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公開番号
2025108236
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024002036
出願日
2024-01-10
発明の名称
漏液処理設備及び液化ガスタンク設備
出願人
株式会社IHIプラント
,
株式会社IHI
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20250715BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】液化ガスが漏出した場合の気化ガスの大気への放出量を抑制する。
【解決手段】漏出した液化アンモニアXを貯留可能であると共に上方に向けて開放された防液堤4と、防液堤4の底部4aに敷き詰めて配置されると共に防液堤4に貯留された液化アンモニアXによって浮上させられる複数の断熱性被覆フロート5と、防液堤4に貯留された液化アンモニアXを防液堤4の外部に送出する排液部6とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
漏出した液化ガスを貯留可能であると共に上方に向けて開放された防液堤と、
前記防液堤の底部に敷き詰めて配置されると共に前記防液堤に貯留された前記液化ガスによって浮上させられる複数の断熱性被覆フロートと、
前記防液堤に貯留された前記液化ガスを前記防液堤の外部に送出する排液部と
を備えることを特徴とする漏液処理設備。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
複数の前記断熱性被覆フロートは、互いに隙間を有して接続されていることを特徴とする請求項1記載の漏液処理設備。
【請求項3】
前記防液堤は、底部の一部分に設けられると共に下方に向けて窪む集液凹部を有し、
前記排液部は、
前記集液凹部の内部に配置された排液ポンプと、
前記排液ポンプから圧送された前記液化ガスを前記防液堤の外部に案内する案内配管と
を備える
ことを特徴とする請求項1または2記載の漏液処理設備。
【請求項4】
前記集液凹部に配置されると共に前記排液ポンプへの異物の侵入を抑止するストレーナを備えることを特徴とする請求項3記載の漏液処理設備。
【請求項5】
前記集液凹部に溜まった雨水を前記防液堤の外部に排出する雨水排出部を備えることを特徴とする請求項3記載の漏液処理設備。
【請求項6】
前記排液部から送出された前記液化ガスが供給される排液タンクと、
前記排液タンクの内部に配置されたヒータと
を備えることを特徴とする請求項1または2記載の漏液処理設備。
【請求項7】
前記液化ガスを貯蔵する貯蔵タンクと、
前記貯蔵タンクに接続されて前記液化ガスを案内する接続配管と、
前記貯蔵タンクと前記接続配管との少なくとも一方から漏出した前記液化ガスを貯留可能な請求項1または2記載の漏液処理設備と
を備えることを特徴とする液化ガスタンク設備。
【請求項8】
前記貯蔵タンクに貯蔵された前記液化ガスを供給先に向けて案内する供給配管と、
前記排液部から送出された前記液化ガスを前記供給配管へ返送する返送配管と
を備えることを特徴とする請求項7記載の液化ガスタンク設備。
【請求項9】
前記排液部から送出された前記液化ガスを他の貯蔵タンクに案内する移送配管を備えることを特徴とする請求項7記載の液化ガスタンク設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、漏液処理設備及び液化ガスタンク設備に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、液化ガス貯蔵タンクが開示されている。特許文献1に開示された液化ガス貯蔵タンクは、内殻と外殻とを有する二重殻タンクである。このような二重殻タンクの外周には、矩形状の防液堤が設けられている。このような防液堤を備えるタンク設備では、二重殻タンクから液化ガスが漏出した場合であっても、液化ガスの漏出範囲を防液堤で囲まれた範囲に限定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-17920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来から、液化ガスとしては、LNG(Liquefied Natural Gas)やLPG(Liquefied Petroleum Gas)が多く用いられている。これらのLNGやLPGは、気化ガスの毒性が低い。このため、漏出して防液堤の内部に貯留する液化ガスは、大気中に放出可能である。ところが、近年においては、燃料として液化アンモニアを用いる場合がある。液化アンモニアが気化することで発生するアンモニアガスは、LNGやLPGと比較して毒性が高いため、漏出した場合であっても大気への放出量を抑制することが求められる。また、LNGやLPGであっても、漏出した場合の大気への放出量は抑制することが好ましい。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、液化ガスが漏出した場合の気化ガスの大気への放出量を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0007】
本発明の第1の態様は、漏液処理設備であって、漏出した液化ガスを貯留可能であると共に上方に向けて開放された防液堤と、上記防液堤の底部に敷き詰めて配置されると共に上記防液堤に貯留された上記液化ガスによって浮上させられる複数の断熱性被覆フロートと、上記防液堤に貯留された上記液化ガスを上記防液堤の外部に送出する排液部とを備えるという構成を採用する。
【0008】
また、本発明の第2の態様は、液化ガスタンク設備であって、上記液化ガスを貯蔵する貯蔵タンクと、上記貯蔵タンクに接続されて上記液化ガスを案内する接続配管と、上記貯蔵タンクと上記接続配管との少なくとも一方から漏出した上記液化ガスを貯留可能な上記第1の態様の漏液処理設備とを備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、防液堤の底部に対して断熱性被覆フロートが敷き詰めて配置されている。このため、防液堤に液化ガスが貯留されると、断熱性被覆フロートが液化ガスの液面に浮上し、液化ガスの揮発が被覆フロートによる断熱性により抑制される。したがって、本発明によれば、液化ガスが漏出した場合の気化ガスの大気への放出量を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態の液化アンモニア設備の概略構成図である。
本発明の第2実施形態の漏液処理設備を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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