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公開番号
2025031957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024229916,2021085278
出願日
2024-12-26,2021-05-20
発明の名称
車両前部構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B62D
25/08 20060101AFI20250228BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】効率よく荷重を吸収することが可能な車両前部構造を提供することを目的とする。
【解決手段】車両前部構造100は、パワーユニット搭載ルームの車幅方向の端側に設けられて車両前後に延びるフロントサイドメンバ110と、フロントサイドメンバ110の車外側の上方に配置されて後部103が車両前後方向に延びつつ前部105がフロントサイドメンバ110側に曲がって延びるカウルサイドメンバ102とを備える。カウルサイドメンバ102は、車両下方に面する底部122と、底部122の車幅方向の縁から上方に延びる側壁部118とを有する。側壁部118は、後部103に形成される側壁後部118aと、前部105に形成される側壁前部118bと、側壁前部118bの所定の上下方向にわたる範囲をフロントサイドメンバ110側に膨出させた状態に形成される第1ビード126とを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のパワーユニット搭載ルームの車幅方向の端側に設けられて車両前後方向に延びるフロントサイドメンバと、
前記フロントサイドメンバの車外側の上方または車内側の上方に配置されて後部が車両前後方向に延びつつ前部が該後部から前記フロントサイドメンバ側に曲がって延びるカウルサイドメンバとを備える車両前部構造であって、
前記カウルサイドメンバは、
車両下方に面する底部と、
前記底部の車幅方向の縁から上方に延びる側壁部と、
前記底部または前記側壁部に設けた1または複数の変形誘発部とを有し、
前記1または複数の変形誘発部は、
前記側壁部および前記底部の寸法が車幅方向に窄んだ窄み部と、
前記側壁部の所定の上下方向にわたる範囲を前記フロントサイドメンバ側またはその反対側に膨出させた状態に形成されるビード部または該範囲を脆弱にした脆弱部とを含むことを特徴とする車両前部構造。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ビード部または脆弱部は、前記側壁部における前記窄み部の範囲内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記フロントサイドメンバは、
車両前方に配置された前側水平部と、
前記前側水平部の後端から後側下方に傾斜した傾斜部と、
前記前側水平部と前記傾斜部との間に形成された前側屈曲部とを有し、
前記1または複数の変形誘発部のうち少なくとも1つは、前記カウルサイドメンバのうち車幅方向において前記フロントサイドメンバの前記前側屈曲部に重なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記窄み部は、前記カウルサイドメンバのうち車幅方向において前記フロントサイドメンバの前記前側屈曲部に重なる位置に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記ビード部または脆弱部は、前記カウルサイドメンバのうち車幅方向において前記フロントサイドメンバの前記前側屈曲部に重なる位置に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両前部構造。
【請求項6】
前記1または複数の変形誘発部のうち少なくとも1つは、前記カウルサイドメンバの前記前部に形成されていて、
前記前部は、前方に向かって上下方向の寸法が徐々に小さくなっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両前部構造。
【請求項7】
前記カウルサイドメンバは、
前記前部を構成する前側部品と、
前記後部を構成する後側部品と、
前記前側部品と前記後側部品とが互いに重なった接合部位とを有し、
前記ビード部または脆弱部は、前記接合部位の後側に隣接して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両前部構造。
【請求項8】
前記カウルサイドメンバは、前記ビード部または脆弱部の周辺の上下方向の寸法が窄んでいることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の車両前部構造。
【請求項9】
車両のパワーユニット搭載ルームの車幅方向の端側に設けられて車両前後方向に延びるフロントサイドメンバと、
前記フロントサイドメンバの車外側の上方または車内側の上方に配置されて後部が車両前後方向に延びつつ前部が該後部から前記フロントサイドメンバ側に曲がって延びるカウルサイドメンバとを備える車両前部構造であって、
前記カウルサイドメンバは、
車両下方に面する底部と、
前記底部の車幅方向の縁から上方に延びる側壁部と、
前記底部または前記側壁部に設けた1または複数の変形誘発部と、
前記前部を構成する前側部品と、
前記後部を構成する後側部品と、
前記前側部品と前記後側部品とが互いに重なった接合部位とを有し、
前記1または複数の変形誘発部のうち少なくとも1つは、前記接合部位の後側に隣接して形成されていることを特徴とする車両前部構造。
【請求項10】
前記接合部位は、前記前側部品と前記後側部品とを溶接およびボルトの締結によって接合した状態になっていることを特徴とする請求項7または9に記載の車両前部構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の前輪の上方付近には、カウルサイドメンバと称される部材が設けられている。一般的なカウルサイドメンバは、ダッシュパネルの車幅方向の端部付近からホイールエプロンの上部に沿って、前方に先細りに突出するような形状になっている。
【0003】
例えば、特許文献1には、上記カウルサイドメンバと同様の部材として、ホイールエプロン1の上部にホイールエプロン・レインフォースメントパネル8が設けられている。ホイールエプロン・レインフォースメントパネル8は、前突等の発生時に、車内側のサスペンションタワー10を保護しつつ、座屈して荷重を吸収できるように、上下に延びる複数のビード17a等が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-293680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両によっては、小型車両など、ダッシュパネルよりも前方の車両前部の前後寸法が短く設定されたものが存在する。その場合、上記カウルサイドメンバも前後方向の寸法が短くなるため、前突時等に座屈を可能にする領域が確保し難くい。カウルサイドメンバの前後寸法が短いと、前突時等の荷重をカウルサイドメンバの座屈による衝撃エネルギーとして十分に消費し吸収することができず、カウルサイドメンバの後方に配置された部材に荷重が伝達されやすくなる。例えば、カウルサイドメンバの後方におけるフロントピラーの上端とルーフサイドメンバとの接合部などに荷重が集中し、これら部位が破損してしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、カウルサイドメンバの前後寸法の短縮およびカウルサイドメンバの後方への荷重伝達の抑制が可能な車両前部構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両前部構造の代表的な構成は、車両のパワーユニット搭載ルームの車幅方向の端側に設けられて車両前後方向に延びるフロントサイドメンバと、フロントサイドメンバの車外側の上方または車内側の上方に配置されて後部が車両前後方向に延びつつ前部が該後部からフロントサイドメンバ側に曲がって延びるカウルサイドメンバとを備える車両前部構造であって、カウルサイドメンバは、車両下方に面する底部と、底部の車幅方向の縁から上方に屈曲する側壁部とを有し、側壁部は、カウルサイドメンバの後部に形成される側壁後部と、カウルサイドメンバの前部に形成される側壁前部と、側壁前部の所定の上下方向にわたる範囲をフロントサイドメンバ側またはその反対側に膨出させた状態に形成される第1ビードとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、カウルサイドメンバの前後寸法の短縮およびカウルサイドメンバの後方への荷重伝達の抑制が可能な車両前部構造を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例の車両前部構造の概要を示す図である。
図1(b)の車両前部構造を別方向から見た斜視図である。
図2(b)のカウルサイドメンバを示した図である。
図2(b)のカウルサイドメンバのA-A断面図である。
図2(b)のカウルサイドメンバを車両前方から見て示した図である。
図3(b)のカウルサイドアウタの拡大図である。
図6のカウルサイドアウタを下方から示した図である。
図7の各ビードを拡大して示した斜視図である。
図7のカウルサイドアウタの各窄み部を示した図である。
図7のカウルサイドアウタの変形例を示した図である。
図8(a)の第1ビードの変形例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る車両前部構造は、車両のパワーユニット搭載ルームの車幅方向の端側に設けられて車両前後方向に延びるフロントサイドメンバと、フロントサイドメンバの車外側の上方または車内側の上方に配置されて後部が車両前後方向に延びつつ前部が該後部からフロントサイドメンバ側に曲がって延びるカウルサイドメンバとを備える車両前部構造であって、カウルサイドメンバは、車両下方に面する底部と、底部の車幅方向の縁から上方に延びる側壁部とを有し、側壁部は、カウルサイドメンバの後部に形成される側壁後部と、カウルサイドメンバの前部に形成される側壁前部と、側壁前部の所定の上下方向にわたる範囲をフロントサイドメンバ側またはその反対側に膨出させた状態に形成される第1ビードとを有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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