TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025027243
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023131886
出願日
2023-08-14
発明の名称
車両用ヒータ制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60H
1/22 20060101AFI20250219BHJP(車両一般)
要約
【課題】車室内温度が高い場合であっても乗員の快適性を向上させることができる車両用ヒータ制御装置を提供する。
【解決手段】車両用ヒータ制御装置1は、車両の車室内空気の温度を示す車室内温度Tcと、シートクッション21を暖めるシートヒータ23の周辺の温度を示すヒータ周辺温度Thとに基づいて、車室内温度Tcが所定範囲内にある場合に、車室内温度Tcが高くなるほどヒータ周辺温度Thが低くなるように、シートヒータ23の駆動状態を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の車室内空気の温度を示す車室内温度と、車両部材を暖めるヒータの周辺の温度を示すヒータ周辺温度とに基づいて、前記ヒータの駆動状態を制御する制御手段を備えた車両用ヒータ制御装置において、
前記制御手段は、前記車室内温度が所定範囲内にある場合に、前記車室内温度が高くなるほど前記ヒータ周辺温度が低くなるように、前記ヒータの駆動状態を制御することを特徴とする車両用ヒータ制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記車室内温度が前記所定範囲内で低くなるほど、前記車室内温度に対する前記ヒータ周辺温度の変化率の絶対値が徐々に減少するように、前記ヒータの駆動状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒータ制御装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記車室内温度に対する前記ヒータ周辺温度の変化率の増減傾向が異なる複数の制御モードを設定可能であり、
前記複数の制御モードは、
前記車室内温度が前記所定範囲内で高くなるほど、前記変化率の絶対値が徐々に増加するように、前記ヒータの駆動状態を制御する第1制御モードと、
前記車室内温度が前記所定範囲内で高くなるほど、前記変化率の絶対値が徐々に減少するように、前記ヒータの駆動状態を制御する第2制御モードと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒータ制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記ヒータの動作設定に応じて、前記複数の制御モードを自動的に切り換えることを特徴とする請求項3に記載の車両用ヒータ制御装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記車室内温度の前記所定範囲内での変化において、前記車室内温度に対する前記ヒータ周辺温度の変化率の絶対値が増加から減少に転じるか、または、減少から増加に転じるように、前記ヒータの駆動状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒータ制御装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記車室内温度に対する前記ヒータ周辺温度の変化率の増減傾向が異なる複数の制御モードを設定可能であり、
前記複数の制御モードは、
前記車室内温度の前記所定範囲内での上昇変化において、前記変化率の絶対値が増加から減少に転じるように、前記ヒータの駆動状態を制御する第3制御モードと、
前記車室内温度の前記所定範囲内での上昇変化において、前記変化率の絶対値が減少から増加に転じるように、前記ヒータの駆動状態を制御する第4制御モードと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒータ制御装置。
【請求項7】
前記制御手段は、車室内空気の湿度を示す車室内湿度に応じて、前記複数の制御モードの設定を自動的に切り替えることを特徴とする請求項6に記載の車両用ヒータ制御装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記車両の走行状態および車載バッテリの充電状態に基づいて、前記ヒータの周辺の目標温度を変化させることを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒータ制御装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記車両部材に設けられている送風器の駆動状態を制御することで、前記ヒータ周辺温度を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒータ制御装置。
【請求項10】
前記車両部材には、前記送風器により送風される空気を前記ヒータの周辺に導く送風経路が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の車両用ヒータ制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ヒータ制御装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両のシートには、座面の近傍にヒータが配設されたものが知られている。ヒータには、銅線等の通電により発熱する発熱部材が設けられている。このようなヒータが設けられたシートでは、車室内の温度が低い場合、発熱部材を発熱させて座面を暖めることで乗員の体感温度を上昇させることができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、運転者が触れる車両部材を暖めるヒータを備え、運転者が設定した車両使用開始時刻より前に、ヒータを稼働して車両部材を暖めるヒータ装置が開示されている。このヒータ装置では、車室内温度と車両部材の表面温度とから算出した目標表面温度に基づいてヒータを稼働して車両部材を暖めることで、運転者の体感温度を上昇させ、運転者の快適性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-203704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のような車両用ヒータの制御において、車室内温度が高い場合、車両の乗員(運転者)は、ヒータにより暖められた車両部材に接触した際に、当該接触部位が熱過ぎて不快に感じてしまう可能性がある。しかしながら、上記特許文献1には、車室内温度に応じた目標表面温度の設定に関する具体的な内容が開示されていない。このため、上記のような車室内温度が高い場合に乗員に与える不快感に十分に対処することが難しく、乗員の快適性を向上させるという点で改善の余地があった。
【0006】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、車室内温度が高い場合であっても乗員の快適性を向上させることができる車両用ヒータ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明の一態様は、車両の車室内空気の温度を示す車室内温度と、車両部材を暖めるヒータの周辺の温度を示すヒータ周辺温度とに基づいて、前記ヒータの駆動状態を制御する制御手段を備えた車両用ヒータ制御装置を提供する。この車両用ヒータ制御装置における前記制御手段は、前記車室内温度が所定範囲内にある場合に、前記車室内温度が高くなるほど前記ヒータ周辺温度が低くなるように、前記ヒータの駆動状態を制御する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る車両用ヒータ制御装置によれば、車室内温度が高くなるとヒータにより暖められる車両部材の温度が低く抑えられるようになるため、車室内温度が高い場合であっても乗員の快適性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る車両用ヒータ制御装置の構成を示すブロック図である。
第1実施形態におけるシートクッションの構成例を示す分解斜視図である。
第1実施形態において参照される温度制御特性の一例を示すグラフである。
第1実施形態における車室内温度およびヒータ周辺温度の時間変化を示すグラフである。
第1実施形態におけるヒータ制御の流れを示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態において参照される温度制御特性の一例を示すブラフである。
第2実施形態における車室内温度およびヒータ周辺温度の時間変化を示すグラフである。
第2実施形態に関連した変形例において参照される温度制御特性を示すブラフである。
第2実施形態に関連した他の変形例において参照される温度制御特性を示すブラフである。
本発明の第3実施形態において参照される温度制御特性の一例を示すブラフである。
第3実施形態における車室内温度およびヒータ周辺温度の時間変化を示すグラフである。
気温、湿度および体感温度の関係を示すグラフである。
本発明の第4実施形態に係る車両用ヒータ制御装置の構成を示すブロック図である。
第4実施形態において参照される温度制御特性の一例を示すグラフである。
第4実施形態における車室内温度、車室内湿度およびヒータ周辺温度の時間変化を示すグラフである。
本発明の第5実施形態に係る車両用ヒータ制御装置の構成を示すブロック図である。
第5実施形態において参照される温度制御特性の一例を示すグラフである。
本発明の第6実施形態に係る車両用ヒータ制御装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用ヒータ制御装置1の構成を示すブロック図である。なお、以下で説明する各図において、矢印F方向は車両前後方向で前方を示し、矢印U方向は車両上下方向で上方を示している。また、矢印R方向および矢印L方向は、車室内から車両前方を見たときの右方および左方を示している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
スズキ株式会社
車両下部構造
今日
スズキ株式会社
燃料電池車両
21日前
スズキ株式会社
燃料電池車両
21日前
スズキ株式会社
立乗り式車両
13日前
スズキ株式会社
車両側部構造
21日前
スズキ株式会社
車両用吸気装置
10日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
13日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
6日前
スズキ株式会社
車両用吸気装置
10日前
スズキ株式会社
蒸発燃料処理装置
20日前
スズキ株式会社
車両のリッド構造
21日前
スズキ株式会社
車両の貸出システム
13日前
スズキ株式会社
車両積載物固定構造
20日前
スズキ株式会社
乗物用テーブル構造
21日前
スズキ株式会社
車両の衝撃吸収構造
6日前
スズキ株式会社
乗物用テーブル構造
21日前
スズキ株式会社
車両用バックドア構造
14日前
スズキ株式会社
水温センサの設置構造
6日前
スズキ株式会社
車両用再始動制御装置
6日前
スズキ株式会社
車両用ライト周辺構造
13日前
スズキ株式会社
車両用ヒータ制御装置
今日
スズキ株式会社
車両用ヒータ制御装置
今日
スズキ株式会社
吸気温センサの設置構造
6日前
スズキ株式会社
立乗り式車両の収容装置
13日前
スズキ株式会社
車両用ガラスモール構造
14日前
スズキ株式会社
内燃機関のEGR制御装置
7日前
スズキ株式会社
排気圧力検出装置の配置構造
21日前
スズキ株式会社
インストルメントパネル構造
今日
スズキ株式会社
車両用インストルメントパネル構造
今日
スズキ株式会社
車両用空調装置および車両上部構造
20日前
スズキ株式会社
車両用インストルメントパネル構造
今日
スズキ株式会社
アクセルポジションセンサの設置構造
6日前
エステー株式会社
乗り物用芳香組成物
6日前
スズキ株式会社
小型電動車両のフレーム構造及び小型電動車両
13日前
スズキ株式会社
小型電動車両のフレーム構造及び小型電動車両
13日前
日本製鉄株式会社
スポット溶接継手の製造方法
13日前
続きを見る
他の特許を見る