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公開番号2025030654
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136146
出願日2023-08-24
発明の名称電動車両
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250228BHJP(車両一般)
要約【課題】高いトラクションを駆動輪に確実に保つことが可能な電動車両を提供する。
【解決手段】電動車両1は、車軸41を有する従動輪5と、車軸42を有する駆動輪6と、駆動輪6の駆動力を出力する出力軸16oを有する電動機16と、電動機16へ電力を供給可能な複数の電池28と、を備え、電動車両1の前後方向において、複数の電池28の重心は、駆動輪6の車軸42を挟み込むように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車軸を有する従動輪と、
車軸を有する駆動輪と、
前記駆動輪の駆動力を出力する出力軸を有する電動機と、
前記電動機へ電力を供給可能な複数の電池と、を備え、
車両の前後方向において、前記複数の電池の重心は、前記駆動輪の前記車軸を通る仮想線を挟み込むように配置されている電動車両。
続きを表示（約 830 文字）【請求項２】
前記車両の前後方向において、前記複数の電池の重心は、前記出力軸を通る仮想線を挟み込むように配置されている請求項１に記載の電動車両。
【請求項３】
前記電動機の前記出力軸と前記駆動輪の前記車軸とは平行し、
前記車両の前後方向において、前記電動機は、前記駆動輪の前記車軸と前記従動輪の前記車軸との間にあって、前記駆動輪の前記車軸に近く、前記従動輪の前記車軸から遠い請求項１または２に記載の電動車両。
【請求項４】
それぞれの前記電池の底面の地上高は、前記駆動輪の直径の３分の１より高い請求項１または２に記載の電動車両。
【請求項５】
前記複数の電池のそれぞれの上面よりも上方に配置される上面を有して前記複数の電池を支えるフレームを備える請求項１または２に記載の電動車両。
【請求項６】
前記フレームは、前記複数の電池のうち前記駆動輪と前記従動輪との間に配置される前記電池を前記車両の左右いずれかの方向へ移動させることで着脱できるよう支持し、前記複数の電池のうち他の前記電池を前記駆動輪の前記車軸を通る前記仮想線に近づけたり遠ざけたりすることで着脱できるよう支持する請求項５に記載の電動車両。
【請求項７】
前記車両の平面視において、前記電池および前記電動機の少なくともいずれかに重なるように配置される第一収納箱と、
前記第一収納箱に収容されて前記電動機を制御する第一制御機器と、を備える請求項１または２に記載の電動車両。
【請求項８】
前記複数の電池が蓄える電力を変換して前記従動輪の操舵力を出力する第二電動機と、
前記平面視において、前記電池および前記電動機の少なくともいずれかに重なるように配置される第二収納箱と、
前記第二収納箱に収容されて前記第二電動機を制御する第二制御機器と、を備える請求項７に記載の電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明に係る実施形態は、電動車両に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
収穫物を積載する荷台と、荷台を走行可能に支持する複数の車輪と、動力を発生するモーターと、モーターの動力を車輪に伝達する動力伝達機構と、を備える電動圃場運搬車が知られている。複数の車輪は、一対の従動輪と、モーターの動力で駆動する一対の駆動輪と、を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１０－４２６１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
圃場で利用される電動車両は、柔らかい地面、固い地面、凹凸のある地面などの悪路における高い走破性を要求される。そのような走破性を獲得するためには、高いトラクションが駆動輪に維持されなければならない。
【０００５】
そこで、本発明は、高いトラクションを駆動輪に確実に保つことが可能な電動車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る電動車両は、車軸を有する従動輪と、車軸を有する駆動輪と、前記駆動輪の駆動力を出力する出力軸を有する電動機と、前記電動機へ電力を供給可能な複数の電池と、を備え、車両の前後方向において、前記複数の電池の重心は、前記駆動輪の前記車軸を通る仮想線を挟み込むように配置されている。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、高いトラクションを駆動輪に確実に保つことが可能な電動車両を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の実施形態に係る電動車両の斜視図。
本発明の実施形態に係る電動車両の平面図。
本発明の実施形態に係る電動車両の側面図。
本発明の実施形態に係る電動車両の正面図。
本発明の実施形態に係る電動車両の背面図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明に係る電動車両について図１から図５を参照して説明する。なお、複数の図面中、同一または相当する構成には同一の符号が付されている。
【００１０】
図１は、本発明の実施形態に係る電動車両の斜視図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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