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公開番号2025162392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-27
出願番号2024065664
出願日2024-04-15
発明の名称鋼製ブラケットの取付装置
出願人戸田建設株式会社
代理人個人
主分類E01D 19/02 20060101AFI20251020BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】橋梁への鋼製ブラケットの取付作業を安全にかつ効率よく行うことができるようにする。
【解決手段】地上から鋼製ブラケット取付位置まで延びるレール30と、鋼製ブラケット3を搭載した状態で、レール30に沿って走行可能な積載台車10とで構成する。積載台車10は、受け皿18内に多数の鋼球19が配置された鋼製ブラケット載置部20が設けられ、多数の鋼球19の上に鋼製ブラケット3が載置されるとともに、鋼製ブラケット取付位置において鋼製ブラケット3を上下方向に移動可能とする昇降装置24を備える。積載台車10にワイヤー31が連結されており、ワイヤー31をウインチ32で巻き取ることにより、積載台車10をレール30に沿って走行可能としている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
落橋防止装置における鋼製ブラケットの取付装置であって、
地上から鋼製ブラケット取付位置まで延びるレールと、前記鋼製ブラケットを搭載した状態で、前記レールに沿って走行可能な積載台車とからなることを特徴とする鋼製ブラケットの取付装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記積載台車は、受け皿内に多数の鋼球が配置された鋼製ブラケット載置部が設けられ、前記多数の鋼球の上に前記鋼製ブラケットが載置されており、
前記鋼製ブラケットを取付位置にセットする際、前記鋼製ブラケットを人力で前記鋼球の上を移動させて設置位置の調整を行う請求項1記載の鋼製ブラケットの取付装置。
【請求項3】
前記積載台車には、鋼製ブラケット取付位置において前記鋼製ブラケットを上下方向に移動可能とする昇降装置が備えられている請求項1記載の鋼製ブラケットの取付装置。
【請求項4】
前記積載台車にワイヤーが連結されており、前記ワイヤーをウインチで巻き取ることにより、前記積載台車がレールに沿って走行可能となっている請求項1記載の鋼製ブラケットの取付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地震時などに橋脚・橋台から橋桁が落下するのを防止するための落橋防止装置における鋼製ブラケットの取付装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
地震時などに橋脚や橋台(下部工)と橋桁(上部工)との間に大きな相対変位が生じ、橋脚や橋台から橋桁が落下するのを防止する落橋防止装置として、例えば下記特許文献1に開示されるように、突起状のストッパと、これが係合するポット部とからなる変位制限装置や、可動支点部に設置した固定壁に水平力を分担させるようにした水平力分担構造(横変位拘束構造)、橋脚や橋台の桁かかり長を拡幅する橋座拡幅工などが知られている。
【0003】
前記変位制限装置では、前記ストッパは橋脚や橋台に固定された鋼製ブラケット上に設置され、前記ポット部は橋桁に設置されることが多い。また、前記水平力分担構造では、橋脚や橋台との間に遊間を確保しつつ橋桁の下面から突出する鋼製ブラケットが設置されるとともに、橋桁との間に遊間を確保しつつ橋脚や橋台の橋座面から突出するコンクリートブロックが設置される。前記橋座拡幅工では、橋脚や橋台の桁かかり長を拡幅するため、橋脚や橋台の前面に複数の鋼製ブラケットが設置される。
【0004】
このように、落橋防止装置の設置作業は、橋脚や橋台、橋桁に鋼製ブラケットを取り付ける作業を伴う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-184567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記鋼製ブラケットは、重量が数百kg~数トンと非常に重く、形状が逆台形をしているため重心が取りにくい構造となっている。また、前記鋼製ブラケットの取り付け位置が桁下であることから、大型のクレーンなどを用いた吊り作業では直接取り付け施工できない。このため、従来の鋼製ブラケットの取り付けは、図6~図8に示されるように、チェーンブロックなどを用いて手間と時間をかけて人力で行われていた。
【0007】
具体的な従来の取付方法について説明すると、図6に示されるように、トラッククレーンなどの揚重装置51によって足場上に鋼製ブラケット50を搬入した後、図7に示されるように、低床台車52などによって足場上を設置位置近傍まで水平移動し、図8に示されるように、桁下面に固定したチェーンブロックやウインチ、ジャッキなどの小型の揚重装置を用いて高さ調整した受け架台53に受け替えた後、所定の固定位置にセットし、固定するという手順で行われていた。
【0008】
ところが、桁下の狭い場所にて、人力作業で重量物を取り扱うことにより、手間と時間がかかる欠点があった。また、取付時に微調整が必要であり、チェーンブロックやウインチ等の誘導に技術を要する。さらに、桁下面にアンカー固定したチェーンブロック等で鋼製ブラケットを吊り施工するため、上部工や下部工との接触による破損や、人(手指等)の挟まれ等の危険性が高まるという問題もあった。
【0009】
そこで本発明の主たる課題は、橋梁への鋼製ブラケットの取付作業を安全にかつ効率よく行うことができる鋼製ブラケットの取付装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、落橋防止装置における鋼製ブラケットの取付装置であって、
地上から鋼製ブラケット取付位置まで延びるレールと、前記鋼製ブラケットを搭載した状態で、前記レールに沿って走行可能な積載台車とからなることを特徴とする鋼製ブラケットの取付装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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