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公開番号2025043451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023150730
出願日2023-09-19
発明の名称道路施設の監視装置および道路施設の監視方法
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250325BHJP(信号)
要約【課題】道路施設に関し、長期間における緩やかな変化により発生する車両走行環境に関する不具合を検知することが可能な道路施設の監視装置を提供する。
【解決手段】道路施設の監視装置20は、正常時データ記憶部211と走行状態データ算出部221と判定部223とを備える。正常時データ記憶部211は、監視対象の道路施設Xの車両走行環境が正常な状態にある第1期間における、道路施設X内を走行する車両の走行動作に関する走行状態データを正常時データとして記憶する。走行状態データ算出部221は、監視対象である第2期間における、道路施設X内を走行する車両の走行動作に関する走行状態データを監視時データとして算出する。判定部223は、正常時データと監視時データとの差分値が所定の閾値以上のときに、道路施設Xの車両走行環境に不具合が発生したと判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
監視対象の道路施設の車両走行環境が正常な状態にある第1期間における、前記道路施設内を走行する車両の走行動作に関する走行状態データを正常時データとして記憶する、正常時データ記憶部と、
監視対象である第2期間における、前記道路施設内を走行する車両の走行動作に関する走行状態データを監視時データとして取得する走行状態データ取得部と、
前記正常時データ記憶部に記憶された正常時データと、前記走行状態データ取得部が取得した監視時データとの差分値が所定の閾値以上のときに、前記道路施設の車両走行環境に不具合が発生したと判定する判定部と、を備えた道路施設の監視装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記正常時データは、前記第1期間内に取得された、前記道路施設内を走行する複数車両の走行状態データに基づく値である、請求項1に記載の道路施設の監視装置。
【請求項3】
前記監視時データは、前記第2期間内に取得された、前記道路施設内を走行する複数車両の走行状態データに基づく値である、請求項1に記載の道路施設の監視装置。
【請求項4】
前記正常時データおよび前記監視時データは、前記道路施設内を走行する車両の上下方向の移動量に関する標準偏差に基づく値であるかまたは、前記道路施設内で車両が走行する頻度が低い箇所の路面から走行する車両の上端までの外観高さに基づく値である、請求項1に記載の道路施設の監視装置。
【請求項5】
前記正常時データおよび前記監視時データは、前記道路施設内を走行する車両の車種ごとに取得される、請求項1に記載の道路施設の監視装置。
【請求項6】
前記正常時データおよび前記監視時データは、前記道路施設内で車両が走行する頻度が低い箇所の路面から走行する車両の上端までの高さに基づく値であり、前記走行状態データ取得部は、前記第1期間内に取得された、前記道路施設内を走行する複数車両の走行状態データのうち、予め保持した車種ごとの車両高さ情報との差分が所定値以内の走行状態データを用いて前記正常時データを算出する、請求項2に記載の道路施設の監視装置。
【請求項7】
前記判定部は、前記差分値が所定の閾値以上の車種が所定割合以上あるときに、前記道路施設の車両走行環境に不具合が発生したと判定する、請求項5に記載の道路施設の監視装置。
【請求項8】
道路施設の監視装置が、
監視対象の道路施設の車両走行環境が正常な状態にある第1期間における、前記道路施設内を走行する車両の走行動作に関する走行状態データを正常時データとして記憶し、
監視対象である第2期間における、前記道路施設内を走行する車両の走行動作に関する走行状態データを監視時データとして取得し、
前記正常時データと、前記監視時データとの差分値が所定の閾値以上のときに、前記道路施設の車両走行環境に不具合が発生したと判定する、道路施設の監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、道路施設の監視装置および道路施設の監視方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁などの道路施設は、車両が安全に走行できる状態を保つために、車両走行環境に関する不具合の有無を監視する必要がある。道路施設に関する不具合を監視する技術としては、例えば特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の技術を用いて、例えば監視対象の道路内の複数箇所の交通量を比較することで、道路内で発生した事故等の異常を検知することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-320686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した特許文献1に記載の技術では、事故等の即時的な異常による不具合は検知することができるが、長期間における緩やかな変化により発生する不具合、例えば経年劣化による設備の振動増大、または轍掘れの増大などは検知することができないという問題があった。
【0005】
本開示は上記事情に鑑みてなされたものであり、道路施設に関し、長期間における緩やかな変化により発生する車両走行環境に関する不具合を検知することが可能な道路施設の監視装置および道路施設の監視方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る道路施設の監視装置は、監視対象の道路施設の車両走行環境が正常な状態にある第1期間における、前記道路施設内を走行する車両の走行動作に関する走行状態データを正常時データとして記憶する、正常時データ記憶部と、監視対象である第2期間における、前記道路施設内を走行する車両の走行動作に関する走行状態データを監視時データとして取得する走行状態データ取得部と、前記正常時データ記憶部に記憶された正常時データと、前記走行状態データ取得部が取得した監視時データとの差分値が所定の閾値以上のときに、前記道路施設の車両走行環境に不具合が発生したと判定する判定部と、を備える。
【0007】
前記正常時データは、前記第1期間内に取得された、前記道路施設内を走行する複数車両の走行状態データに基づく値であってもよい。
【0008】
また、前記監視時データは、前記第2期間内に取得された、前記道路施設内を走行する複数車両の走行状態データに基づく値であってもよい。
【0009】
また、前記正常時データおよび前記監視時データは、前記道路施設内を走行する車両の上下方向の移動量に関する標準偏差に基づく値であるかまたは、前記道路施設内で車両が走行する頻度が低い箇所の路面から走行する車両の上端までの外観高さに基づく値であってもよい。
【0010】
また、前記正常時データおよび前記監視時データは、前記道路施設内を走行する車両の車種ごとに取得されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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