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公開番号2025116954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011505
出願日2024-01-30
発明の名称アンモニア漏出処理設備及びアンモニア受入設備
出願人株式会社IHIプラント,株式会社IHI
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 90/22 20060101AFI20250804BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】アンモニア液が漏出した場合にアンモニアガスが地表付近へ流入することを抑制する。
【解決手段】アンモニア漏出処理設備3であって、漏出したアンモニア液Xを貯留可能であると共に上方に向けて開放された防液堤4と、空気Yを噴射することで、防液堤4の内部に貯留されたアンモニア液Xの気化ガスを流動させるエアカーテン形成部5とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
漏出したアンモニア液を貯留可能であると共に上方に向けて開放された防液堤と、
気体を噴射することで、前記防液堤の内部に貯留されたアンモニア液の気化ガスを流動させる気体噴射部と
を備えることを特徴とするアンモニア漏出処理設備。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記気体噴射部は、
前記防液堤の頂部に設置される噴射ノズルと、
前記噴射ノズルに接続された気体案内配管と、
前記気体案内配管を介して前記噴射ノズルに前記気体を供給するブロワと
を備えることを特徴とする請求項1記載のアンモニア漏出処理設備。
【請求項3】
前記気体噴射部は、上方に向かって前記気体を噴射することを特徴とする請求項1または2記載のアンモニア漏出処理設備。
【請求項4】
前記気体が空気であることを特徴とする請求項1または2記載のアンモニア漏出処理設備。
【請求項5】
前記防液堤の頂部から水を噴射する水噴射部を備えることを特徴とする請求項1または2記載のアンモニア漏出処理設備。
【請求項6】
前記アンモニア液を貯蔵するアンモニアタンクと、
前記アンモニアタンクから漏出した前記アンモニア液を貯留可能な請求項1または2記載のアンモニア漏出処理設備と
を備えることを特徴とするアンモニア受入設備。
【請求項7】
前記アンモニアタンクよりも、前記防液堤の高さが低いことを特徴とする請求項6記載のアンモニア受入設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニア漏出処理設備及びアンモニア受入設備に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、液化ガス貯蔵タンクが開示されている。特許文献1に開示された液化ガス貯蔵タンクは、内殻と外殻とを有する二重殻タンクである。このような二重殻タンクの外周には、矩形状の防液堤が設けられている。このような防液堤を備えるタンク設備では、二重殻タンクから液化ガスが漏出した場合であっても、液化ガスの漏出範囲を防液堤で囲まれた範囲に限定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-17920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来から、液化ガスとしては、LNG(Liquefied Natural Gas)やLPG(Liquefied Petroleum Gas)が多く用いられている。これらのLNGやLPGは、気化ガスの毒性が低い。ところが、近年においては、燃料として液化アンモニアを用いる場合がある。液化アンモニアが気化することで発生するアンモニアガスは、LNGやLPGと比較して毒性が高い。このため、アンモニアガスの大気への開放が避けられない状況であっても、アンモニアガスが防液堤の周囲の地表付近の人畜の活動範囲へ高濃度で到達することを抑制する必要がある。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、アンモニア液が漏出した場合にアンモニアガスが地表付近へ高濃度で到達することを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0007】
本発明の第1の態様は、アンモニア漏出処理設備であって、漏出したアンモニア液を貯留可能であると共に上方に向けて開放された防液堤と、気体を噴射することで、上記防液堤の内部に貯留されたアンモニア液の気化ガスを流動させる気体噴射部とを備えるという構成を採用する。
【0008】
本発明の第2の態様は、アンモニア受入設備であって、上記アンモニア液を貯蔵するアンモニアタンクと、上記アンモニアタンクから漏出した上記アンモニア液を貯留可能な上記第1の態様のアンモニア漏出処理設備とを備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0009】
アンモニアガスは、常温以上であれば空気に対する比重が小さい。アンモニアガスの容量が防液堤を乗り越えたときに、防液堤の周囲の地表付近に存在する人畜へ高濃度で到達する可能性がある。これに対して、本発明は、気体噴射部から気体を噴射することで、アンモニアガスを上方へ拡散させる。このため、本発明によれば、噴射された気体に案内されることでアンモニアガスが上方へ流動し、防液堤の周辺地表付近に高濃度であふれ出すことが抑止される。したがって、本発明は、アンモニア液が漏出した場合にアンモニアガスが地表付近へ高濃度で到達することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態におけるアンモニア受入設備の概略構成図である。
本発明の一実施形態におけるアンモニア受入設備の概略構成を示す上面図である。
本発明の一実施形態におけるアンモニア受入設備が備えるエアカーテン形成部から空気を噴射した様子を示す模式図である。
本発明の一実施形態におけるアンモニア受入設備が備える水幕形成部から消火用水を噴射した様子を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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