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公開番号2024138679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049275
出願日2023-03-27
発明の名称タンクの保持構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F17C 13/08 20060101AFI20241002BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】タンクを縦置きにしても安定してタンクを保持することができるタンクの保持構造を提供する。
【解決手段】筒状の本体の軸線が鉛直方向となるように縦置きされたタンクが、複数水平方向に並べられ、複数のタンクは、軸線方向で異なる位置に配置された複数の保持部材により保持されており、1の保持部材と他の保持部材とは、タンクを保持するためにかける力の方向が平面視で90°異なる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
筒状の本体の軸線が鉛直方向となるように縦置きされたタンクが、複数水平方向に並べられ、
複数の前記タンクは、前記軸線方向で異なる位置に配置された複数の保持部材により保持されており、
１の前記保持部材と他の前記保持部材とは、前記タンクを保持するためにかける力の方向が平面視で９０°異なる、
タンクの保持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示はタンク及びタンクを保持する手段を有するタンク保持構造に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
燃料電池車の燃料である水素を貯蔵する高圧タンクは、当該高圧タンクの内部空間を形成する樹脂によるライナを有し、このライナに対してその外周に樹脂が含浸された繊維層が設けられることにより補強層が形成され、これにより高い強度を実現している。
【０００３】
特許文献１には、高圧ガス容器が、パネルにて前後のネック部を支持されることにより、複数本が間隔をあけて平行かつ水平に配列されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第６８５７１５９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
タンクは横置きであることが主流であるが、設置スペースの事情や単位床面積当たりの水素貯蔵量を効率よく増やす観点からタンクを縦置きにすることが考えられる。一方で、タンクを縦置きにするとタンクの保持について従来とは異なるものにする必要がある。
【０００６】
本開示では上記問題を鑑み、タンクを縦置きにしても安定してタンクを保持することができるタンクの保持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願は、筒状の本体の軸線が鉛直方向となるように縦置きされたタンクが、複数水平方向に並べられ、複数のタンクは、軸線方向で異なる位置に配置された複数の保持部材により保持されており、１の保持部材と他の保持部材とは、タンクを保持するためにかける力の方向が平面視で９０°異なる、タンクの保持構造を開示する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、タンクを縦に立てるように配置しこれを複数並べる構造としたときであっても、タンクが軸線方向の異なる位置で複数の保持部材により保持され、その保持する方向が平面視で９０°ずらされているので、保持方向の偏りが抑制され、各方向からの外力に対して保持強度得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１はタンク保持構造１０の構成を表す図である。
図２はタンク２０の構成を表す図である。
図３は保持部材１４について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
図１には本開示の１つの例にかかるタンクの保持構造１０の構成を表した。図１（ａ）はタンクの保持構造１０の正面図、図１（ｂ）はタンクの保持構造１０の平面図（図１（ａ）の矢印Ｉｂの方向から見た図）である。タンクの保持構造１０は図１（ａ）の正面図において紙面上下が鉛直方向で紙面下方が地、紙面上方が天である。これら図１（ａ）、図１（ｂ）からわかるように、タンクの保持構造１０は、保持装置１１、及び、保持装置１１に配置される高圧タンク２０を有している。
（【００１１】以降は省略されています）

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