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公開番号2025040089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023146778
出願日2023-09-11
発明の名称ロケットエンジン
出願人個人
代理人弁理士法人アローレインターナショナル
主分類F02K 9/44 20060101AFI20250314BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】 推力の制御を容易に行うことができ、安全性が高いロケットエンジンを提供する。
【解決手段】 液状の推進剤を気化させる気化部30と、気化部30に液状の推進剤を供給するタンク20と、気化部30で気化された推進剤を外部に噴射するノズル40とを備えるロケットエンジン1であって、気化部30は、タンク20から供給された推進剤が内部を通過する複数のパイプ35を備え、各パイプ35の周囲を覆うようにテルミット剤32が収容されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
液状の推進剤を気化させる気化部と、
前記気化部に液状の推進剤を供給するタンクと、
前記気化部で気化された推進剤を外部に噴射するノズルとを備えるロケットエンジンであって、
前記気化部は、前記タンクから供給された推進剤が内部を通過する複数のパイプを備え、前記各パイプの周囲を覆うようにテルミット剤が収容されているロケットエンジン。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
気化された推進剤は、不活性ガスである請求項1に記載のロケットエンジン。
【請求項3】
前記気化部は、収容されたテルミット剤に着火するための着火部を前記ノズルの近傍に備える請求項1に記載のロケットエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロケットエンジンに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来のロケットエンジンとして、特許文献1には、スラリー爆薬からなる主推進薬をテルミット反応物質内に設けて、テルミット反応物質に着火することで主推進薬に着火し、ノズルから高速気体を噴出する構成が開示されている。
【0003】
上記従来のロケットエンジンは、主推進薬に着火した後は、主推進薬の燃焼をコントロールすることができないため推力の調整が困難であり、安全性の面でも改良の余地があった。ロケットエンジンの推力を得るための推進剤としては、合成ゴム系の材料も広く知られているが、このような固体推進剤を燃焼させると、二酸化炭素などの温室効果ガスが大量に発生するおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-228892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、温室効果ガスの排出を抑制しつつ、推力の制御を容易に行うことができ、安全性が高いロケットエンジンの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の前記目的は、液状の推進剤を気化させる気化部と、前記気化部に液状の推進剤を供給するタンクと、前記気化部で気化された推進剤を外部に噴射するノズルとを備えるロケットエンジンであって、前記気化部は、前記タンクから供給された推進剤が内部を通過する複数のパイプを備え、前記各パイプの周囲を覆うようにテルミット剤が収容されているロケットエンジンにより達成される。
【0007】
このロケットエンジンにおいて、気化された推進剤は、温室効果ガスの発生しない不活性ガスであることが好ましい。
【0008】
前記気化部は、収容されたテルミット剤に着火するための着火部を前記ノズルの近傍に備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、温室効果ガスの排出を抑制しつつ、推力の制御を容易に行うことができ、安全かつ地球環境にやさしいロケットエンジンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るロケットエンジンの概略構成図である。
図1に示すロケットエンジンの要部断面図である。
図2のA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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