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公開番号2025150469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051350
出願日2024-03-27
発明の名称高炉スラグ微粉末を主材とした充填材
出願人戸田建設株式会社
代理人個人
主分類C04B 7/153 20060101AFI20251002BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】脱炭素社会の実現に貢献でき、充填性能に優れる高炉スラグ微粉末を主材とした充填材を提供する。
【解決手段】本発明に係る充填材は、高炉スラグ微粉末及び石膏を結合材とし、これに混和材としてベントナイトを混入してなり、水に対するベントナイトの濃度を5~8質量%とし、結合材に対する石膏の添加率を2~6質量%とする。結合材に含まれる三酸化硫黄の含有率を1.4~2.4質量%とする。水結合材比を100~150質量%とする。前記石膏として半水石膏を用いる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
高炉スラグ微粉末及び石膏を結合材とし、これに混和材としてベントナイトを混入してなる高炉スラグ微粉末を主材とした充填材であって、
水に対する前記ベントナイトの濃度が5~8質量%であり、前記結合材に対する前記石膏の添加率が2~6質量%であることを特徴とする高炉スラグ微粉末を主材とした充填材。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記結合材に含まれる三酸化硫黄の含有率が1.4~2.4質量%である請求項1記載の高炉スラグ微粉末を主材とした充填材。
【請求項3】
水結合材比が100~150質量%である請求項1記載の高炉スラグ微粉末を主材とした充填材。
【請求項4】
前記石膏は半水石膏である請求項1記載の高炉スラグ微粉末を主材とした充填材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セメントを用いずに高炉スラグ微粉末を主材とした充填材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、トンネル覆工の背面空洞や擁壁裏の洗掘による空洞などの裏込注入材として、下記特許文献1、2などに開示されるように、セメント系の充填材が多く用いられていた。
【0003】
このようなセメントを主材とする多くの充填材は、これに発泡剤やポリマーなどを混入したり、混和剤や凝結調整剤を混入したりすることで、各種適用状況に合わせた充填材の重量やフロー値などの材料特性に調整される。
【0004】
近年、高炉での銑鉄の製造過程で副産される高炉スラグ微粉末をセメントの代替材料として積極的に活用した環境配慮型のコンクリートの検討が進められている(例えば、下記特許文献3)。高炉スラグ微粉末のCO

(二酸化炭素)排出原単位は26.5kg-CO

/tと、ポルトランドセメントの788.6kg-CO

/tと比較して1/30程度であるため、下記特許文献3に記載されるように70質量%の高炉スラグ微粉末と30質量%の普通ポルトランドセメントとから構成される結合材を用いたコンクリートでは、普通ポルトランドセメント100質量%の結合材を用いたコンクリートと比べて、製造時のCO

排出量を約68%削減できることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-148424号公報
特許第5785421号公報
特開2014-114176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、セメントは、その製造過程で温室効果ガスである二酸化炭素を大量に排出するため、脱炭素社会の実現に向けて大きな弊害となっている。
【0007】
また、空洞の裏込注入材として用いられる充填材では、練混ぜ直後は隅々まで充填できるように適度な流動性を有し、充填後は空洞に素早く定着するように早期に凝結する特性を有していることが望まれる。
【0008】
そこで本発明の主たる課題は、脱炭素社会の実現に貢献でき、充填性能に優れる高炉スラグ微粉末を主材とした充填材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、高炉スラグ微粉末及び石膏を結合材とし、これに混和材としてベントナイトを混入してなる高炉スラグ微粉末を主材とした充填材であって、
水に対する前記ベントナイトの濃度が5~8質量%であり、前記結合材に対する前記石膏の添加率が2~6質量%であることを特徴とする高炉スラグ微粉末を主材とした充填材が提供される。
【0010】
上記請求項1記載の発明では、結合材として高炉スラグ微粉末を主材とし、セメントを用いていないので、製造過程での二酸化炭素の排出量が大幅に削減でき、脱炭素社会の実現に貢献できるようになる。
(【0011】以降は省略されています)

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