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公開番号2025046018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023154144
出願日2023-09-21
発明の名称水素充填制御方法
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人太田特許事務所
主分類F17C 13/02 20060101AFI20250326BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】車両間における水素充填を行う際、水素の提供タンク及び充填タンクの組み合わせを適切に選択することができる水素充填制御方法を提供する。
【解決手段】第1車両に備えられる第1水素タンク内の圧力を含む第1水素タンク情報、及び、前記第1車両に備えられ前記第1水素タンクとは異なる内圧を有する第2水素タンク内の圧力を含む第2水素タンク情報を取得する、第1車両水素情報取得工程と、
前記第1車両とは異なる第2車両に備えられる第3水素タンク内の圧力を含む第3水素タンク情報を取得する、第2車両水素情報取得工程と、
前記第1車両水素情報取得工程及び第2車両水素情報取得工程において取得した水素タンク情報に基づき、前記第1車両内、及び前記第2車両内に備えられた水素タンク間において水素充填を行う水素タンクの組み合わせを決定する充填タンクペア決定工程と、を含む、
水素充填制御方法。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
第1車両に備えられる第1水素タンクの内圧を含む第1水素タンク情報、及び、前記第1車両に備えられ前記第1水素タンクとは異なる内圧を有する第2水素タンクの内圧を含む第2水素タンク情報を取得する、第1車両水素情報取得工程と、
前記第1車両とは異なる第2車両に備えられる第3水素タンクの内圧を含む第3水素タンク情報を取得する、第2車両水素情報取得工程と、
前記第1車両水素情報取得工程及び前記第2車両水素情報取得工程において取得した水素タンク情報に基づき、前記第1車両内、及び前記第2車両内に備えられた水素タンク間において水素充填を行う水素タンクの組み合わせを決定する充填タンクペア決定工程と、を含む、
水素充填制御方法。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1車両は、前記第1水素タンク内に収容される水素、又は、前記第2水素タンク内に収容される水素、のうちのいずれかを優先的に使用することにより、両タンク間における内圧差を発生させる、
請求項1に記載の水素充填制御方法。
【請求項3】
前記第1車両水素情報取得工程における前記第1水素タンク情報及び前記第2水素タンク情報の取得と、前記第2車両水素情報取得工程における前記第3水素タンク情報の取得は、前記第1車両及び前記第2車両の間の車車間通信により行われる、請求項1に記載の水素充填制御方法。
【請求項4】
1つまたは複数のプロセッサと、
前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、
を有し、
前記プロセッサは、第1車両に備えられる第1水素タンクの内圧を含む第1水素タンク情報、及び、前記第1車両に備えられ前記第1水素タンクとは異なる内圧を有する第2水素タンクの内圧を含む第2水素タンク情報を取得し、
前記第1車両とは異なる第2車両に備えられる第3水素タンクの内圧を含む第3水素タンク情報を取得し、
取得した前記第1水素タンク情報、第2水素タンク情報、及び前記第3水素タンク情報に基づき、前記第1車両内、及び前記第2車両内に備えられた水素タンク間において水素充填を行う水素タンクの組み合わせを決定する、
ことを含む処理を実行させる、水素充填システム。
【請求項5】
車両水素タンク内に収容された水素ガス残量情報を生成する水素残量計測部と、
車両水素タンク内への水素充填を制御する水素充填制御部と、を備え、
前記水素充填制御部による水素充填の制御が、車両間で水素充填を行った場合の充填量又は充填時間を含むタンクペア情報に基づいて行われ、
前記タンクペア情報は、前記水素残量計測部により生成された水素ガス残量情報に基づいて生成されることを特徴とする、
車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水素充填制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、燃料電池車に水素切れが発生した場合、緊急的に別の燃料電池車から、差圧を用いて水素充填を行う技術を開示する。
【0003】
特許文献2は水素ガスの充填システムに関して、タンクに水素ガスを充填するときの充填圧力を充填開始から経過時間毎に規定する充填プロファイルを記憶し、その充填プロファイルに従って充填圧力を制御する構成を開示する。
【0004】
特許文献3及び特許文献4は、水素ステーションの運転に際して、複数の水素タンク内のガスの圧力に基づいて、水素タンクから車両タンクにガスの充填のためにガスを放出する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-146113号公報
特開2010-236673号公報
国際公開2021/210206号公報
特表2016-526136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車両間における水素充填を実現するためには、水素の充填を要求する車両に対して、水素を提供できる提供側車両を適切に選択することが求められる。本開示は上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、本開示の目的とするところは、車両間における水素充填を行う際、供給するタンク及び充填するタンクの組み合わせを選択できる水素充填制御方法を実現するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本開示の一実施形態における水素充填制御方法は、第1車両に備えられる第1水素タンクの内圧を含む第1水素タンク情報、及び、前記第1車両に備えられ前記第1水素タンクとは異なる内圧を有する第2水素タンクの内圧を含む第2水素タンク情報を取得する、第1車両水素情報取得工程と、前記第1車両とは異なる第2車両に備えられる第3水素タンクの内圧を含む第3水素タンク情報を取得する、第2車両水素情報取得工程と、前記第1車両水素情報取得工程及び前記第2車両水素情報取得工程において取得した水素タンク情報に基づき、前記第1車両内、及び前記第2車両内に備えられた水素タンク間において水素充填を行う水素タンクの組み合わせを決定する充填タンクペア決定工程と、を含むことを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するため、本開示の一実施形態における水素充填システムは、1つまたは複数のプロセッサと、前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、を有し、前記プロセッサは、第1車両に備えられる第1水素タンクの内圧を含む第1水素タンク情報、及び、前記第1車両に備えられ前記第1水素タンクとは異なる内圧を有する第2水素タンクの内圧を含む第2水素タンク情報を取得し、前記第1車両とは異なる第2車両に備えられる第3水素タンクの内圧を含む第3水素タンク情報を取得し、取得した前記第1水素タンク情報、第2水素タンク情報、及び前記第3水素タンク情報に基づき、前記第1車両内、及び前記第2車両内に備えられた水素タンク間において水素充填を行う水素タンクの組み合わせを決定する、ことを含む処理を実行させる。
【0009】
上記課題を解決するため、本開示の一実施形態における車両用制御装置は、車両水素タンク内に収容された水素ガス残量情報を生成する水素残量計測部と、車両水素タンク内への水素充填を制御する水素充填制御部と、を備え、前記水素充填制御部による水素充填の制御が、車両間で水素充填を行った場合の充填量又は充填時間を含むタンクペア情報に基づいて行われ、前記タンクペア情報は、前記水素残量計測部により生成された水素ガス残量情報に基づいて生成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本開示の水素充填制御方法によれば、車両間における水素充填を行う際、水素の提供タンク及び充填タンクの組み合わせを適切に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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