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公開番号
2025152892
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055067
出願日
2024-03-28
発明の名称
壁用構造体
出願人
株式会社日本コンポジット工業
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01F
8/00 20060101AFI20251002BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】外観の低下を防止可能な壁用構造体を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る壁用構造体は、第1板部と、天板部と、底板部と、第1側板部と、第2側板部と、第1板部と対向しており天板部、底板部、第1側板部及び第2側板部に接合される第2板部と、第1板部及び第2板部の間において所定方向に並列に配置される複数のインナーリブと、を備え、複数のインナーリブそれぞれは、第1板部及び第2板部のうちの一方に一体的に接合されている一方、他方には接合されていない。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に直交する第2方向において対向する第1辺及び第2辺を有するとともに、前記第1辺及び前記第2辺を繋いでおり前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において対向する第3辺及び第4辺を有する第1板部と、
前記第1辺に繋がっている天板部と、
前記第2辺に繋がっている底板部と、
前記第3辺に繋がっている第1側板部と、
前記第4辺に繋がっている第2側板部と、
前記第1方向において前記第1板部と対向しており、前記天板部、前記底板部、前記第1側板部及び前記第2側板部に繋がっている第2板部と、
前記第1板部及び前記第2板部間において所定方向に並列に配置される複数のインナーリブと、
を備え、
前記所定方向は前記第2方向又は第3方向であり、
前記複数のインナーリブそれぞれは、前記第1板部及び前記第2板部のうちの一方に一体的に接合されている一方、他方には接合されていない、
壁用構造体。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記複数のインナーリブの前記第1方向の長さは、前記第1板部と前記第2板部の間の長さより短い、
請求項1に記載の壁用構造体。
【請求項3】
前記複数のインナーリブは、前記第1板部に一体的に接合されている一方、前記第2板部には接合されておらず、
前記複数のインナーリブは、前記第2板部を前記第1板部と反対向けて湾曲させるように前記第2板部に接している、
請求項1に記載の壁用構造体。
【請求項4】
前記複数のインナーリブは、
前記第1板部に一体的に接合されている一方、前記第2板部には接合されていない複数の第1インナーリブと、
前記第2板部に一体的に接合されている一方、前記第1板部には接合されていない複数の第2インナーリブと、
を有し、
前記複数の第1インナーリブと前記複数の第2インナーリブは互いに接していない、
請求項1に記載の壁用構造体。
【請求項5】
第1方向に直交する第2方向において対向する第1辺及び第2辺を有するとともに、前記第1辺及び前記第2辺を繋いでおり前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において対向する第3辺及び第4辺を有する第1板部と、
前記第1辺に繋がっている天板部と、
前記第2辺に繋がっている底板部と、
前記第3辺に繋がっている第1側板部と、
前記第4辺に繋がっている第2側板部と、
前記第1方向において前記第1板部と対向しており、前記天板部、前記底板部、前記第1側板部及び前記第2側板部に繋がっている第2板部を備え、
前記第2板部は、前記第1板部と反対に向けて湾曲している、壁用構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁用構造体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
車両走行時の騒音が外部に伝播することを抑制するために、鉄道、道路等に沿って防音壁が設けられている。このような防音壁の一例として、特許文献1,2に開示されたFRP製の壁用構造体が知られている。上記壁用構造体は、対向配置された第1板及び第2板を有する中空ボックス構造を有する。壁用構造体を防音壁として設置する場合、第1板が車両などの走行側(例えば、道路側又は線路側)に配置される。この場合、壁用構造体が有する第2板は、上記走行側と反対側に配置される。特許文献1,2に記載の壁用構造体では、第1板と第2板との間には、複数のインナーリブが配置されている。各インナーリブの一端は第1板に一体的に接合され、他端は第2板に一体的に接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-71071号公報
特開2013―68018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2に記載されたFRP製の壁用構造体が防音壁として設置される場合、直射日光、周囲環境温度などによって、第1板及び第2板に熱膨張が生じる。第1板及び第2板は複数のインナーリブで連結されているため、インナーリブと第1板及び第2板それぞれとの接合部では上記熱膨張による伸びが生じにくい一方、第1板及び第2板のうち隣接するインナーリブ間の領域は熱膨張で伸びやすい。その結果、第1板及び第2板に波打ちが生じる。道路、線路などと反対側に位置する第2板に上記波打ちが生じると、夕日などが第2板にあたった時に、第2板が波打っていることが強調されやすく、壁用構造体の外観が低下する。
【0005】
本発明は、外観の低下を防止可能な壁用構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に一側面に係る壁用構造体(以下、「第1壁用構造体」と称す)は、第1方向に直交する第2方向において対向する第1辺及び第2辺を有するとともに、上記第1辺及び上記第2辺を繋いでおり上記第1方向及び上記第2方向に直交する第3方向において対向する第3辺及び第4辺を有する第1板部と、上記第1辺に繋がっている板部と、上記第2辺に繋がっている底板部と、上記第3辺に繋がっている第1側板部と、上記第4辺に繋がっている第2側板部と、上記第1方向において上記第1板部と対向しており、上記天板部、上記底板部、上記第1側板部及び上記第2側板部に繋がっている第2板部と、上記第1板部及び上記第2板部の間において所定方向に並列に配置される複数のインナーリブを備え、上記所定方向は上記第2方向又は第3方向であり、上記複数のインナーリブそれぞれは、上記第1板部及び上記第2板部のうちの一方に一体的に接合されている一方、他方には接合されていない。
【0007】
上記第1壁用構造体が有する複数のインナーリブそれぞれは、第1板部及び第2板部のうちの一方に一体的に接合されている一方、他方には接合されていない。したがって、第1板部及び第2板部は、各インナーリブによって連結(又は固定)されていない。そのため、直射日光、周囲環境温度などの影響で第1板部及び第2板部に熱膨張が生じても、第1板部及び第2板部それぞれは一様に熱膨張し易い。この場合、第1板部及び第2板部に波打ちが生じにくい。すなわち、上記構成の壁用構造体では、外観の低下が防止されている。
【0008】
一実施形態に係る第1壁用構造体において、複数のインナーリブの第1方向の長さは、第1板部と第2板部の間の長さより短くてもよい。
【0009】
一実施形態に係る第1壁用構造体において、複数のインナーリブは、第1板部に一体的に接合されている一方、第2板部には接合されておらず、複数のインナーリブは、第2板部を第1板部と反対向けて湾曲させるように第2板部に接していてもよい。この場合、第2板部は、第1板部と反対に向けて湾曲していることから、第2板部が熱膨張する場合も第1板部と反対向きに膨張し易い。そのため、上記のように、複数のインナーリブが第2板部に接していても第2板部に波打ちは生じにくく、結果として、外観の低下を防止できる。
【0010】
一実施形態に係る第1壁用構造体において、複数のインナーリブは、第1板部に一体的に接合されている一方、上記第2板部には接合されていない複数の第1インナーリブと、第2板部に一体的に接合されている一方、上記第1板部には接合されていない複数の第2インナーリブと、を有し、複数の第1インナーリブと上記複数の第2インナーリブは互いに接していなくてよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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