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公開番号
2025011550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113734
出願日
2023-07-11
発明の名称
エアクリーナ
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02M
35/024 20060101AFI20250117BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】リブ同士の間を流れる空気の圧力損失を抑制しつつ、フィルタエレメントの目詰まりを抑制することができるエアクリーナを提供する。
【解決手段】エアクリーナは、ハウジングの内部の空間をインレット22に連なる第1空間23及びアウトレットに連なる第2空間とに区画するパネル形のフィルタエレメント60を備える。ハウジングは、フィルタエレメントと対向するとともに第1空間を形成する対向壁31及び対向壁の周縁から起立する周壁35を有する。対向壁の内面には、インレットに近い側からインレットから遠い側に向かって延在するとともに互いに間隔をあけて配置される複数のリブ50が設けられている。複数のリブは、複数の主リブ51と、隣り合う主リブ同士の間に配置される副リブ55とを有する。隣り合う主リブ同士の間の間隔は、インレットから離れるほど大きくなる。副リブは、主リブよりもインレットから離れた位置に設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
インレット及びアウトレットを有するハウジングと、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記ハウジングの内部の空間を前記インレットに連なる第1空間及び前記アウトレットに連なる第2空間に区画するとともに前記インレットから前記アウトレットに向かって流れる空気を濾過するパネル形のフィルタエレメントと、を備えるエアクリーナであって、
前記ハウジングは、前記フィルタエレメントと対向するとともに前記第1空間を形成する対向壁及び前記対向壁の周縁から起立する周壁を有しており、
前記インレットは、前記周壁に設けられており、
前記対向壁の内面には、前記インレットに近い側から前記インレットから遠い側に向かって延在するとともに互いに間隔をあけて配置される複数のリブが設けられており、
複数の前記リブは、
複数の主リブと、
隣り合う前記主リブ同士の間に配置される副リブと、を含んでおり、
隣り合う前記主リブ同士の間の間隔は、前記インレットから離れるほど大きくなっており、
前記副リブは、前記主リブよりも前記インレットから離れた位置に設けられている、
エアクリーナ。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
複数の前記主リブの少なくとも1つは、前記インレットの内部まで延在している、
請求項1に記載のエアクリーナ。
【請求項3】
前記対向壁は、第1壁部と、前記第1壁部よりも前記インレットから離れた位置に配置され、前記フィルタエレメントとの距離が前記第1壁部に比べて小さい第2壁部と、を有しており、
前記主リブは、前記第1壁部に設けられた第1部分と、前記第2壁部に設けられた第2部分と、を含み、
前記対向壁からの前記第1部分の突出量が、前記対向壁からの前記第2部分の突出量よりも大きい、
請求項1に記載のエアクリーナ。
【請求項4】
前記第1空間は、前記フィルタエレメントを挟んで前記インレットとは反対側に位置する拡張部を有する、
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のエアクリーナ。
【請求項5】
前記主リブ及び前記副リブは、前記フィルタエレメントよりも前記インレットから離れた位置まで延在している、
請求項4に記載のエアクリーナ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアクリーナに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内燃機関の吸気通路に設けられ、吸気を濾過するエアクリーナが記載されている。特許文献1に記載のエアクリーナは、インレット及びアウトレットを有するケースと、インレットからアウトレットへと流れる空気を濾過するパネル形のフィルタエレメントとを備える。ケースの内部は、フィルタエレメントによってフィルタエレメントよりも上流側の空間である第1空間と、下流側の空間である第2空間とに分割されている。ケースは、フィルタエレメントと対向するとともに第1空間を形成する対向壁、及び対向壁の周縁から起立する周壁を有する。周壁には、第1空間に連なるインレットが接続されている。周壁には、第2空間に連なるアウトレットが接続されている。
【0003】
対向壁の内面には、フィルタエレメントに向かって突出する複数のリブが設けられている。複数のリブは、上記対向壁の内面においてインレットに近い側からインレットから遠い側に向かって延びている。隣り合うリブ同士の間の間隔は、インレットから離れるほど大きくなる。インレットから第1空間へと吸入された空気は、隣り合うリブ同士の間によって形成される流路に沿って流れることで第1空間内に拡散される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-36145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、エアクリーナにおいては、フィルタエレメントの広い範囲を空気が流れることがフィルタエレメントの目詰まりを抑制する上で好ましい。このため、特許文献1に記載のエアクリーナの場合、第1空間内における空気の拡散性を更に高める上で、リブの数を増やすことが考えられる。しかしながら、リブの数を増やすと、隣り合うリブ同士の間の間隔が、特にインレットに近い側において小さくなるために、リブ同士の間を流れる空気の圧力損失が増大するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのエアクリーナは、インレット及びアウトレットを有するハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられ、前記ハウジングの内部の空間を前記インレットに連なる第1空間及び前記アウトレットに連なる第2空間に区画するとともに前記インレットから前記アウトレットに向かって流れる空気を濾過するパネル形のフィルタエレメントと、を備えるエアクリーナであって、前記ハウジングは、前記フィルタエレメントと対向するとともに前記第1空間を形成する対向壁及び前記対向壁の周縁から起立する周壁を有しており、前記インレットは、前記周壁に設けられており、前記対向壁の内面には、前記インレットに近い側から前記インレットから遠い側に向かって延在するとともに互いに間隔をあけて配置される複数のリブが設けられており、複数の前記リブは、複数の主リブと、隣り合う前記主リブ同士の間に配置される副リブと、を含んでおり、隣り合う前記主リブ同士の間の間隔は、前記インレットから離れるほど大きくなっており、前記副リブは、前記主リブよりも前記インレットから離れた位置に設けられている。
【0007】
同構成によれば、インレットから離れるほど隣り合う主リブ同士の間の間隔が大きくなっている。このため、インレットから第1空間内に導入された空気は、主リブ同士の間に形成される流路に沿って流れることで第1空間に拡散される。また、主リブ同士の間に形成される流路を流れる空気が副リブによって更に整流されて拡散される。これにより、第1空間内に導入された空気が、フィルタエレメントの広い範囲を通過するようになるので、フィルタエレメントの目詰まりを抑制することができる。また、副リブが主リブよりもインレットから離れた位置に設けられている。このため、リブの数を増やしたとしても、インレットに近い側においてはリブが増えないので、隣り合うリブ同士の間の間隔が小さくなることが抑制される。したがって、リブ同士の間を流れる空気の圧力損失を抑制しつつ、フィルタエレメントの目詰まりを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るエアクリーナの斜視図である。
図2は、図1のエアクリーナの分解斜視図である。
図3は、図1の3-3線に沿ったエアクリーナの断面図である。
図4は、図2のケースの分解斜視図である。
図5は、図4の5-5線に沿ったケース本体の断面図である。
図6は、リブのうちインレットに近い側の部分を中心に拡大して示すケース本体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図6を参照して、エアクリーナの一実施形態について説明する。
<エアクリーナの全体構成>
図1~図3に示すように、エアクリーナは、車載内燃機関の吸気通路に設けられるものであり、ハウジング10と、ハウジング10の内部に設けられるフィルタエレメント60とを備える。
【0010】
ハウジング10は、筒状のインレット22を有するケース21と、ケース21の上方に配置され、筒状のアウトレット12を有するキャップ11とを備える。
図2及び図3に示すように、ケース21は、ハウジング10の上方に開口する開口部21aを有する。キャップ11は、下方に開口する開口部11aを有する。
(【0011】以降は省略されています)
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