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公開番号
2025012432
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115264
出願日
2023-07-13
発明の名称
液化ガス貯蔵タンク
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20250117BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】タンク本体の内部に複数の骨部材が配設されている場合でも、当該タンク本体から低温液化ガスを確実に回収できる液化ガス貯蔵タンクを提供する。
【解決手段】三重殻タンク1は、低温液化ガスを貯留する空間を区画する内壁を有するタンク本体1Tと、タンク本体1T内に配設されタンク屋根を下支えする屋根骨6とを含む。屋根骨6のリング63を構成するリング骨部材63Pは、屋根の内壁との組み合わせにより、下方が開口する一方で上方が閉じたガスの滞留空間71を作る滞留壁7を形成するよう配設されている。リング骨部材63Pの平板部631の頂部63Tには、滞留空間71と当該滞留空間71よりも上方に位置する上方空間72とを連通させるパージ開口64が開設されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
低温の液化ガスを貯留する空間を区画する内壁を有するタンク本体と、
前記タンク本体内に配設される複数の骨部材と、を含み、
前記複数の骨部材の少なくとも一つは、前記骨部材単体で、他の前記骨部材との組み合わせにより、もしくは前記骨部材と前記内壁との組み合わせにより、下方が開口する一方で上方が閉じたガスの滞留空間を作る滞留壁を形成するよう配設され、
前記滞留壁を構成している前記骨部材の上端またはその近傍には、前記滞留空間と前記タンク本体内の当該滞留空間よりも上方に位置する上方空間とを連通させるパージ開口が開設されている、液化ガス貯蔵タンク。
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【請求項2】
請求項1に記載の液化ガス貯蔵タンクにおいて、
前記タンク本体は、円筒状の側板と、前記側板の上面開口を塞ぐ屋根と、前記屋根を下方から支持する屋根骨と、を含み、
前記屋根骨は、前記屋根の中心側から放射状に配設される複数のアーチまたはラフターと、同心状に配設されるリングと、を含み、
前記骨部材は、隣接する前記アーチ間、または前記アーチと前記ラフターとの間に配設され、前記リングを構成するリング骨部材である、液化ガス貯蔵タンク。
【請求項3】
請求項2に記載の液化ガス貯蔵タンクにおいて、
前記屋根はドーム型の形状を有し、
前記リング骨部材は、断面視で前記屋根と交差する方向に延び側面視で上方に凸の円弧形状を有する平板部を含み、当該平板部は前記屋根の球芯方向に傾斜して配設され、
前記パージ開口は、前記円弧形状の平板部の頂部に穿孔されている、液化ガス貯蔵タンク。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の液化ガス貯蔵タンクにおいて、
前記タンク本体に貯留されている第1気体よりも大きい密度を有する第2気体を、前記タンク本体内に供給する供給路と、
前記タンク本体の屋根に設けられ、前記第1気体が滞留した状態の前記タンク本体内に前記第2気体を供給したときに、前記密度の差に基づき前記第1気体を排出する排気路と、をさらに備える液化ガス貯蔵タンク。
【請求項5】
請求項1に記載の液化ガス貯蔵タンクにおいて、
前記タンク本体は、前記骨部材以外の付属物、前記骨部材と前記付属物との組み合わせにより、下方が開口する一方で上方が閉じたガスの滞留空間が作られる滞留領域を含み、
前記滞留領域を構成する前記付属物にパージ開口が開設されている、液化ガス貯蔵タンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、低温の液化ガスを貯留する液化ガス貯蔵タンクに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
液化水素や液化天然ガスなどの低温の液化ガスを貯留するタンクは、断熱構造を備えたタンク本体を備える。液化ガス貯蔵タンクとして、多重殻構造を備えた平底タンクが知られている。多重殻タンクとして、内槽と、前記内槽を包囲する中間槽と、前記中間槽を包囲する外槽とを備えた、三重殻構造を備えたタンクが知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
一般に、タンク本体内には、各種の目的で骨部材が配設されている。例えば、上記内槽、中間槽および外槽の屋根の直下には、当該屋根を下支えする屋根骨を構成する骨部材が配設されている。このほか、タンク本体の内部へ作業者が入るための階段や、屋根の施工用に用いられ完工後もタンク本体内に存置される内部デッキ等を構成する骨部材も存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭55-20937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、液化ガス貯蔵タンクの検査やメンテナンス、あるいは当該タンクの解体などが行われる場合、それらの作業前に、タンク本体内に残存している低温の液化ガスおよびその気化ガスを完全に回収するパージ作業が実行される。これは、低温の液化ガスから気化する気化ガス並びにタンク本体内においてボイルオフしている気化ガスが無秩序に大気中へ拡散することを防止するためである。タンク本体内に上述の骨部材が配設されている場合、当該骨部材が気化ガスの滞留空間を形成することがある。この場合、上記パージ作業において、タンク本体内から気化ガスを完全に回収できないことが生じ得る。
【0006】
本開示の目的は、タンク本体の内部に複数の骨部材が配設されている場合でも、当該タンク本体から気化ガスを確実に回収できる液化ガス貯蔵タンクを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一局面に係る液化ガス貯蔵タンクは、低温の液化ガスを貯留する空間を区画する内壁を有するタンク本体と、前記タンク本体内に配設される複数の骨部材と、を含み、前記複数の骨部材の少なくとも一つは、前記骨部材単体で、他の前記骨部材との組み合わせにより、もしくは前記骨部材と前記内壁との組み合わせにより、下方が開口する一方で上方が閉じたガスの滞留空間を作る滞留壁を形成するよう配設され、前記滞留壁を構成している前記骨部材の上端またはその近傍には、前記滞留空間と前記タンク本体内の当該滞留空間よりも上方に位置する上方空間とを連通させるパージ開口が開設されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、タンク本体の内部に複数の骨部材が配設されている場合でも、当該タンク本体から気化ガスを確実に回収できる液化ガス貯蔵タンクを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の液化ガス貯蔵タンクの一実施形態に係る三重殻タンクを概略的に示す断面図である。
図2は、タンク屋根を支持する屋根骨を示す平面図である。
図3(A)は、屋根骨を構成する骨部材の一例の断面図、図3(B)は、アーチ骨部材とリング骨部材との組み立て状態を示す平面図、図3(C)は、図3(B)のIIIC-IIIC線断面図である。
図4は、三重殻タンクの通常運用時における内部の状況を示す断面図である。
図5は、三重殻タンクのメンテナンス時等における内部の状況を示す断面図である。
図6は、リング骨部材と外槽屋根との組み合わせで形成される滞留空間を示す断面図である。
図7(A)は、本実施形態に係る骨部材の一例であって、パージ開口を備えたリング骨部材を示す側面図、図7(B)は、当該リング骨部材を適用した場合のパージ流動を説明図であって、図7(A)のVIIB-VIIB線断面図である。
図8は、本実施形態に係るリング骨部材が適用された三重殻タンクにおける、タンク本体内でのパージ流動を示す断面図である。
図9は、本開示の液化ガス貯蔵タンクの他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示に係る液化ガス貯蔵タンクの実施形態を詳細に説明する。本開示の液化ガス貯蔵タンクは、低温の液化ガスを貯留するタンクであって、地上据え置き式の平底タンクである。貯留される液化ガスは、例えば液化水素、液体ヘリウム、液体窒素、液化天然ガスまたは液化石油ガスなどである。以下の実施形態では、液化ガス貯蔵タンクの一例として、三重殻タンクを例示する。もちろん、本開示の液化ガス貯蔵タンクは三重殻タンク以外の多重殻タンク、平底以外のタンクであっても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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