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公開番号2025133174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024030956
出願日2024-03-01
発明の名称舗装材吹付け装置、および吹付け施工方法
出願人十武建設株式会社
代理人個人
主分類E01C 7/30 20060101AFI20250904BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】法面や狭隘地など、通常は施工が困難な対象に対しても吹付け工法による舗装工事を容易に行える舗装材吹付け装置を提供すること。
【解決手段】舗装材吹付け装置10は、水硬性の舗装材Mを貯留する舗装材貯留部1と、舗装材貯留部1内の加圧、および舗装材貯留部1から排出される舗装材Mの圧送に用いる加圧空気Aを生成する加圧空気生成部2と、舗装材貯留部1から排出される舗装材Mが圧送用の加圧空気Aに混合されて搬送される搬送路部3と、搬送路部3の末端に設けられている舗装材M吐出用の吹付け部4とからなる構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水硬性の舗装材を貯留する舗装材貯留部と、
該舗装材貯留部内の加圧、および該舗装材貯留部から排出される舗装材の圧送に用いる加圧空気を生成する加圧空気生成部と、
該舗装材貯留部から排出される舗装材が圧送用の加圧空気に混合されて搬送される搬送路部と、
該搬送路部の末端に設けられている舗装材吐出用の吹付け部と
からなることを特徴とする、舗装材吹付け装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記吹付け部の前流側には、前記搬送路部中を搬送される舗装材に対して水を添加する加水部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の舗装材吹付け装置。
【請求項3】
前記加水部には、加水量を調節する加水量調節手段が備えられていることを特徴とする、請求項2に記載の舗装材吹付け装置。
【請求項4】
前記舗装材貯留部内には舗装材を混錬しかつ前記搬送路部へと押し出すための混錬手段が設けられていることを特徴とする、請求項1、2、3のいずれかに記載の舗装材吹付け装置。
【請求項5】
前記舗装材貯留部と前記搬送路部とが一体に構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の舗装材吹付け装置。
【請求項6】
前記舗装材貯留部と前記搬送路部とが別体に構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の舗装材吹付け装置。
【請求項7】
街路樹等の樹木周囲のような狭隘地への舗装材吹付け施工が可能な仕様に形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の舗装材吹付け装置。
【請求項8】
舗装材として、下記<SR>に示す特定舗装材を用いることを特徴とする、請求項4に記載の舗装材吹付け装置。
<SR> 特定舗装材は、バークとマグネシウム含有物であるバインダーを含み、該バークは繊維同士が絡み合った混合状態の舗装構造を形成可能なよう繊維同士が絡み合った混合状態の構造をとっており、該バインダーは酸化マグネシウム、海水抽出の酸化マグネシウム、またはこれらのいずれかを含む物質である。バークとしては破砕されたバークも該当する。
【請求項9】
舗装材として、下記<SR>に示す特定舗装材を用いることを特徴とする、請求項5、6、7のいずれかに記載の舗装材吹付け装置。
<SR> 特定舗装材は、バークとマグネシウム含有物であるバインダーを含み、該バークは繊維同士が絡み合った混合状態の舗装構造を形成可能なよう繊維同士が絡み合った混合状態の構造をとっており、該バインダーは酸化マグネシウム、海水抽出の酸化マグネシウム、またはこれらのいずれかを含む物質である。バークとしては破砕されたバークも該当する。
【請求項10】
請求項1に記載の舗装材吹付け装置を用いて舗装対象に舗装材を吹付け施工する方法であって、
前記舗装材貯留部に舗装材を準備する舗装材準備過程と、
前記加圧空気生成部による加圧空気で該舗装材貯留部内を加圧する貯留部内加圧過程と、
一方、該加圧空気を該舗装材貯留部から排出される舗装材に混合してこれを前記搬送路部内にて圧送する舗装材圧送過程と、
前記吹付け部にまで圧送された舗装材をそこから吐出する舗装材吐出過程と
からなることを特徴とする、吹付け施工方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は舗装材吹付け装置、吹付け施工方法、吹付け施工舗装構造、および吹付け施工用舗装材に係り、特に、狭隘地など施工が困難な対象に対しても舗装工事を行うことのできる、施工性に優れた舗装材吹付け装置等に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
出願人は既に、低コストで、真に自然素材であり、廃棄時も含め環境に対する負荷が小さく、素材が剥離・飛散しにくく、剥離した場合であっても新たに舗装材を施工することなく簡単に修復することができ、雨等で表面が濡れても滑にくく、さらに腐りにくく、物理的・化学的に耐久性に優れた舗装材発明を開示し(後掲特許文献1)、それに基づく製品を提供している。
【0003】
当該舗装材は、バークまたは破砕されたバークとバインダーとを含み、バークの繊維同士が絡み合った混合状態の舗装構造を形成可能な構成とする。舗装材は、固形物としてはバークとバインダーのみからなる構成とすることもできる。バークの樹種は限定されず、針葉樹バーク、広葉樹バークいずれでも用いることができ、また、バークとバインダー以外の材料を含めることもできる、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6600770号公報「舗装材、バーク舗装構造、舗装材製造方法、バーク舗装工法、および舗装材撹拌装置」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
当該舗装材は、上述の種々の利点により、その有用性の高さにつき評価を得ている。しかしながら課題はある。これは、当該舗装材に限らず舗装施工全般に共通することではあるが、それは、施工困難な場所があるということである。舗装工事における施工は、舗装用機械をダンプトラックや人力で施工対象箇所まで運搬して行うが、たとえば法面などの場合、人力では機械の運搬および敷設が困難である。
【0006】
かかる施工困難な場所には、通常の転圧による工法よりも吹付け工法が適していると考えられる。通常の舗装工事では転圧により舗装材の締固めをして硬化させるが、吹付け工法の場合は吹付けするエアー圧が転圧の代わりとなる。しかし、従来の吹付け機械では設置にも撤去にも1日程度を要してしまい、施工現場に搬入・設置し次第、即施工でき、終了後即撤去できるというものではない。
【0007】
また、狭い箇所に対する施工には相当の時間と労力がかかる。したがって、法面や狭隘地への吹付け工法による施工をより容易化でき、施工現場に搬入・設置し次第すぐに施工でき、終了後即撤去でき、有用性に優れている上記特許舗装材の普及を一層促進できる技術が求められる。
【0008】
なお、上記特許舗装材を使用するに際しては従来、攪拌時における水分投入を、バークの含水比を見つつ手の感触を頼りに行っているため、品質の安定性は充分ではない。含水比が多いと、舗装材搬送用のホース内にこびり付いて詰まりが発生し、吹付け施工が困難になる上、舗装材の地面への付着が強過ぎる状態で硬化し、望ましくない。一方、含水比が少な過ぎると、付着性が弱くてパサッとした仕上がりとなる上、耐久性も低くなる。したがって、最適な水分量の保持、水添加量の一定化が求められる。
【0009】
そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来技術の状況を踏まえ、法面や狭隘地など、通常は施工が困難な対象に対しても吹付け工法による舗装工事を容易に行うことができる舗装材吹付け装置等、施工現場に搬入・設置し次第すぐに施工でき、終了後即撤去できる、施工性に優れた舗装材吹付け装置等を提供することである。また、舗装材への水の添加を適切に行って水分量を一定化できる、施工性の高い舗装材吹付け装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明者は上記課題について検討した結果、舗装材を用いた舗装工事を吹付け工法により行うに当たって、加圧空気の用い方の工夫や、水を添加する加水部を設けるなど、吹付け施工により適した構造・方式の吹付け装置とすることによって解決できることを見出し、これに基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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