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公開番号2025082475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195821
出願日2023-11-17
発明の名称風災マップの生成装置、生成方法、生成プログラム、保守計画の生成装置、生成方法、生成プログラム、防災対策計画の生成装置、生成方法、生成プログラム
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人
主分類G01W 1/00 20060101AFI20250522BHJP(測定;試験)
要約【課題】将来発生すると予想される被害の発生箇所、及び、被害の内容を提示し、被害の発生予防に使用することが可能な、風災マップの生成装置、生成方法、生成プログラム、保守計画の生成装置、生成方法、生成プログラム、防災対策計画の生成装置、生成方法、生成プログラムを提供する。
【解決手段】風災マップの生成装置、生成方法、生成プログラムによれば、過去の台風の進路、対象エリアのマップ、及び、台風に紐づけられた、対象エリアにおいて発生した被害の箇所、を記憶する。被害が発生した際の対象エリアにおける風向を取得する。そして、風向ごとに、風向に対応する被害の箇所、及び、被害に係る台風の進路を抽出し、抽出された箇所をマップにプロットし、進路に関連付けられた風災マップを生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
データベースと、コントローラと、を備える、風災マップの生成装置であって、
前記データベースは、
過去の台風の進路、
対象エリアのマップ、及び、
前記台風に紐づけられた、前記対象エリアにおいて発生した被害の箇所、
を記憶し、
前記コントローラは、
前記被害が発生した際の前記対象エリアにおける風向を取得し、
前記風向ごとに、
前記風向に係る前記被害の前記箇所、及び、前記被害に係る前記台風の前記進路を抽出し、
抽出された前記箇所を前記マップにプロットし、前記進路に関連付けられた風災マップを生成する、
風災マップの生成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記風向ごとに、
前記風向に対応する前記被害が発生した際の前記対象エリアにおける圧力分布を取得し、
前記圧力分布を前記風災マップに重ね合わせて、圧力分布付き風災マップを生成する、
請求項1に記載の、風災マップの生成装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記風向ごとに、
前記風向に対応する前記圧力分布に基づく圧力が正圧である前記箇所を、正圧箇所として抽出し、
抽出された前記正圧箇所を前記マップにプロットして前記風災マップを生成する、
請求項2に記載の、風災マップの生成装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記風向ごとに、
前記風向に対応する前記圧力分布に基づく圧力が負圧である前記箇所を、負圧箇所として抽出し、
抽出された前記負圧箇所を前記マップにプロットして前記風災マップを生成する、
請求項2に記載の、風災マップの生成装置。
【請求項5】
前記圧力分布は、前記風向、前記対象エリアの地形、及び、前記対象エリアにおける建築構造物の外観形状に基づいて算出される、
請求項2に記載の、風災マップの生成装置。
【請求項6】
前記風向は、前記被害に係る前記台風が発生してから消滅するまでの期間において、前記対象エリアでの風の速度が最大になった時点における前記風の向きである、
請求項1に記載の、風災マップの生成装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記被害が発生した際の前記対象エリアにおける風速を取得し、
前記風速ごとに、
前記風速に係る前記被害の前記箇所、及び、前記被害に係る前記台風の前記進路を抽出し、
抽出された前記箇所を前記マップにプロットし、前記進路に関連付けられた風災マップを生成する、
請求項1に記載の、風災マップの生成装置。
【請求項8】
前記風速は、前記被害に係る前記台風が発生してから消滅するまでの期間において、前記対象エリアでの風の最大の速度である、
請求項7に記載の、風災マップの生成装置。
【請求項9】
前記マップは、前記対象エリアにおける建築構造物の外観の三次元形状を含む三次元マップである、
請求項1に記載の、風災マップの生成装置。
【請求項10】
前記コントローラは、
前記風向に対応する方向に前記マップの投影方向を変更して、前記風災マップを生成する、
請求項9に記載の、風災マップの生成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、風災マップの生成装置、生成方法、生成プログラム、保守計画の生成装置、生成方法、生成プログラム、防災対策計画の生成装置、生成方法、生成プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、台風に関する複数のデータを処理する、台風による風害評価システムが開示されている。当該風害評価システムは、台風に関する複数のデータに基づいて台風を中心とする気圧分布を時間及び中心からの距離の関数として与え、気圧分布に基づいて最大瞬間風速を計算する。そして、最大瞬間風速を用いて罹災率及び損傷率を計算し、罹災率及び損傷率を用いて台風によって生じうる風害評価を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-286863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術によれば、将来発生すると予想される最大の被害金額等を算出するものであるが、どの地点でどのような被害が発生するかを具体的に示すことはできない。そのため、被害の発生予防に使用することが困難であるという課題を有する。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、将来発生すると予想される被害の発生箇所、及び、被害の内容を提示し、被害の発生予防に使用することが可能な、風災マップの生成装置、生成方法、生成プログラム、保守計画の生成装置、生成方法、生成プログラム、防災対策計画の生成装置、生成方法、生成プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る、風災マップの生成装置、生成方法、及び、生成プログラムは、データベースと、コントローラと、に係る。上記データベースは、過去の台風の進路、対象エリアのマップ、及び、上記台風に紐づけられた、上記対象エリアにおいて発生した被害の箇所、を記憶する。上記コントローラは、上記被害が発生した際の上記対象エリアにおける風向を取得する。上記風向ごとに、上記風向に係る上記被害の上記箇所、及び、上記被害に係る上記台風の上記進路を抽出する。そして、上記風向ごとに、抽出された上記箇所を上記マップにプロットし、上記進路に関連付けられた風災マップを生成する。
【0007】
上記コントローラは、上記風向ごとに、上記風向に対応する上記被害が発生した際の上記対象エリアにおける圧力分布を取得し、上記圧力分布を上記風災マップに重ね合わせて、圧力分布付き風災マップを生成するものであってもよい。
【0008】
上記コントローラは、上記風向ごとに、上記風向に対応する上記圧力分布に基づく圧力が正圧である上記箇所を、正圧箇所として抽出し、抽出された上記正圧箇所を上記マップにプロットして上記風災マップを生成するものであってもよい。
【0009】
上記コントローラは、上記風向ごとに、上記風向に対応する上記圧力分布に基づく圧力が負圧である上記箇所を、負圧箇所として抽出し、抽出された上記負圧箇所を上記マップにプロットして上記風災マップを生成するものであってもよい。
【0010】
上記圧力分布は、上記風向、上記対象エリアの地形、及び、上記対象エリアにおける建築構造物の外観形状に基づいて算出されるものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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