒータ制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記車室内温度と前記ヒータ周辺温度との差が小さくなるほど、前記電力の制限量が多くなるように、前記スイッチング素子を制御することを特徴とする請求項3に記載の車両用ヒータ制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ヒータ制御装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両のシートには、座面の近傍にヒータが配設されたものが知られている。ヒータには、銅線等の通電により発熱する発熱部材が設けられており、発熱部材で発生する熱が座面を構成するクッション材や表皮層を介して乗員に伝えられる。このような方式のヒータは電熱式ヒータと呼ばれ、この他にも、電磁波により乗員に熱を伝える輻射式ヒータや、暖気(空調風)を乗員に送風して対流熱を乗員に伝える対流式ヒータなどがある。
【0003】
電熱式ヒータの制御に関する従来技術としては、ヒータの導通(ON)および非導通(OFF)のみを切り換える方式や、ヒータの導通状態における動作設定として高温(Hi)または低温(Low)を選択可能な方式、或いは、高温(Hi)、中温(Mid)または低温(Low)を選択可能な方式などが知られている(例えば、特許文献1参照)。これらの制御方式のいずれにおいても、座面の温度が設計時に決めた目標値になるように、ヒータの導通状態および非導通状態が制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-301427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記電熱式ヒータの制御としては、車室内が寒いときに座面温度が高くなり、車室内が暖かいときに座面温度が低くなるように、ヒータの導通状態および非導通状態を制御するのが望ましい。通常、車室内が寒いときには空調(暖房)を作動させるため、時間の経過とともに車室内の温度が上昇する。この車室内の温度上昇に応じて座面温度が徐々に低下するようにヒータ制御を行うのが好ましい。逆に、乗降時のドア開閉等で車室内の温度が一時的に低下した場合には、その温度低下に合わせて座面温度が上昇するようにヒータ制御を行うのが好ましい。
【0006】
しかしながら、前述した従来の電熱式ヒータにおける制御方式では、車室内の温度に関係なく座面温度が所定値に保たれるようにヒータ制御が行われるため、次のような問題が生じる。すなわち、ヒータの導通(ON)、非導通(OFF)のみを切り換える方式では、車室内が寒いときに乗員が快適になるように座面温度の目標値を設定すると、車室内が暖かいときに座面が熱く感じて乗員が不快になる可能性がある。一方、車室内が暖かいときに乗員が快適になるように座面温度の目標値が設定されると、車室内が寒いときに座面が冷たく感じて乗員が不快になる可能性がある。
【0007】
また、ヒータの導通状態における動作設定を選択できる方式では、乗員が座面の温度設定を手動で切換え可能であるが、その切換え操作は、例えば、座面が熱いと感じたら「低温(Low)」を選択し、座面が冷たいと感じたら「高温(Hi)」を選択する、ということになる。つまり、乗員が不快に感じた時点でヒータの動作設定を切り換える形式にならざるを得ない。このため、乗員が常時快適に感じるようなヒータ制御を行うことが困難である。
【0008】
上記のように電熱式ヒータの制御に関する従来技術は、座面が熱すぎると乗員が感じたらヒータをOFFにしたり、ヒータの動作設定を切り換えたりする必要があり、乗員の快適性を向上させるという点で改善の余地があった。これは車両用シートの座面を暖める電熱式ヒータに限らず、乗員が触れる様々な車両部材を暖める電熱式ヒータに共通する課題である。
【0009】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、車室内温度が変化する場合であっても乗員の快適性を向上させることができる車両用ヒータ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため本発明の一態様は、導通により発熱して車両部材を暖めるヒータの導通状態および非導通状態を切り換える主スイッチング素子を含み、前記主スイッチング素子は、前記ヒータの導通状態において、その素子温度が動作温度を上回ると、前記ヒータを非導通状態に切り換えるとともに、前記ヒータの非導通状態において、前記素子温度が前記動作温度よりも低い復帰温度を下回ると、前記ヒータを導通状態に切り換えるように構成されている車両用ヒータ制御装置を提供する。この車両用ヒータ制御装置における前記主スイッチング素子は、前記ヒータから離隔し且つ車室内を臨む位置に配置され、前記ヒータから延びる引出線を介して前記ヒータに電気的に接続されている。前記車両用ヒータ制御装置は、前記ヒータに重ねて配置される補助スイッチング素子をさらに含み、前記補助スイッチング素子は、前記ヒータの導通状態において、その素子温度が前記動作温度よりも高い過熱防止温度を上回ると、前記ヒータを非導通状態に切り換えるように構成されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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