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公開番号2025012308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115050
出願日2023-07-13
発明の名称吸排気システム
出願人株式会社IHI
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類F02M 26/00 20160101AFI20250117BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】未燃の燃料の排出を抑制する。
【解決手段】吸排気システム1は、燃焼室108を備えるエンジン100と、燃焼室108と連通する吸気流路200と、燃焼室108と連通する排気流路300と、排気流路300のうちシリンダヘッド内の部分である排気ポートと、吸気流路200とを接続する接続流路500と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼室を備えるエンジンと、
前記燃焼室と連通する吸気流路と、
前記燃焼室と連通する排気流路と、
前記排気流路のうちシリンダヘッド内の部分である排気ポートと、前記吸気流路とを接続する接続流路と、
を備える、
吸排気システム。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記排気ポートから前記吸気流路への前記接続流路を介したガスの吸出しを実行する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記エンジンの排気弁が開いている時期において実行する、
請求項1に記載の吸排気システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記排気ポートから前記吸気流路への前記接続流路を介したガスの吸出しを、前記排気弁のリフト量の増加過程において実行する、
請求項2に記載の吸排気システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記排気ポートから前記吸気流路への前記接続流路を介したガスの吸出しを、前記排気弁のリフト量の減少過程において実行する、
請求項2または3に記載の吸排気システム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記排気ポートから前記吸気流路への前記接続流路を介したガスの吸出しを、前記排気弁のリフト量の減少過程における前記排気弁および前記エンジンの吸気弁の両方が開いている時期において実行する、
請求項4に記載の吸排気システム。
【請求項6】
前記吸気流路に設けられるコンプレッサを備え、
前記接続流路は、前記排気ポートと、前記吸気流路のうち前記コンプレッサよりも上流側とを接続する、
請求項1または2に記載の吸排気システム。
【請求項7】
前記吸気流路に設けられるコンプレッサを備え、
前記接続流路は、前記排気ポートと、前記吸気流路のうち前記コンプレッサよりも下流側とを接続し、
前記接続流路には、昇圧部が設けられる、
請求項1または2に記載の吸排気システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吸排気システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
燃焼室、吸気弁および排気弁を有するエンジンがある。このようなエンジンでは、例えば、特許文献1に開示されているように、燃焼室と連通する吸気ポートが吸気弁によって開閉され、燃焼室と連通する排気ポートが排気弁によって開閉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/049878号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吸気行程において、吸気弁が開き、吸気ポートから燃焼室に向かうガスの流れが生じる。排気行程において、排気弁が開き、燃焼室から排気ポートに向かうガスの流れが生じる。ガスが排気される過程において、未燃の燃料が排出される場合がある。例えば、排気行程から吸気行程に切り替わる際に、吸気弁および排気弁の両方が開いている状況が生じ得る。吸気弁および排気弁の両方が開いている状況において、吸気ポート内に残留している未燃の燃料が排気ポートを通って排出される吹き抜けが生じる場合がある。熱効率を向上させる観点、または、温室効果ガスの排出を抑制する観点では、未燃の燃料の排出を抑制することが望ましい。
【0005】
本開示の目的は、未燃の燃料の排出を抑制することが可能な吸排気システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の吸排気システムは、燃焼室を備えるエンジンと、燃焼室と連通する吸気流路と、燃焼室と連通する排気流路と、排気流路のうちシリンダヘッド内の部分である排気ポートと、吸気流路とを接続する接続流路と、を備える。
【0007】
排気ポートから吸気流路への接続流路を介したガスの吸出しを実行する制御装置を備え、制御装置は、エンジンの排気弁が開いている時期において実行してもよい。
【0008】
制御装置は、排気ポートから吸気流路への接続流路を介したガスの吸出しを、排気弁のリフト量の増加過程において実行してもよい。
【0009】
制御装置は、排気ポートから吸気流路への接続流路を介したガスの吸出しを、排気弁のリフト量の減少過程において実行してもよい。
【0010】
制御装置は、排気ポートから吸気流路への接続流路を介したガスの吸出しを、排気弁のリフト量の減少過程における排気弁およびエンジンの吸気弁の両方が開いている時期において実行してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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