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公開番号
2025025825
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130978
出願日
2023-08-10
発明の名称
燃料電池用エンドプレート、および、それを備えた燃料電池
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
8/2465 20160101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】燃料電池積層体を貫通する流体通路で発生した生成水を効率よく外部に排出できる燃料電池用エンドプレートを提供する。
【解決手段】複数積層された燃料電池セル2aを含む燃料電池積層体3を備える燃料電池1において、燃料電池積層体3の積層方向の一端に配置される燃料電池用エンドプレート6aは、燃料電池用エンドプレート6aの第1の面16に形成され内側接続口13bであって、燃料電池積層体3を積層方向に貫通する流体通路8の出口側開口8aと接続する内側接続口13bと、燃料電池用エンドプレート6aにおける第1の面16と異なる第2の面17に形成される外側接続口13aであって、外部配管と接続する外側接続口13aと、内側接続口13bと外側接続口13aとの間を連絡する貫通孔13と、を有し、貫通孔13を形成する内周面における下部面13cは、内側接続口13bから外側接続口13aに向かうに従って下方に傾斜している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数積層された燃料電池セルを含む燃料電池積層体を備える燃料電池において、前記燃料電池積層体の積層方向の一端に配置される燃料電池用エンドプレートであって、
前記燃料電池用エンドプレートは、
前記燃料電池用エンドプレートの第1の面に形成される内側接続口であって、前記燃料電池積層体を積層方向に貫通する流体通路の出口側開口と接続する前記内側接続口と、
前記燃料電池用エンドプレートにおける前記第1の面と異なる第2の面に形成される外側接続口であって、外部配管と接続する前記外側接続口と、
前記内側接続口と前記外側接続口との間を連通する貫通孔と、を有し、
前記貫通孔を形成する内周面における下部面は、前記内側接続口から前記外側接続口に向かうに従って下方に傾斜していることを特徴とする燃料電池用エンドプレート。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記内側接続口の形状と前記外側接続口の形状は相違しており、
前記貫通孔は、前記内側接続口から前記外側接続口までに段差が生じないように徐変形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用エンドプレート。
【請求項3】
前記内側接続口の形状は矩形状であり、前記外側接続口の形状は円形状であることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池用エンドプレート。
【請求項4】
燃料電池用エンドプレートは、前記第1の面と、前記1の面に対向する反対側の面と、を有し、
前記第2の面は、前記反対側の面であることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池用エンドプレート。
【請求項5】
燃料電池用エンドプレートは、前記第1の面と、前記1の面に対向する反対側の面と、前記第1の面と前記反対の面との間の外周面と、を有し、
前記第2の面は、前記外周面であることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池用エンドプレート。
【請求項6】
前記流体通路は、酸化剤ガスが排出される酸化剤ガス排出通路であることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池用エンドプレート。
【請求項7】
燃料電池であって、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の燃料電池用エンドプレートと、
前記燃料電池積層体と、
を備える、燃料電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池用エンドプレート、および、それを備えた燃料電池に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池セルを複数積層した燃料電池スタック(燃料電池積層体)を、一対のエンドプレートで挟持した燃料電池の一例として、特許文献1に記載された燃料電池が知られている。特許文献1に記載された燃料電池は、各燃料電池セルに外部から燃料ガスあるいは酸化剤ガスを供給するためのガス供給マニホールドと、ガス供給マニホールド内に溜まった生成水を外部に排出するための排水路とを備えている。ガス供給マニホールドは、一方のエンドプレートから積層方向に貫通して形成された流体通路であり、排水路は、他方のエンドプレートからガス供給マニホールドまで貫通して形成されている。ガス供給マニホールドの底面は、排水路に向かって下るように傾斜している。
【0003】
特許文献1に記載された燃料電池によれば、燃料電池スタックのガス供給マニホールド内に水滴(生成水)が発生した場合、その生成水を効率良くスタック外部に排出することができるので、ガス供給側のマニホールド内で発生した生成水によりガス供給が阻害されることで発電が不安定になったり発電性能が低下したりすることを回避できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-141639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された燃料電池は、ガス供給マニホールドの底面は、排水路に向かって下るように傾斜しているので、ガス供給マニホールドで発生した生成水を他方のエンドプレートに形成された排水路までは排出できても、排水路から外部に生成水を効率よく排出できるかどうかは不明である。また、ガス供給マニホールドの底面に傾斜を設けるには別部材が必要となり、部品点数が増加してしまう。また、ガス供給マニホールドの底面に傾斜を設けると、傾斜を設けたガス供給マニホールドの底面は燃料電池における重力方向である上下方向の下方に決定されてしまうことから、燃料電池の積載方向を自由に変更する事ができなかった。そのため、燃料電池の積載方向を変更する場合は、燃料電池スタックの仕様を燃料電池の積載方向に合わせて変更しなければならなかった。
【0006】
そこで、本発明は、簡易な構成によって、燃料電池積層体を貫通する流体通路で発生した生成水を効率よく外部に排出でき、燃料電池の積載方向に容易に対応できる燃料電池用エンドプレート、および、そのエンドプレートを備えた燃料電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、複数積層された燃料電池セルを含む燃料電池積層体を備える燃料電池において、燃料電池積層体の積層方向の一端に配置される燃料電池用エンドプレートであって、燃料電池用エンドプレートは、燃料電池用エンドプレートの第1の面に形成される内側接続口であって、燃料電池積層体を積層方向に貫通する流体通路の出口側開口と接続する内側接続口と、燃料電池用エンドプレートにおける第1の面と異なる第2の面に形成される外側接続口であって、外部配管と接続する前記外側接続口と、内側接続口と外側接続口との間を連通する貫通孔と、を有し、貫通孔を形成する内周面における下部面は、内側接続口から外側接続口に向かうに従って下方に傾斜している。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易な構成によって、燃料電池積層体を貫通する流体通路で発生した生成水を効率よく外部に排出でき、燃料電池の積載方向に容易に対応できる燃料電池用エンドプレート、および、そのエンドプレートを備えた燃料電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る燃料電池用エンドプレートを備える燃料電池の斜視図である。
本実施形態に係る燃料電池用エンドプレートを備える燃料電池の側面図である。
本実施形態に係る燃料電池用エンドプレートを備える燃料電池の正面図である。
図3のA-A断面図である。
図4の部分拡大図である。
本実施形態に係る燃料電池用エンドプレートの一部を示す斜視図であって、(a)は正面側から視た斜視図であり、(b)は(a)の断面を示した斜視図である。
他の実施形態に係る燃料電池用エンドプレート示す斜視図であって、(a)は側面側から視た斜視図であり、(b)は正面側から視た斜視図であり、(c)は側面側から視た斜視図の断面である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態に係る燃料電池用エンドプレート、および、その燃料電池用エンドプレートを用いた燃料電池の実施形態を添付図面に基づいて説明する。尚、図1~6において、特に説明がない限り、燃料電池1の載置状態であって、紙面の上方が燃料電池1の上方を示し、紙面の下方が燃料電池1の重力方向である下方を示す。図1は、本実施形態に係る燃料電池用エンドプレートを用いた燃料電池の斜視図であり、図2は、本実施形態に係る燃料電池用エンドプレートを用いた燃料電池の側面図である。尚、各図における矢印は方向を示し、本実施形態において、矢印のZ方向を前後方向とし、Z方向側を前面側、矢印のZ方向側の反対を後面側、矢印のX方向を左右方向とし、矢印のX方向側を右側面側、矢印のX方向側の反対を左側面側、矢印のY方向を上下方向とし、矢印のY方向側を上面側、矢印のY方向側の反対を下面側とする。
(【0011】以降は省略されています)
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