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公開番号
2025057092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166746
出願日
2023-09-28
発明の名称
内燃機関
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
主分類
F02F
3/00 20060101AFI20250402BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】ピストンが往復運動する際に潤滑油が燃焼室に向かうことを抑制する。
【解決手段】内燃機関は、シリンダ12内にて往復運動するピストン30の外周面30aに形成されたリング溝32に装着された第2圧力リング42と、外周面においてリング溝32よりもスカート部側に形成されたリング溝33に装着され、シリンダ12の内壁面の油膜を規制するオイルリング43を備える。ピストン30は、外周面30aにおいてリング溝32部とリング溝33の間に位置する第3ランド36に形成された凹部50を有する。第3ランド36において凹部50よりも第2圧力リング42側の第1部分36aの外径は、第3ランド36において凹部50よりもオイルリング43側の第2部分36bの外径よりも大きい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダ内にて往復運動するピストンと、
前記ピストンの外周面に形成された第1溝に装着された圧力リングと、
前記外周面において前記第1溝よりもスカート部側に形成された第2溝に装着され、前記シリンダの内壁面の油膜を規制するオイルリングと、
を備え、
前記ピストンは、前記外周面において前記第1溝と前記第2溝の間に位置するランドに形成された凹部を有し、
前記ランドにおいて前記凹部よりも前記圧力リング側の第1部分の外径は、前記ランドにおいて前記凹部よりも前記オイルリング側の第2部分の外径よりも大きい、
内燃機関。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記凹部は、前記外周面において周方向に沿って1周するように形成されている、
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
前記凹部の前記オイルリング側の側面は、底面から離れるほど前記凹部の対向する側面との距離が大きくなるように傾斜している傾斜面である、
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項4】
前記凹部の深さは、前記オイルリングの径方向の幅よりも大きい、
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項5】
前記第1部分の軸方向の長さは、前記第2部分の前記軸方向の長さより大きい、
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項6】
前記第1部分は、前記第2部分に対向する対向面から前記第2部分に向かって突出している突出部を含み、
前記突出部は、前記ピストンの半径方向において前記第1部分の外側の端部に位置している、
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項7】
前記突出部は、前記半径方向において前記第2部分よりも外側に位置している、
請求項6に記載の内燃機関。
【請求項8】
前記凹部は、前記外周面において周方向に所定間隔で複数形成されている、
請求項1に記載の内燃機関。
【請求項9】
前記圧力リングは、周方向の両端部の隙間である合口を有し、
前記凹部は、前記周方向において前記合口と同じ位置に形成されている、
請求項8に記載の内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、潤滑油の消費量を低減すべく、ピストンの圧力リングが装着されているリング溝とオイルリングが装着されているリング溝との間のランドに、凹部を設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-194222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シリンダの内壁面に付着した、あるいは圧力リングによって掻き残された潤滑油は、圧力リングの合口、又は圧力リングとリング溝の間のクリアランスを介して燃焼室へ移動して消費される。しかし、特許文献1の凹部は、圧力リングの合口のみを考慮して設計されているため、ピストンが往復運動する際に潤滑油が上記クリアランスを介して燃焼室へ向かうことを十分に抑制することができない。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ピストンが往復運動する際に潤滑油が燃焼室に向かうことを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様においては、シリンダ内にて往復運動するピストンと、前記ピストンの外周面に形成された第1溝に装着された圧力リングと、前記外周面において前記第1溝よりもスカート部側に形成された第2溝に装着され、前記シリンダの内壁面の油膜を規制するオイルリングと、を備え、前記ピストンは、前記外周面において前記第1溝と前記第2溝の間に位置するランドに形成された凹部を有し、前記ランドにおいて前記凹部よりも前記圧力リング側の第1部分の外径は、前記ランドにおいて前記凹部よりも前記オイルリング側の第2部分の外径よりも大きい、内燃機関を提供する。
【0007】
また、前記凹部は、前記外周面において周方向に沿って1周するように形成されていることとしてもよい。
【0008】
また、前記凹部の前記オイルリング側の側面は、底面から離れるほど前記凹部の対向する側面との距離が大きくなるように傾斜している傾斜面であることとしてもよい。
【0009】
また、前記凹部の深さは、前記オイルリングの径方向の幅よりも大きいこととしてもよい。
【0010】
また、前記第1部分の軸方向の長さは、前記第2部分の前記軸方向の長さより大きいこととしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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