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公開番号
2025014493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117088
出願日
2023-07-18
発明の名称
撚線導体
出願人
三洲電線株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01B
5/08 20060101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】撚線導体の形状を安定化させつつ、構成する素線の総数を削減できる撚線導体を提供する。
【解決手段】
最外層部20と、第1外層部30において、その一つの層20a,20b,30a,30bを構成する素線21,22,31,32の直径を全て同じとし、最外層部20の最も内側に位置する層20bを構成する素線21の数を、最外層部20の最も外側に位置する層20bを構成する素線22の数の半分の数とし、最外層部20と、第1外層部30において、その一つの層20a,20b,30a,30bを構成する素線21,22,31,32を同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う素線21,22,31,32は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、最外層部と、該最外層部の径方向内側に設けた第1外層部を有する撚り線導体であって、
前記最外層部と、前記第1外層部において、その一つの層を構成する素線の直径を全て同じとし、
前記最外層部と前記第1外層部を、夫々複数層で構成し、
前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数と、前記第1外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数を同じとし、
前記最外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数を、前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数の半分の数とし、
前記最外層部と、前記第1外層部において、その一つの層を構成する素線を同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う素線は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設し、
径方向の最も外側に位置する層以外で、かつ、前記最外層部、及び、前記第1外層部の一つの層を構成する素線は、その一つの層における一つ外側に位置する層を構成し、かつ、隣り合う素線で構成される内側の谷間部に当接し、
前記第1外層部を構成する各素線の径を、前記最外層部を構成する各素線の径より細くしたことを特徴とする撚線導体。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
最外層部と、該最外層部の径方向内側に設けた第1外層部と、該第1外層部の径方向内側に設けた第2外層部を有し、
前記最外層部と、前記第1外層部と、前記第2外層部において、その一つの層を構成する素線の直径を全て同じとし、
前記第2外層部を複数層で構成し、
前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数と、前記第1外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数と、前記第2外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数を同じとし、
前記第1外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数を、前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数の半分の数とし、
前記最外層部、及び、前記第1外層部、及び、前記第2外層部において、その一つの層を構成する素線を同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う素線は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設し、
径方向の最も外側に位置する層以外で、かつ、前記最外層部、及び、前記第1外層部、及び、前記第2外層部の一つの層を構成する素線は、その一つの層における一つ外側に位置する層を構成し、かつ、隣り合う素線で構成される内側の谷間部に当接し、
前記第2外層部を構成する各素線の径を、前記第1外層部を構成する各素線の径より細くしたことを特徴とする請求項1記載の撚線導体。
【請求項3】
前記最外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数と、前記第1外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数を同じとするとともに、前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数の半分の数としたことを特徴とする請求項1記載の撚線導体。
【請求項4】
前記最外層部と前記第1外層部を、夫々2層で構成したことを特徴とする請求項3記載の撚線導体。
【請求項5】
前記最外層部と前記第1外層部を、夫々3層で構成し、
前記最外層部の最も外側に位置する層と、その内側に位置する層を構成する素線の数を同じとし、
前記第1外層部の最も外側に位置する層と、その内側に位置する層を構成する素線の数を同じとしたことを特徴とする請求項3記載の撚線導体。
【請求項6】
前記最外層部を、3層で構成し、前記第1外層部を2層で構成し、
前記最外層部の最も外側に位置する層と、その内側に位置する層を構成する素線の数を同じとしたことを特徴とする請求項3記載の撚線導体。
【請求項7】
前記最外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数と、前記第1外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数と、前記第2外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数を同じとするとともに、前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数の半分の数としたことを特徴とする請求項2記載の撚線導体。
【請求項8】
前記最外層部と前記第1外層部と前記第2外層部を、夫々2層で構成したことを特徴とする請求項7記載の撚線導体。
【請求項9】
前記最外層部と前記第1外層部と前記第2外層部を、夫々3層で構成し、
前記最外層部の最も外側に位置する層と、その内側に位置する層を構成する素線の数を同じとし、
前記第1外層部の最も外側に位置する層と、その内側に位置する層を構成する素線の数を同じとし、
前記第2外層部の最も外側に位置する層と、その内側に位置する層を構成する素線の数を同じとしたことを特徴とする請求項7記載の撚線導体。
【請求項10】
前記最外層部を3層で構成し、前記第1外層部と前記第2外層部を、夫々2層で構成し、
前記最外層部の最も外側に位置する層と、その内側に位置する層を構成する素線の数を同じとしたことを特徴とする請求項7記載の撚線導体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撚線導体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電線市場において、電線及びケーブルの細径化、軽量化、高機能化の観点から、断面が円形状に近い撚線導体が求められている。
【0003】
撚線導体に用いられる線材として、裸銅線、錫メッキ線、ニッケルメッキ線、銀メッキ線、アルミ線、合金線、リッツ線、無酸素銅線、線形結晶無酸素銅線、単結晶状高純度無酸素銅線などが使用される。
【0004】
撚線導体の外形を、円形状に近い形成したものとして、図18,図19に示すように、外層101を複数層で構成し、各層102,103,104,105を構成する素線102a,103a,104a,105aは、同一円周上に配設されるとともに、全て同じ数で構成されている。また、一つの層102,103,104を構成する素線102a,103a,104aの直径は、その内側に位置する層103,104,105を構成する素線103a,104a,105aの直径より大きくした撚線導体110,111が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4673361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1において、撚線導体110,111の形状を安定化させるには、外層101を構成する層の数を増やすことが望ましく、図18の撚線導体110より図19の撚線導体111の方が、形状が安定化する。
【0007】
層の数を増やすと、撚線導体110,111を構成する素線の総数が増加し、生産効率の低下や製造コストの増加という問題点が生じる。
【0008】
そこで、撚線導体の形状を安定化させつつ、構成する素線の総数を削減できる撚線導体を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、本願発明は、少なくとも、最外層部と、該最外層部の径方向内側に設けた第1外層部を有する撚り線導体であって、
前記最外層部と、前記第1外層部において、その一つの層を構成する素線の直径を全て同じとし、
前記最外層部と前記第1外層部を、夫々複数層で構成し、
前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数と、前記第1外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数を同じとし、
前記最外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数を、前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数の半分の数とし、
前記最外層部と、前記第1外層部において、その一つの層を構成する素線を同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う素線は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設し、
径方向の最も外側に位置する層以外で、かつ、前記最外層部、及び、前記第1外層部の一つの層を構成する素線は、その一つの層における一つ外側に位置する層を構成し、かつ、隣り合う素線で構成される内側の谷間部に当接し、
前記第1外層部を構成する各素線の径を、前記最外層部を構成する各素線の径より細くしたことを特徴とするものである。
【0010】
また、最外層部と、該最外層部の径方向内側に設けた第1外層部と、該第1外層部の径方向内側に設けた第2外層部を有し、
前記最外層部と、前記第1外層部と、前記第2外層部において、その一つの層を構成する素線の直径を全て同じとし、
前記第2外層部を複数層で構成し、
前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数と、前記第1外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数と、前記第2外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数を同じとし、
前記第1外層部の最も内側に位置する層を構成する素線の数を、前記最外層部の最も外側に位置する層を構成する素線の数の半分の数とし、
前記最外層部、及び、前記第1外層部、及び、前記第2外層部において、その一つの層を構成する素線を同一円周上に配設するとともに、周方向に隣り合う素線は、その軸方向全体、又は、その軸方向の一部において当接するように配設し、
径方向の最も外側に位置する層以外で、かつ、前記最外層部、及び、前記第1外層部、及び、前記第2外層部の一つの層を構成する素線は、その一つの層における一つ外側に位置する層を構成し、かつ、隣り合う素線で構成される内側の谷間部に当接し、
前記第2外層部を構成する各素線の径を、前記第1外層部を構成する各素線の径より細くしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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