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公開番号
2025028377
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2024226542,2024509774
出願日
2024-12-23,2022-12-27
発明の名称
スラストフォイル軸受
出願人
株式会社IHI
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
27/02 20060101AFI20250220BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】所望の負荷能力を発揮させる。
【解決手段】スラストフォイル軸受は、回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、支持面に支持される複数のトップフォイル片と、支持面に載置され、ベースプレートに対して別体で形成されると共に、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、トップフォイル片とベースプレートとの間に配置されると共に複数の段差支持部のそれぞれに配置され、段差面にそれぞれ接する谷部を含む複数のバンプフォイル片と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、
前記支持面に支持される複数のトップフォイル片と、
前記支持面に載置され、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、
前記トップフォイル片と前記ベースプレートとの間に配置されると共に前記複数の段差支持部のそれぞれに配置された複数のバンプフォイル片と、を備え、
前記段差部材は、前記支持面上に配置された第1板部材と、前記第1板部材に積層された第2板部材と、を有し、
前記第1板部材は、第1内周縁部と、第2内周縁部とを含み、
前記第1内周縁部は、前記第2内周縁部よりも前記挿通孔の軸線から遠くに位置し、
前記第1板部材は、前記第1内周縁部から前記挿通孔を囲む方向に延びる仮想線と前記第2内周縁部との間に位置する第1段差内周領域を含み、
前記第1段差内周領域は、前記第2板部材と重なる内周面重複領域と、前記第2板部材と重ならない内周面露出領域とを含む、スラストフォイル軸受。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、
前記支持面に支持される複数のトップフォイル片と、
前記支持面に載置され、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、
前記トップフォイル片と前記ベースプレートとの間に配置されると共に前記複数の段差支持部のそれぞれに配置された複数のバンプフォイル片と、を備え、
前記段差部材は、前記支持面上に配置された第1板部材と、前記第1板部材に積層された第2板部材と、を有し、
前記第2板部材は、第1内周縁部と、前記第1内周縁部よりも前記挿通孔の軸線の近くに位置する第2内周縁部とを含み、
前記第1板部材は、前記挿通孔の前記軸線の方向から見た場合に、前記第1内周縁部よりも前記挿通孔の前記軸線の近くに位置する第1段差内周領域を含み、
前記第1段差内周領域は、前記第2板部材と重なる内周面重複領域と、前記第2板部材と重ならない内周面露出領域とを含む、スラストフォイル軸受。
【請求項3】
回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、
前記支持面に支持される複数のトップフォイル片と、
前記支持面に載置され、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、
前記トップフォイル片と前記ベースプレートとの間に配置されると共に前記複数の段差支持部のそれぞれに配置された複数のバンプフォイル片と、を備え、
前記段差部材は、前記支持面上に配置された第1板部材と、前記第1板部材に積層された第2板部材と、を有し、
前記第1板部材は、前記挿通孔を囲む方向において互いに隣り合う二つの支持領域を含み、
前記二つの支持領域の間には、外径側から内径側に伸びる溝が形成されており、
前記溝は、拡大部を含み、
前記挿通孔を囲む方向における前記拡大部の幅は、前記外径側から前記内径側に向かって拡大している、スラストフォイル軸受。
【請求項4】
回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、
前記支持面に支持される複数のトップフォイル片と、
前記支持面に載置され、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、
前記トップフォイル片と前記ベースプレートとの間に配置されると共に前記複数の段差支持部のそれぞれに配置された複数のバンプフォイル片と、を備え、
前記段差部材は、前記支持面上に配置された第1板部材と、前記第1板部材に積層された第2板部材と、を有し、
前記第1板部材は、内周領域を含み、
前記内周領域は、前記第2板部材と重なる内周面重複領域と、前記第2板部材と重ならない内周面露出領域とを含み、
前記内周面重複領域と前記内周面露出領域とは、前記挿通孔を囲む方向に配置されている、スラストフォイル軸受。
【請求項5】
前記複数の段差支持部は、前記挿通孔を囲むように設けられる、請求項1~4の何れか一項に記載のスラストフォイル軸受。
【請求項6】
前記第1板部材は、
弧状の外周縁を含む第1被挟持部と、
前記挿通孔の軸線の方向から見て、前記第1被挟持部と前記挿通孔との間に設けられた第1支持領域と、を含み、
前記第2板部材は、
弧状の外周縁を含む第2被挟持部と、
前記挿通孔の軸線の方向から見て、前記第2被挟持部と前記挿通孔との間に設けられた第2支持領域と、を含み、
前記段差支持部は、前記第1支持領域と前記第2支持領域とが積層して形成される、請求項1~4の何れか一項に記載のスラストフォイル軸受。
【請求項7】
前記第2支持領域の形状は、前記挿通孔の軸線の方向から見て前記第1支持領域の形状と異なる、請求項6に記載のスラストフォイル軸受。
【請求項8】
前記第1被挟持部及び前記第2被挟持部は、前記段差部材を前記ベースプレートに締結するための締結部材が挿通される貫通孔を有する、請求項6に記載のスラストフォイル軸受。
【請求項9】
前記貫通孔の数は、前記段差支持部の数と異なる、請求項8に記載のスラストフォイル軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、スラストフォイル軸受に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、高速回転体用の軸受として用いられるスラストフォイル軸受を開示する。特許文献1が開示するスラストフォイル軸受は、回転軸に設けられたスラストカラーに対向して配置される。スラストフォイル軸受の軸受面は、金属製の薄板である柔軟なフォイルによって構成されている。スラストフォイル軸受は、軸受面を柔軟に支持するためのフォイル構造を有している。回転軸は、振動及び衝撃によって意図しない動きを生じることがある。回転軸の意図しない動きによって、例えば、スラストカラーは、軸方向に動くことがある。また、回転軸の意図しない動きによって、スラストカラーは、傾くこともある。スラストフォイル軸受は、回転軸の動きに起因するスラストカラーの動きを吸収できる。
【0003】
スラストフォイル軸受は、複数のトップフォイル片と、複数のバンプフォイル片と、を備える。トップフォイル片は、バンプフォイル片に支持されている。スラストカラーが回転すると、トップフォイル片とスラストカラーとの間に潤滑流体が導入される。潤滑流体は、トップフォイル片とスラストカラーとの間に楔状の流体潤滑膜を形成する。流体潤滑膜が形成された結果、スラストフォイル軸受の負荷能力が発揮される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
日本国特許第6065917号公報
特開2006-57652号公報
特開2004-270904号公報
特開2009-299748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スラストフォイル軸受の負荷能力は、流体潤滑膜の形態の影響を受ける。従って、所望の負荷能力を発揮させるためには、所望の流体潤滑膜を生じさせる必要がある。所望の流体潤滑膜の形態は、トップフォイル片とスラストカラーとの間の隙間の形状の影響を受ける。楔状の隙間は、ベースプレートに設けられた傾斜面によって形成されている。
【0006】
例えば、傾斜面は、切削加工などによって形成する場合がある。切削加工によって形成された傾斜面は、加工誤差などに起因して、意図した構成とならないこともある。傾斜面が意図した構成とならない場合には、楔状の隙間も意図した構成とならない。その結果、スラストフォイル軸受の負荷能力が、所望の能力に満たないこともあり得る。
【0007】
本開示は、所望の負荷能力を発揮することができるスラストフォイル軸受を説明する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のスラストフォイル軸受は、回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、支持面に支持される複数のトップフォイル片と、支持面に載置され、ベースプレートに対して別体で形成されると共に、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、トップフォイル片とベースプレートとの間に配置されると共に複数の段差支持部のそれぞれに配置され、段差面に接する接触部を含む複数のバンプフォイル片と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示のスラストフォイル軸受は、所望の負荷能力を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示のスラストフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。
図2は、本開示のスラストフォイル軸受を示す断面図である。
図3は、本開示のスラストフォイル軸受の一部を分解して示す斜視図である。
図4(a)は、トップフォイル片の平面図である。図4(b)は、バンプフォイル片の平面図である。
図5は、本開示のスラストフォイル軸受の要部を拡大して示す断面図である。
図6は、本開示のスラストフォイル軸受が備える段差部材の斜視図である。
図7は、段差支持部を拡大して示す斜視図である。
図8は、段差部材を構成する第1シムの斜視図である。
図9は、段差部材を構成する第2シムの斜視図である。
図10は、段差部材を構成する第3シムの斜視図である。
図11は、変形例1のスラストフォイル軸受の要部を拡大して示す断面図である。
図12は、変形例1のスラストフォイル軸受の作用効果を説明するための図である。
図13は、変形例2のスラストフォイル軸受の要部を拡大して示す断面図である。
図14は、変形例3のスラストフォイル軸受の要部を示す斜視図である。
図15は、変形例4のスラストフォイル軸受の要部を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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