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公開番号2025027795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132934
出願日2023-08-17
発明の名称エンジン
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類F02M 25/00 20060101AFI20250220BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】デポジットを脆くする。
【解決手段】エンジンは、燃焼室内に露出する露出部品を備える。前記エンジンは、前記燃焼室内に露出する先端部を備え、排気系から分岐するガス流路が接続されるインジェクタを有する。前記先端部は、前記ガス流路に連通する放出孔を備え、かつ前記露出部品に対向している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼室内に露出する露出部品を備えるエンジンであって、
前記燃焼室内に露出する先端部を備え、排気系から分岐するガス流路が接続されるインジェクタを有し、
前記先端部は、前記ガス流路に連通する放出孔を備え、かつ前記露出部品に対向している、
エンジン。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエンジンにおいて、
前記露出部品は、ピストンである、
エンジン。
【請求項3】
請求項1に記載のエンジンにおいて、
前記露出部品は、吸気バルブと排気バルブとの少なくとも何れか一方である、
エンジン。
【請求項4】
請求項1に記載のエンジンにおいて、
前記露出部品は、燃料を噴射する燃料インジェクタである、
エンジン。
【請求項5】
請求項1に記載のエンジンにおいて、
前記インジェクタは、前記ガス流路に接続されるとともに、ウォータタンクから延びる給水流路に接続されており、
前記インジェクタは、前記放出孔から前記燃焼室内に排気ガスを放出するガス放出状態と、前記放出孔から前記燃焼室内に水を放出する水放出状態と、に作動可能である、
エンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エンジンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンの燃焼室等には、燃料およびオイルの不完全燃焼生成物であるデポジットが堆積している(特許文献1-3参照)。このようなデポジットはノッキング等の異常燃焼を招く要因であるため、例えば、ポリエーテルアミン等が配合された燃料添加剤を用いてデポジットを除去することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-273564号公報
特許第5691336号公報
特許第5842195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、燃焼室内のデポジットはピストン等に固着していることから、燃料添加剤等を用いてデポジットを除去することが困難な場合もある。このため、ピストン等に堆積するデポジットを脆くすることにより、デポジットの除去を容易にすることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、エンジンは、燃焼室内に露出する露出部品を備える。前記エンジンは、前記燃焼室内に露出する先端部を備え、排気系から分岐するガス流路が接続されるインジェクタを有する。前記先端部は、前記ガス流路に連通する放出孔を備え、かつ前記露出部品に対向している。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、デポジットを脆くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態に係るエンジンを備えた車両の一例を示す図である。
エンジンおよび制御システムの一例を示す図である。
ガス放出モードの実行状況の一例を示す図である。
水噴射モードの実行状況の一例を示す図である。
エンジンの燃焼室およびその近傍を示す図である。
エンジンの燃焼室およびその近傍を示す図である。
電子制御ユニットの基本構造の一例を示す図である。
デポジット脆弱化制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。
本開示の他の実施形態に係るエンジンの一部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一または実質的に同一の構成や要素については、同一の符号を付して繰り返しの説明を省略する。
【0009】
<第1実施形態>
<車両>
図1は本開示の一実施形態に係るエンジン10を備えた車両11の一例を示す図である。図1に示すように、車両11は、エンジン10およびトランスミッション12からなるパワーユニット13を有している。パワーユニット13の出力軸14は、プロペラ軸15およびデファレンシャル機構16を介して車輪17に連結されている。なお、図示するパワーユニット13は、後輪駆動用のパワーユニットであるが、これに限られることはなく、前輪駆動用や全輪駆動用のパワーユニットであっても良い。
【0010】
<エンジン>
図2はエンジン10および制御システム100の一例を示す図である。図2に示すように、エンジン10は、ピストン20を収容するシリンダブロック21と、シリンダブロック21に搭載されるシリンダヘッド22と、を有している。シリンダブロック21には、ピストン20が往復動可能に収容されており、ピストン20に連結されるクランク軸23が回転可能に支持されている。また、シリンダヘッド22には、燃焼室24に連通する吸気ポート25が形成されるとともに、吸気ポート25を開閉する吸気バルブ26が取り付けられている。同様に、シリンダヘッド22には、燃焼室24に連通する排気ポート27が形成されるとともに、排気ポート27を開閉する排気バルブ28が取り付けられている。さらに、シリンダヘッド22には、吸気バルブ26を駆動する吸気カム軸29と、排気バルブ28を駆動する排気カム軸30と、が取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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