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公開番号
2024134086
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044192
出願日
2023-03-20
発明の名称
蓄圧器ラック
出願人
サムテック株式会社
代理人
個人
主分類
F17C
13/08 20060101AFI20240926BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】軽量化を図るとともに、散水された水が溜まってしまうことを効果的に抑制することができる蓄圧器ラックを提供する。
【解決手段】圧縮ガスを充填可能な蓄圧器が収容される筐体を有する蓄圧器ラックであって、前記筐体は、底部を構成する底部構造体と、天井部を構成する天井部構造体と、前記底部構造体及び前記天井部構造体とを接続し、水平方向に互いに間隔をあけて立設配置される複数の支柱と、前記底部構造体及び前記天井部構造体の間において、上下方向に互いに間隔をあけて水平配置される複数の梁と、外側面において前記各支柱及び前記各梁で囲まれる領域に取り付けられ該領域を塞ぐ複数の側面板とを備えており、前記側面板によって塞がれる領域を形成する前記各梁は、T形鋼により構成されていることを特徴とする蓄圧器ラック。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮ガスを充填可能な蓄圧器が収容される筐体を有する蓄圧器ラックであって、
前記筐体は、底部を構成する底部構造体と、天井部を構成する天井部構造体と、前記底部構造体及び前記天井部構造体とを接続し、水平方向に互いに間隔をあけて立設配置される複数の支柱と、前記底部構造体及び前記天井部構造体の間において、上下方向に互いに間隔をあけて水平配置される複数の梁と、外側面において前記各支柱及び前記各梁で囲まれる領域に取り付けられ該領域を塞ぐ複数の側面板とを備えており、
前記側面板によって塞がれる領域を形成する前記各梁は、T形鋼により構成されていることを特徴とする蓄圧器ラック。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
T形鋼により構成される前記各梁は、フランジプレートが前記筐体の外側を向き、ウェブプレートが前記筐体の内側を向くように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄圧器ラック。
【請求項3】
前記筐体は、幅寸法の長い長尺方向、及び、前記長尺方向に対して垂直で幅寸法の短い短尺方向を有しており、
前記各支柱は、H形鋼であり、
前記H形鋼のウェブプレートが前記短尺方向と平行となるように、前記各支柱は、前記底部構造体及び前記天井部構造体とを接続して立設配置されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄圧器ラック。
【請求項4】
前記天井部構造体の上方に配置されるルーフ部を備えており、
前記天井部構造体と前記ルーフ部とは、複数のスペーサ部材を介して空間部を設けた状態で接続されており、
前記各スペーサ部材は、前記支柱と同軸上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄圧器ラック。
【請求項5】
複数の前記スペーサ部材の一部は、中空状の筒状部材と、プレート体とを備えており、
前記筒状部材は、一方の開口部側を前記天井部構造体上に当接させた状態で、該天井部構造体に接続されており、
前記プレート体は、前記筒状部材の他方の開口部と前記ルーフ部の下面との間に介在して配設されており、
前記プレート体には、前記ルーフ部に形成される貫通孔を介して挿入されるボルト部材と螺合する雌ネジ部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蓄圧器ラック。
【請求項6】
複数の前記スペーサ部材の一部は、中実部材として形成されており、前記ルーフ部に形成される貫通孔を介して挿入される吊りボルトと螺合する雌ネジ部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蓄圧器ラック。
【請求項7】
前記ルーフ部の上面は、傾斜面として形成されており、
前記ルーフ部の傾斜面下端部には、鉛直下方側に垂下する雨水案内部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の蓄圧器ラック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄圧器ラックに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水素ガスを燃料電池車に補給するための施設である水素ステーションが知られている。一般に、水素ステーションは、水素ガスを燃料電池車のタンクに補給するディスペンサと、ディスペンサに水素ガスを供給する圧縮機と、水素ガスを貯蔵する蓄圧器とを備えている。
【0003】
水素ステーションの一部を構成する蓄圧器は、例えば、図15に示すような蓄圧器ラック100の内部に収容されて配置される。蓄圧器ラック100は、水平方向に互いに間隔をあけて配置される複数の支柱と、上下方向に互いに間隔をあけて配置される複数の梁とにより構成される筐体を備えており、この筐体の外表面には、各支柱及び各梁で囲まれる領域を塞ぐ複数の側面板101が固定手段により固定されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、蓄圧器ラック100を構成する各支柱や各梁は、H形鋼を用いられることが一般的であるが、H形鋼を支柱部材や梁部材として用いる場合、蓄圧器ラック100の全体重量が大きくなるという問題があった。また、H形鋼を梁部材として用いる場合、図16に示すように、H形鋼の内外の縁全体に対して溶接を施して支柱に接続する必要があり、溶接に要する時間やコストが多大になるという問題もあった。また、水素ステーションにて蓄圧器ラック100を使用する場合、内部の温度が例えば40℃を超えると自動的に散水して内部に収容される蓄圧器を冷却するという運用が必要であり、散水された水が、H形鋼により構成される梁のウェブプレート200上(ウェブプレート200と一対のフランジプレート201,201とによって形成されるポケット部202)に溜まってしまい、梁に錆が発生しやすくなるという問題もあった。なお、H形鋼のウェブプレート200上に水が溜まらないようにするためには、例えば、ウェブプレート200に所定間隔をあけて貫通孔を設けることにより対応することは可能であるが、このような貫通孔を設けることは製造コストの増加や製造効率の悪化の要因となる。
【0005】
本発明は上記問題を解決すべくなされたものであり、軽量化を図るとともに、散水された水が溜まってしまうことを効果的に抑制することができる蓄圧器ラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の前記目的は、圧縮ガスを充填可能な蓄圧器が収容される筐体を有する蓄圧器ラックであって、前記筐体は、底部を構成する底部構造体と、天井部を構成する天井部構造体と、前記底部構造体及び前記天井部構造体とを接続し、水平方向に互いに間隔をあけて立設配置される複数の支柱と、前記底部構造体及び前記天井部構造体の間において、上下方向に互いに間隔をあけて水平配置される複数の梁と、外側面において前記各支柱及び前記各梁で囲まれる領域に取り付けられ該領域を塞ぐ複数の側面板とを備えており、
前記側面板によって塞がれる領域を形成する前記各梁は、T形鋼により構成されていることを特徴とする蓄圧器ラックにより達成される。
【0007】
また、上記蓄圧器ラックにおいて、T形鋼により構成される前記各梁は、フランジプレートが前記筐体の外側を向き、ウェブプレートが前記筐体の内側を向くように配置されていることが好ましい。
【0008】
また、前記筐体は、幅寸法の長い長尺方向、及び、前記長尺方向に対して垂直で幅寸法の短い短尺方向を有しており、前記各支柱は、H形鋼であり、前記H形鋼のウェブプレートが前記短尺方向と平行となるように、前記各支柱は、前記底部構造体及び前記天井部構造体とを接続して立設配置されていることが好ましい。
【0009】
また、前記天井部構造体の上方に配置されるルーフ部を備えており、前記天井部構造体と前記ルーフ部とは、複数のスペーサ部材を介して空間部を設けた状態で接続されており、前記各スペーサ部材は、前記支柱と同軸上に配置されていることが好ましい。
【0010】
また、複数の前記スペーサ部材の一部は、中空状の筒状部材と、プレート体とを備えており、前記筒状部材は、一方の開口部側を前記天井部構造体上に当接させた状態で該天井部構造体に接続されており、前記プレート体は、前記筒状部材の他方の開口部と前記ルーフ部の下面との間に介在して配設されており、前記プレート体には、前記ルーフ部に形成される貫通孔を介して挿入されるボルト部材と螺合する雌ネジ部が形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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