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公開番号2025052709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161559
出願日2023-09-25
発明の名称タンクモジュール
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F17C 13/08 20060101AFI20250328BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】 タンクモジュールの垂直落下時におけるタンクの保護を図るとともに、質量の増加を伴うことなく、タンクモジュールを吊り上げ可能とすること。
【解決手段】 タンクモジュール100において、水素を貯蔵するタンク10と、複数の前記タンク10を並列に並べて収納するケース20と、複数の前記タンク10のネック部12をマウントするマウント部材30と、を有し、前記マウント部材30は、複数の前記タンク10が並列する方向に沿って延び、前記マウント部材30の端部は、突出部32Kとして、前記ケース20の外側まで突出され、前記マウント部材30の突出部32Kには、吊り上げ用の穴部32Kが設けられるもの。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
タンクモジュールにおいて、
高圧ガスを貯蔵するタンクと、
複数の前記タンクを並列に並べて収納するケースと、
複数の前記タンクのネック部をマウントするマウント部材と、を有し、
前記マウント部材は、複数の前記タンクが並列する方向に沿って延び、前記マウント部材の端部は、突出部として、前記ケースの外側まで突出され、
前記マウント部材の突出部には、吊り上げ用の穴形状が設けられることを特徴とするタンクモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のタンクを収容して固定するタンクモジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水素自動車(燃料電池自動車を含む)に水素を供給するために水素が充填された複数のタンクを並列に収納したタンクモジュールを形成し、当該タンクモジュールを水素トレーラに搭載して水素ステーションに搬送し、水素自動車に水素を供給するようにしている。
【0003】
従来のタンクモジュールは、特許文献1に記載の如く、ケースを構成する直方体状の固定フレームの中に円筒状胴部をもつ複数のタンクを並列に並べて配置し、タンクにおける胴部の端部に設けた小径のネック部に挿通した拘束部材を上記固定フレームに結合している。更に、上記固定フレームの上部には吊り上げ用部材を兼ねた上部固定フレームを設けている。
【0004】
そして、タンクモジュールの吊り上げ時には、矩形状上部固定フレームの4隅(又は4本の各フレーム材の中間部)に4本の連結ワイヤの各一端部のそれぞれを連結し、それら4本の連結ワイヤの各他端部を1本の吊りワイヤの下端部に連結する。これにより、タンクジュールの平面視で、上部固定フレームの中央に位置する吊りワイヤを上方に吊り上げることで、タンクモジュールを運搬可能にするものとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-211004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のタンクモジュールには以下の問題点がある。
(1)タンクモジュールが床面に対し、特に複数のタンクの長手方向に直交する方向に垂直落下したとき、床面に接する固定フレームとタンクとの距離が小さく、タンクに過大な入力(衝撃力)が作用し、タンクに損傷を与えるおそれがある。
【0007】
(2)タンクモジュールを吊りワイヤ及び上部固定フレームを用いて吊り上げるとき、4本の連結ワイヤが上部固定フレームの4隅(又は4本の各フレーム材の中間部)に、当該上部固定フレームの中央に向かう引き込み荷重を作用するものとなる。この引き込み荷重に対して、上部固定フレームの強度を確保するため、当該上部固定フレームを構成する各フレーム材の断面を増大化する等の必要を生ずる。このため、タンクモジュールの質量増加の懸念がある。
【0008】
本発明の課題は、タンクモジュールの垂直落下時におけるタンクの保護を図るとともに、質量の増加を伴うことなく、タンクモジュールを吊り上げ可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る発明は、タンクモジュールにおいて、高圧ガスを貯蔵するタンクと、複数の前記タンクを並列に並べて収納するケースと、複数の前記タンクのネック部をマウントするマウント部材と、を有し、前記マウント部材は、複数の前記タンクが並列する方向に沿って延び、前記マウント部材の端部は、突出部として、前記ケースの外側まで突出され、前記マウント部材の突出部には、吊り上げ用の穴形状が設けられるようにしたものである。
【発明の効果】
【0010】
(a)タンクモジュールにおいて、タンクのネック部をマウントしているマウント部材の端部が突出部として、ケースの外側まで突出されている。従って、タンクモジュールが床面に対し、特に複数のタンクの長手方向に直交する方向に垂直落下したとき、ケースから突出しているマウント部材の突出部が床面に当たり、タンクと床面との距離が確保され、タンクに過大な入力(衝撃力)が作用することを回避し、タンクを損傷から保護できる。
(【0011】以降は省略されています)

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