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公開番号2025122781
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018423
出願日2024-02-09
発明の名称振動ローラ
出願人酒井重工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類E01C 19/26 20060101AFI20250815BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】転圧輪(ロール)の回転方向に対して起振軸の回転方向を切り換えることが可能な振動ローラを提供することにある。
【解決手段】回転軸を回転中心として車両前後方向に回転可能に設けられた転圧輪(前輪R1)と、起振軸130を回転中心として転圧輪(前輪R1)を振動させる振動機構と、転圧輪の回転方向に対して起振軸の回転方向を切り換える振動用インバータJ4とを備えることを特徴とする。振動用インバータJ4は、前輪R1の回転方向に対して、起振軸の回転方向を自動制御で切り換えることが好ましい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を回転中心として車両前後方向に回転可能に設けられた転圧輪と、
起振軸を回転中心として前記転圧輪を振動させる振動機構と、
前記転圧輪の回転方向に対して前記起振軸の回転方向を切り換える切換手段と、
を備えることを特徴とする振動ローラ。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1記載の振動ローラにおいて、
前記切換手段は、前記転圧輪の回転方向に対して、前記起振軸の回転方向を自動制御で切り換えることを特徴とする振動ローラ。
【請求項3】
請求項2記載の振動ローラにおいて、
前記転圧輪の回転方向を検出する回転センサと、
前記回転センサからの検出信号が入力される制御部と、
を備えることを特徴とする振動ローラ。
【請求項4】
請求項3記載の振動ローラにおいて、
前記制御部は、前記転圧輪が前後進する際、前記回転センサからの検出信号に基づいて前記回転軸の回転方向を判定し、前記起振軸の回転方向を切り換える切換信号を前記切換手段に対して出力することを特徴とする振動ローラ。
【請求項5】
請求項4記載の振動ローラにおいて、
前記切換手段は、前記転圧輪の回転方向と、前記起振軸の回転方向とが逆方向となるように切り換えることを特徴とする振動ローラ。
【請求項6】
請求項1記載の振動ローラにおいて、
前記切換手段は、前記転圧輪の回転方向に対して、前記起振軸の回転方向を操作者の手動で切り換えることを特徴とする振動ローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、起振軸を回転中心として転圧輪を振動させる振動機構を有する振動ローラに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、路面の締め固めを行う転圧車両(転圧ローラ)が開示されている。従来の転圧ローラは、一対の転圧輪と、車体フレームと、エンジンと、油圧ポンプと、走行用油圧モータと、振動用油圧モータとを備えている。従来の転圧ローラは、エンジンにより油圧ポンプを駆動させ、その油圧によって走行用油圧モータを回転させて走行している。また、前後進レバーの入力量に応じて油の吐出力を調整することで、車両が加速、減速又は停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-149784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の転圧ローラ(油圧ローラ)では、振動用油圧モータによって回転駆動される起振軸を有し、この起振軸を回転させることで転圧輪を振動させている。また、従来の転圧ローラ(油圧ローラ)では、この起振軸の回転方向を切り換えることで、起振力(締固め度)の振動Lo・振動Hiの切り換えを行っていた。
【0005】
しかしながら、従来の転圧ローラ(油圧ローラ)では、転圧輪(ロール)の進行方向に対して、振動Lo・振動Hi毎に振動用油圧モータの回転方向が固定されていた。このため、従来の転圧ローラ(油圧ローラ)では、転圧ローラの進行方向によって起振軸の回転方向と転圧輪(ロール)の回転方向との関係が切り換わる場合がある。
【0006】
具体的には、従来の転圧ローラ(油圧ローラ)において、例えば、振動Hi(起振軸の回転方向が時計回り方向)の場合、前進時において起振軸の回転方向と転圧輪(ロール)の回転方向とは同方向となり、一方、後進時において起振軸の回転方向と転圧輪(ロール)の回転方向とは反対方向(逆方向)となる。つまり、従来の転圧ローラ(油圧ローラ)は、起振軸の回転方向を自由に切り換えられる形態ではなかった。また、起振軸の回転方向と転圧輪(ロール)の回転方向との関係によっては、振動用油圧モータの消費エネルギーが大きくなる場合がある。
【0007】
そこで、本発明の課題は、転圧輪(ロール)の回転方向に対して起振軸の回転方向を切り換えることが可能な振動ローラを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するために、本発明の振動ローラは、回転軸を回転中心として車両前後方向に回転可能に設けられた転圧輪と、起振軸を回転中心として前記転圧輪を振動させる振動機構と、前記転圧輪の回転方向に対して前記起振軸の回転方向を切り換える切換手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、起振軸の回転方向を、転圧輪の回転方向や作業現場に対応して適宜選択的に切り換えることができる。これにより、本発明では、エネルギー消費を抑制したり、作業現場に応じて締固め具合を容易に変更したりすることができる。
【0010】
また、切換手段は、転圧輪の回転方向に対して、起振軸の回転方向を自動制御で切り換えることが好ましい。これにより、操作性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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