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公開番号2025025108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129582
出願日2023-08-08
発明の名称吸気温センサの設置構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 40/00 20200101AFI20250214BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】吸気温センサの保護性能及び組付け性を確保する。
【解決手段】吸気温センサ(70)は、エンジンへの吸入空気の温度を検出する。エンジンの後方にエアクリーナケース(47)が設置されており、エアクリーナケースの前面にアウトレットチューブ(48)が連なっており、エアクリーナケースの前方にリアサスペンション(37)が設置されている。アウトレットチューブがリアサスペンションの車幅方向一方側を通って前方に延びる通路部(50)を有し、アウトレットチューブの車幅方向他方側の側面に吸気温センサが設置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンへの吸入空気の温度を検出する吸気温センサの設置構造であって、
前記エンジンの後方にエアクリーナケースが設置されており、
前記エアクリーナケースの前面にアウトレットチューブが連なっており、
前記エアクリーナケースの前方にリアサスペンションが設置されており、
前記アウトレットチューブが前記リアサスペンションの車幅方向一方側を通って前方に延びる通路部を有し、
前記アウトレットチューブの車幅方向他方側の側面に前記吸気温センサが設置されていることを特徴とする吸気温センサの設置構造。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
側面視にて前記エアクリーナケースと前記リアサスペンションの間に前記吸気温センサが位置していることを特徴とする請求項1に記載の吸気温センサの設置構造。
【請求項3】
前記リアサスペンションの車幅方向他方側にリザーバタンクが設けられ、
上面視にて前記エアクリーナケースと前記リザーバタンクの間に前記吸気温センサが位置し、前記吸気温センサの先端側のコネクタが前記エアクリーナケースと前記リザーバタンクの車幅方向他方側の側面よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸気温センサの設置構造。
【請求項4】
上面視にて前記リアサスペンションが車幅方向の中央に位置し、前記通路部が前記リアサスペンションの車幅方向一方側に位置し、前記吸気温センサが前記リアサスペンションの車幅方向他方側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸気温センサの設置構造。
【請求項5】
前記吸気温センサが前記通路部と同じ高さに設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸気温センサの設置構造。
【請求項6】
シートが一対の上側シートレールによって下側から支持され、
前記一対の上側シートレールが一対の下側シートレールに下側から支持され、
前記一対の上側シートレールが前記一対の下側シートレールよりも車幅方向内側に位置し、
上面視にて前記吸気温センサが前記上側シートレールに上側から覆われ、前記下側シートレールよりも車幅方向内側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸気温センサの設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸気温センサの設置構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗型車両の吸気温センサとして、エアクリーナに設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のエアクリーナから前方にアウトレットチューブが延びており、アウトレットチューブにスロットルボディ及びインテークパイプを介してシリンダヘッドが接続されている。エアクリーナのエアクリーナケースがアウトレットチューブの下方に設けられており、このエアクリーナケースの下部前面には吸気温センサが設置されている。エアクリーナケースに空気が取り込まれると、吸気温センサによって吸入空気の温度が検出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6006977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、比較的スペースに余裕があるエアクリーナの下部に吸気温センサが設置された場合、水滴や泥が吸気温センサに付着し易く保護性能が悪化すると共に組付け性が悪化する。さらに、近年の鞍乗型車両ではドライバビリティの向上等のために電子機器等の他部品の追加が求められており、吸気温センサの設置レイアウトによっては他部品の設置スペースを確保することが難しい。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、吸気温センサの保護性能及び組付け性を確保することができる吸気温センサの設置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の吸気温センサの設置構造は、エンジンへの吸入空気の温度を検出する吸気温センサの設置構造であって、前記エンジンの後方にエアクリーナケースが設置されており、前記エアクリーナケースの前面にアウトレットチューブが連なっており、前記エアクリーナケースの前方にリアサスペンションが設置されており、前記アウトレットチューブが前記リアサスペンションの車幅方向一方側を通って前方に延びる通路部を有し、前記アウトレットチューブの車幅方向他方側の側面に前記吸気温センサが設置されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の吸気温センサの設置構造によれば、リアサスペンションの車幅方向一方側を通るアウトレットチューブの通路部よりも、アウトレットチューブの車幅方向他方側の側面が車幅方向内側に位置付けられる。アウトレットチューブの車幅方向他方側の側面に設置された吸気温センサが車幅方向外側に突出し難くなって水滴や泥が付着し難くなる。また、吸気温センサが側方に向けられることで組付け性も確保される。また、アウトレットチューブの車幅方向他方側の狭いスペースを利用して吸気温センサを設置することができ、アウトレットチューブの上側や下側のスペースを他部品の設置に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。
本実施例の車体中央部の右側面図である。
本実施例の車体中央部の左側面図である。
本実施例のエアクリーナの前面図である。
本実施例の車体中央部の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の吸気温センサは、エンジンへの吸入空気の温度を検出している。エンジンの後方にはエアクリーナケースが設置されている。エアクリーナケースの前面にはアウトレットチューブが連なっており、エアクリーナケースの前方にリアサスペンションが設置されている。アウトレットチューブがリアサスペンションの車幅方向一方側を通って前方に延びる通路部を有し、アウトレットチューブの車幅方向他方側の側面に吸気温センサが設置されている。リアサスペンションの車幅方向一方側を通るアウトレットチューブの通路部よりも、アウトレットチューブの車幅方向他方側の側面が車幅方向内側に位置付けられる。アウトレットチューブの車幅方向他方側の側面に設置された吸気温センサが車幅方向外側に突出し難くなって水滴や泥が付着し難くなる。また、吸気温センサが側方に向けられることで組付け性も確保される。また、アウトレットチューブの車幅方向他方側の狭いスペースを利用して吸気温センサを設置することができ、アウトレットチューブの上側や下側のスペースを他部品の設置に利用することができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の右側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方、矢印Uは車両上側、矢印Dは車両下側をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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