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公開番号
2025031103
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137090
出願日
2023-08-25
発明の名称
内燃機関の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02D
13/06 20060101AFI20250228BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】内燃機関の運転停止後に気体燃料が排気通路に至ることを防止する。
【解決手段】内燃機関100は、複数の気筒11と、気体燃料を噴射する気筒11毎のインジェクタ50と、気体燃料を貯留している燃料タンク71と、燃料タンク71及び各インジェクタ50を接続している燃料供給通路75と、燃料供給通路75を開閉する燃料供給バルブ76と、を備えている。制御装置110は、内燃機関100の運転を停止する場合、燃料供給バルブ76を閉弁する第1処理と、複数の気筒11のうち、排気バルブ16が閉弁している気筒11を閉弁気筒としたとき、閉弁気筒のうちの1つ以上の気筒11に対応するインジェクタ50の噴射口を開く一方で、排気バルブ16が開弁している気筒11に対応するインジェクタ50の噴射口を閉鎖する第2処理と、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の気筒が区画されている機関本体と、それぞれの前記気筒に接続している吸気通路と、それぞれの前記気筒に接続している排気通路と、前記気筒毎に設けられ、前記吸気通路における、前記気筒との接続口を開閉する吸気バルブと、前記気筒毎に設けられ、前記排気通路における、前記気筒との接続口を開閉する排気バルブと、前記気筒毎に設けられ、前記気筒内に供給するための気体燃料を噴射するインジェクタと、気体燃料を貯留している燃料タンクと、前記燃料タンク及び前記気筒毎の前記インジェクタを接続している燃料供給通路と、前記燃料供給通路における、前記気筒毎の前記インジェクタへの分岐箇所よりも前記燃料タンク側に設けられ、当該燃料供給通路を開閉する燃料供給バルブと、を備えた内燃機関に適用され、
前記内燃機関の運転を停止する場合、
前記燃料供給バルブを閉弁する第1処理と、
複数の前記気筒のうち、前記排気バルブが閉弁している前記気筒を閉弁気筒としたとき、
前記閉弁気筒のうちの1つ以上の前記気筒に対応する前記インジェクタの噴射口を開く一方で、前記排気バルブが開弁している前記気筒に対応する前記インジェクタの噴射口を閉鎖する第2処理と、
を実行する
内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
複数の前記気筒のうち、前記排気バルブが閉弁している一方で前記吸気バルブが開弁している前記気筒を対象気筒としたとき、
前記第2処理では、前記対象気筒のうちの1つ以上の前記気筒に対応する前記インジェクタの噴射口を開く一方で、残りの全ての前記インジェクタの噴射口を閉鎖する
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている内燃機関は、気筒と、インジェクタと、燃料タンクと、燃料供給通路と、バルブと、を備えている。燃料タンクは、気体燃料を貯留している。燃料供給通路は、燃料タンクとインジェクタとを接続している。バルブは、燃料供給通路の途中に位置している。バルブは、燃料供給通路を開閉する。内燃機関の運転中、バルブは開状態とされる。この場合、燃料タンク内の気体燃料は、燃料供給通路を介してインジェクタに供給される。そして、インジェクタは、気筒内に気体燃料を噴射する。一方、内燃機関の運転が停止されると、バルブは閉状態とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-166424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料供給通路を介して気体燃料をインジェクタに供給する特許文献1のような技術において、内燃機関の運転の停止に伴ってバルブが閉状態にされると、バルブ及びインジェクタ間の燃料供給通路内は、当該燃料供給通路内に残存している気体燃料で高圧になる。また、気体燃料の場合、液体燃料に比べて、インジェクタの噴射口から気筒内への当該気体燃料の漏れが生じやすい。この気筒内に漏れ出した気体燃料が、内燃機関の運転停止直後の高温な排気通路に至ると、排気通路で気体燃料が発火するおそれを捨てきれない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための内燃機関の制御装置は、複数の気筒が区画されている機関本体と、それぞれの前記気筒に接続している吸気通路と、それぞれの前記気筒に接続している排気通路と、前記気筒毎に設けられ、前記吸気通路における、前記気筒との接続口を開閉する吸気バルブと、前記気筒毎に設けられ、前記排気通路における、前記気筒との接続口を開閉する排気バルブと、前記気筒毎に設けられ、前記気筒内に供給するための気体燃料を噴射するインジェクタと、気体燃料を貯留している燃料タンクと、前記燃料タンク及び前記気筒毎の前記インジェクタを接続している燃料供給通路と、前記燃料供給通路における、前記気筒毎の前記インジェクタへの分岐箇所よりも前記燃料タンク側に設けられ、当該燃料供給通路を開閉する燃料供給バルブと、を備えた内燃機関に適用され、前記内燃機関の運転を停止する場合、前記燃料供給バルブを閉弁する第1処理と、複数の前記気筒のうち、前記排気バルブが閉弁している前記気筒を閉弁気筒としたとき、前記閉弁気筒のうちの1つ以上の前記気筒に対応する前記インジェクタの噴射口を開く一方で、前記排気バルブが開弁している前記気筒に対応する前記インジェクタの噴射口を閉鎖する第2処理と、を実行する。
【発明の効果】
【0006】
上記の技術思想では、内燃機関の運転停止後に気体燃料が排気通路に至ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、内燃機関の概略構成を表した模式図である。
図2は、内燃機関の概略構成を表した模式図である。
図3は、インジェクタの構成を表した模式図である。
図4は、パージ処理の処理手順を表したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
<内燃機関の全体構成>
車両500は、内燃機関100を備えている。内燃機関100は、車両500の駆動源である。
【0009】
図1及び図2に示すように、内燃機関100は、機関本体10と、複数の気筒11と、複数のピストン12と、複数のコネクティングロッド13と、クランクシャフト14と、を備えている。なお、図1では、複数の気筒11のうちの1つのみを示している。ピストン12及びコネクティングロッド13についても同様である。本実施形態において、気筒11は、第1気筒#1、第2気筒#2、第3気筒#3、及び第4気筒#4の4つが存在している。
【0010】
気筒11は、機関本体10に区画された空間である。気筒11内では吸入空気と気体燃料との混合気が燃焼する。ピストン12は、気筒11毎に設けられている。ピストン12は、気筒11内に位置している。ピストン12は、気筒11内を往復動する。ピストン12は、コネクティングロッド13を介してクランクシャフト14に連結している。ピストン12の動作に応じてクランクシャフト14は回転する。クランクシャフト14は、自動変速機501などを介して駆動輪502に連結している。なお、内燃機関100は、各気筒11での、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、及び排気行程が、クランクシャフト14が720度回転することで一巡する4ストローク1サイクルの機関である。
(【0011】以降は省略されています)
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