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公開番号2025084502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198455
出願日2023-11-22
発明の名称応力腐食割れの予測方法、および、コンピュータ
出願人株式会社IHI
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類G01N 17/00 20060101AFI20250527BHJP(測定;試験)
要約【課題】予測モデルの作成に用いられるデータを効率よく取得する。
【解決手段】応力腐食割れの予測方法は、金属材料で形成された試験片に対して応力腐食割れ試験を行うことと(S110)、試験片に対して、互いに異なる複数の箇所の各々における硬さと応力腐食割れ試験の試験結果との対応関係を取得することと(S120)、金属材料の組成および硬さに基づいて金属材料の応力腐食割れの発生に関する結果を予測する予測モデルを、対応関係を用いて生成することと(S130)、予測モデルを用いて金属材料の応力腐食割れの発生に関する結果を予測することと(S140)、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属材料で形成された試験片に対して応力腐食割れ試験を行うことと、
前記試験片に対して、互いに異なる複数の箇所の各々における硬さと前記応力腐食割れ試験の試験結果との対応関係を取得することと、
前記金属材料の組成および硬さに基づいて前記金属材料の応力腐食割れの発生に関する結果を予測する予測モデルを、前記対応関係を用いて生成することと、
前記予測モデルを用いて前記金属材料の応力腐食割れの発生に関する結果を予測することと、
を含む、応力腐食割れの予測方法。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記応力腐食割れの発生に関する結果は、前記応力腐食割れの発生有無である、請求項1に記載の応力腐食割れの予測方法。
【請求項3】
前記応力腐食割れの発生に関する結果は、前記応力腐食割れの発生確率である、請求項1に記載の応力腐食割れの予測方法。
【請求項4】
予測された前記金属材料の応力腐食割れの発生に関する結果に基づいて、前記金属材料で形成された部材に対し、応力腐食割れ対策を行うことをさらに含む、請求項1に記載の応力腐食割れの予測方法。
【請求項5】
前記金属材料は、鉄鋼材料である、請求項1に記載の応力腐食割れの予測方法。
【請求項6】
前記応力腐食割れ試験は、前記試験片をアンモニアに晒して行う、請求項1に記載の応力腐食割れの予測方法。
【請求項7】
金属材料で形成された試験片の互いに異なる複数の箇所の各々における硬さと応力腐食割れ試験の試験結果の対応関係を用いて生成された、前記金属材料の組成および硬さに基づいて前記金属材料の応力腐食割れの発生に関する結果を予測する予測モデルを備える、コンピュータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、応力腐食割れの予測方法、および、コンピュータに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
燃料等を貯留するタンクは、鉄鋼材料、アルミニウム材料、ニッケル材料等の金属材料で形成されている。このような金属材料は、経年劣化により、応力腐食割れが発生し得る。既設のタンクにおいて応力腐食割れが発生すると、タンクから燃料等が漏出してしまう。このため、応力腐食割れの発生を事前に予測したいという要望がある。
【0003】
金属材料の劣化機構を事前に予測する技術として、炭素鋼、ステンレス鋼等の金属材料の組成および金属材料が晒される環境を入力項目(説明変数)とし、応力腐食割れ等の損傷機構を教師材料(目的変数)として機械学習させることにより予測モデルを作成することが提案されている(例えば、非特許文献1)。
【0004】
また、応力腐食割れ試験として、タンクを構成する板材と同一の組成の金属材料で試験片を作成し、タンクの環境と類似の条件下で、試験片に対し応力腐食割れ試験を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公S60-10575号公報
【非特許文献】
【0006】
松田宏康他、金属材料の腐食機構のAI予測システムの開発、材料と環境,71, 180-182(2022)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記非特許文献1のような予測モデルを作成する場合、予測モデルの作成のために取得するデータ数が多いほど、予測精度が向上する。
【0008】
しかし、応力腐食割れ試験は、1つの環境下において1つの試験片についての試験結果が得られるまで、短くても2週間程度の時間を要する。このため、高精度な予測モデルを作成するには、膨大な時間を要してしまうという問題があった。
【0009】
このため、予測モデルの作成に用いられるデータを効率よく取得することができる技術の開発が希求されている。
【0010】
本開示は、このような課題に鑑み、予測モデルの作成に用いられるデータを効率よく取得することが可能な応力腐食割れの予測方法、および、コンピュータを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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