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公開番号2025101904
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219001
出願日2023-12-26
発明の名称半導体装置
出願人新光電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/60 20060101AFI20250701BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】配線基板と半導体素子との電気的な接続信頼性を向上できる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置10は、配線基板20と、半導体素子40と、配線基板20の接続パッド30と半導体素子40の電極パッド41とを接合する接合部材50と、配線基板20と半導体素子40との間を封止する封止樹脂60とを有する。各接続パッド30の平面形状は、第1本体部31と、第1本体部31から平面視における半導体素子40の中央領域に向かって突出する複数の第1突出部32と、第1凹部33とを有する。各接合部材50の平面形状は、第2本体部51と、第2本体部51から上記中央領域に向かって突出する複数の第2突出部52と、第2凹部53とを有する。基板本体21の上面と第1凹部33の内面と第2凹部53の内面と電極パッド41の下面とによって囲まれた第1空間S10は、一方向のみに開口している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板本体と、前記基板本体の上面に形成された複数の接続パッドを有する配線基板と、
複数の電極パッドを有するとともに、前記配線基板に実装された半導体素子と、
前記接続パッドと前記電極パッドとを接合する接合部材と、
前記配線基板と前記半導体素子との間を封止する封止樹脂と、を有し、
前記接続パッドの平面形状は、第1本体部と、前記第1本体部から平面視における前記半導体素子の中央領域に向かって突出する複数の第1突出部と、前記第1本体部と前記複数の第1突出部とによって囲まれた第1凹部と、を有し、
前記接合部材の平面形状は、前記第1本体部上に形成された第2本体部と、前記第2本体部から前記中央領域に向かって突出するように前記複数の第1突出部上に形成された複数の第2突出部と、前記第2本体部と前記複数の第2突出部とによって囲まれた第2凹部と、を有し、
前記基板本体の上面と、前記第1凹部の内面と、前記第2凹部の内面と、前記電極パッドの下面とによって囲まれた第1空間は、一方向のみに開口している、半導体装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記封止樹脂は、前記第1空間に設けられたボイドを有する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記配線基板は、前記基板本体の上面に形成されたソルダーレジスト層を更に有し、
前記ソルダーレジスト層は、前記ソルダーレジスト層を厚さ方向に貫通する開口部を有し、
前記開口部は、前記第1本体部のうち少なくとも前記複数の第1突出部に接続される部分と、前記複数の第1突出部と、前記第1凹部とを露出している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記開口部は、前記複数の接続パッドの全体を露出している、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1本体部は、前記開口部から露出する第1部分と、前記ソルダーレジスト層に被覆される第2部分とを有し、
前記複数の第1突出部は、前記第1部分から前記中央領域に向かって突出しており、
前記第2本体部は、前記第1部分上に設けられている、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記接続パッドの平面形状は、3以上の前記第1突出部と、複数の前記第1凹部とを有し、
前記接合部材の平面形状は、3以上の前記第2突出部と、複数の前記第2凹部とを有し、
前記複数の第1凹部は、前記第1突出部により互いに仕切られており、
前記複数の第2凹部は、前記第2突出部により互いに仕切られている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記複数の第1突出部は、前記第1本体部からの突出量が互いに異なる、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記封止樹脂は、前記半導体素子の側面全面を被覆するように形成されており、
前記封止樹脂は、前記半導体素子の上面全面を露出するように形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記複数の接続パッドは、平面視において、マトリクス状に配置されており、
前記複数の接続パッドのうち隣接する2つの接続パッドは、互いに近接して配置されている、請求項1に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、配線基板と、配線基板に実装された半導体素子と、配線基板と半導体素子との間を封止する封止樹脂とを有する半導体装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-278070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記半導体装置においては、配線基板と半導体素子との電気的な接続信頼性の向上が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一観点によれば、基板本体と、前記基板本体の上面に形成された複数の接続パッドを有する配線基板と、複数の電極パッドを有するとともに、前記配線基板に実装された半導体素子と、前記接続パッドと前記電極パッドとを接合する接合部材と、前記配線基板と前記半導体素子との間を封止する封止樹脂と、を有し、前記接続パッドの平面形状は、第1本体部と、前記第1本体部から平面視における前記半導体素子の中央領域に向かって突出する複数の第1突出部と、前記第1本体部と前記複数の第1突出部とによって囲まれた第1凹部と、を有し、前記接合部材の平面形状は、前記第1本体部上に形成された第2本体部と、前記第2本体部から前記中央領域に向かって突出するように前記複数の第1突出部上に形成された複数の第2突出部と、前記第2本体部と前記複数の第2突出部とによって囲まれた第2凹部と、を有し、前記基板本体の上面と、前記第1凹部の内面と、前記第2凹部の内面と、前記電極パッドの下面とによって囲まれた第1空間は、一方向のみに開口している。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一観点によれば、配線基板と半導体素子との電気的な接続信頼性を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態の半導体装置を示す概略平面図である。
図2は、一実施形態の半導体装置を示す概略断面図(図1における2-2線断面図)である。
図3は、一実施形態の半導体装置を示す概略断面図(図1における3-3線断面図)である。
図4は、一実施形態の配線基板を示す概略平面図である。
図5は、一実施形態の半導体装置の一部を示す概略斜視図である。
図6は、一実施形態の半導体装置の製造方法を示す概略断面図である。
図7は、一実施形態の半導体装置の製造方法を示す概略断面図である。
図8は、一実施形態の半導体装置の製造方法を示す概略平面図である。
図9は、一実施形態の半導体装置の製造方法を示す概略断面図である。
図10は、一実施形態の半導体装置の製造方法を示す概略平面図である。
図11は、一実施形態の半導体装置の製造方法を示す概略平面図である。
図12は、一実施形態の半導体装置の製造方法を示す概略平面図である。
図13は、変更例の半導体装置を示す概略平面図である。
図14は、変更例の半導体装置を示す概略平面図である。
図15は、変更例の半導体装置を示す概略平面図である。
図16は、変更例の半導体装置を示す概略平面図である。
図17は、変更例の半導体装置を示す概略断面図である。
図18は、比較例の半導体装置を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、添付図面は、便宜上、特徴を分かりやすくするために特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、断面図では、各部材の断面構造を分かりやすくするために、一部の部材のハッチングを梨地模様に代えて示し、一部の部材のハッチングを省略している。平面図では、各部材の平面形状を分かりやすくするために、一部の部材にハッチングを付している。各図面では、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸を図示している。以下の説明では、便宜上、X軸に沿って延びる方向をX軸方向と称し、Y軸に沿って延びる方向をY軸方向と称し、Z軸に沿って延びる方向をZ軸方向と称する。なお、本明細書において、「平面視」とは、特に記載がない限り、対象物をZ軸方向から見ることを言う。また、本明細書において、「平面形状」とは、特に記載がない限り、対象物をZ軸方向から見た形状のことを言う。本明細書における「上下左右」は、各図面において各部材を示す符号が正しく読める向きを正位置とした場合の方向である。本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。本明細書において「同一」とは、正確に同一の場合の他、寸法公差等の影響により比較対象同士に多少の相違がある場合も含む。
【0009】
(半導体装置10の全体構成)
図1及び図2に示すように、半導体装置10は、配線基板20と、配線基板20の上面に実装された1以上(本実施形態では、1つ)の半導体素子40と、配線基板20と半導体素子40とを互いに接合する接合部材50,55とを有している。図2に示すように、半導体装置10は、配線基板20と半導体素子40との間を封止する封止樹脂60と、外部接続端子70とを有している。なお、図1は、図2に示した半導体装置10を上方から視た平面図であり、半導体素子40が透視的に描かれている。
【0010】
(配線基板20の構造)
図2及び図3に示すように、配線基板20は、例えば、基板本体21と、配線層22と、ソルダーレジスト層23とを有している。
(【0011】以降は省略されています)

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