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公開番号
2025073319
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183985
出願日
2023-10-26
発明の名称
サンドル及びこれを用いた架台
出願人
株式会社IHIインフラシステム
代理人
弁理士法人アテンダ国際特許事務所
主分類
E01D
21/00 20060101AFI20250502BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】サンドルの積み上げ作業の労力を軽減することができるとともに、十分な強度及び耐久性を得ることのできるサンドル及びこれを用いた架台を提供する。
【解決手段】サンドル本体11を木材によって形成したので、サンドル本体11を鋼材に比べて軽量化することができ、サンドル10の積み上げ作業の労力を大幅に軽減することができる。また、サンドル本体11に、サンドル本体11の上下方向一方の面から他方の面に亘ってサンドル本体11を貫通するように延びる複数の補強部材12を設け、各補強部材12を上下方向の他のサンドル10の各補強部材12にそれぞれ端部同士が当接するように等間隔で配置したので、上方の補強部材12に加わる荷重を下方の補強部材12に直接伝達することができ、サンドル本体11の木材に加わる荷重を軽減することができる。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
横長の角柱状に形成されたサンドル本体を有し、幅方向に複数配列されるとともに、上下方向に積み重ねることにより、任意の高さの架台を形成するサンドルにおいて、
前記サンドル本体を木材によって形成するとともに、
サンドル本体の上下方向一方の面から他方の面に亘ってサンドル本体を貫通するように延びる複数の補強部材を設け、
各補強部材を上下方向の他のサンドルの各補強部材にそれぞれ端部同士が当接するように等間隔で配置した
ことを特徴とするサンドル。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記木材として、複数の板材を互いに繊維方向が直交する方向となるように積層してなる直交集成材を用い、
前記サンドル本体を、一部の板材の繊維方向が長手方向となり、他の板材の繊維方向が上下方向となるように形成した
ことを特徴とする請求項1記載のサンドル。
【請求項3】
前記補強部材を上下方向に延びる筒状の部材によって形成した
ことを特徴とする請求項1記載のサンドル。
【請求項4】
前記補強部材の上下方向一端に、他のサンドルの補強部材の他端に係合する係合部を突設した
ことを特徴とする請求項1記載のサンドル。
【請求項5】
前記係合部を厚さ方向が水平方向となる板状の部材によって形成し、
一部の補強部材を係合部の厚さ方向が他の補強部材の係合部の厚さ方向と異なる方向になるように設けた
ことを特徴とする請求項4記載のサンドル。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか一項記載のサンドルを用いた架台であって、
複数のサンドルを幅方向に配列するとともに、互いに長手方向が直交する向きになるように上下に積み重ねることにより、上下方向複数段のサンドルによって任意の高さに形成された
ことを特徴とする架台。
【請求項7】
請求項6記載のサンドルを用いた架台であって、
最下段のサンドルの下方に配置され、サンドルの係合部に係合する係合部を上面側に有するベース部材を備え、
前記サンドルを下面側に係合部が位置するように配置した
ことを特徴とする架台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば橋梁の架設工事において、橋脚上に仮設される主桁等を支持するためのサンドル及びこれを用いた架台に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、橋梁の架設工事においては、主桁を一旦高い位置に仮設した後、これを降下させて橋脚に設置する場合があり、その際には主桁を一時的に支持するサンドルを組み立てた架台が用いられる(例えば、特許文献1参照。)。この架台は、例えば所定長さの鋼材からなる複数のサンドルを幅方向に配列するとともに、互いに長手方向が直交する向きになるように上下に井桁状に積み重ねることにより、上下方向複数段のサンドルによって任意の高さに形成されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-22771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記サンドルはH鋼等の鋼材によって形成されているが、一般的なサイズ(150mm×150mm×600mm)のサンドルで27kg程度の重量があり、サンドルの運搬や積み上げ作業に多大な労力を要する。例えば、主桁の送り出し架設の降下作業では3m以上の高さのサンドルを用いる場合があり、橋脚上で数百個のサンドルの積み上げ作業が必要となる場合もある。
【0005】
また、サンドルを木材によって形成すれば軽量化を図ることができるが、主桁等の重量物が載置されるサンドルは高い強度が必要となるため、木材では強度が不足する場合があるという問題点があった。
【0006】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サンドルの積み上げ作業の労力を軽減することができるとともに、十分な強度及び耐久性を得ることのできるサンドル及びこれを用いた架台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記目的を達成するために、横長の角柱状に形成されたサンドル本体を有し、幅方向に複数配列されるとともに、上下方向に積み重ねることにより、任意の高さの架台を形成するサンドルにおいて、前記サンドル本体を木材によって形成するとともに、サンドル本体の上下方向一方の面から他方の面に亘ってサンドル本体を貫通するように延びる複数の補強部材を設け、各補強部材を上下方向の他のサンドルの各補強部材にそれぞれ端部同士が当接するように等間隔で配置している。
【0008】
また、本発明は前記目的を達成するために、前記構成を有するサンドルを用いた架台であって、複数のサンドルを幅方向に配列するとともに、互いに長手方向が直交する向きになるように上下に積み重ねることにより、上下方向複数段のサンドルによって任意の高さに形成した架台を構成している。
【0009】
これにより、サンドル本体が木材によって形成されることから、サンドル本体が鋼材に比べて軽量化される。また、サンドルを積み重ねた際、サンドル本体に設けられた複数の補強部材が上下方向の他のサンドルの各補強部材にそれぞれ端部同士が当接することから、上方の補強部材に加わる荷重が下方の補強部材に直接伝達される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、サンドル本体を鋼材に比べて軽量化することができるので、サンドルの積み上げ作業の労力を大幅に軽減することができ、作業時間を短縮することができる。これにより、作業効率の向上を図ることができるとともに、軽量化により非力な作業者の負担も軽減することができるので、年齢や性別にかかわらず広く人的労力を確保することができる。また、サンドルを積み上げた際、上方の補強部材に加わる荷重を下方の補強部材に直接伝達することができるので、サンドル本体の木材に加わる荷重を軽減することができ、サンドル本体の強度及び耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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