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公開番号
2025136215
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034505
出願日
2024-03-07
発明の名称
樹脂モルタル
出願人
太平洋マテリアル株式会社
代理人
主分類
C04B
26/10 20060101AFI20250911BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】流動性に優れて材料分離せず、軽量でありながら十分な強度発現性を備える樹脂モルタルを提供すること。
【解決手段】熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材Aと、粒径0.5mm超5mm以下の軽量骨材Bと、無機粉末とを含み、無機粉末の含有量は、熱硬化性樹脂100質量部に対し、25~450質量部である、樹脂モルタル。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材Aと、粒径0.5mm超5mm以下の軽量骨材Bと、無機粉末とを含み、
前記無機粉末の含有量は、前記熱硬化性樹脂100質量部に対し、25~450質量部である、樹脂モルタル。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記熱硬化性樹脂100質量部に対し、前記軽量骨材Aの含有量が20~280質量部であり、前記軽量骨材Bの含有量が1~45質量部である、請求項1に記載の樹脂モルタル。
【請求項3】
前記無機粉末が、フライアッシュ、炭酸カルシウム粉末、珪石粉、高炉スラブ粉末、シリカフューム、非晶質アルミノシリケート、セメント類、石膏類から選択される少なくとも1種の無機粉末である、請求項1又は2に記載の樹脂モルタル。
【請求項4】
硬化時において、密度が0.8~1.3kg/Lである、請求項1又は2に記載の樹脂モルタル。
【請求項5】
硬化時において、JIS A 1108:2018「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じて20℃環境下で測定する、材齢28日における圧縮強度が20N/mm
2
以上である、請求項1又は2に記載の樹脂モルタル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂モルタルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、床材やコンクリート構造体等の欠損部の補修・補強等の用途にエポキシ樹脂等を用いた樹脂モルタルが用いられてきた。人工軽量骨材や天然軽量骨材を用いて樹脂モルタルを軽量化することで、構造体への負荷を軽減する技術も開発されてきている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-219806号公報
特開平10-194811号公報
特開2005-179134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、構造体には長寿命化が求められていることから、補修・補強の材料も高強度化の要求が高くなっている。しかしながら、構造体への負荷を軽減するため、軽量骨材の配合量を増やす等の方法により軽量化(低密度化)を図る場合、圧縮強度が低下してしまい要求性能を満足できないおそれがあった。また、軽量骨材は比重が軽く、吸水しやすいことから、材料分離や流動性の低下を生じやすいという課題もある。
【0005】
したがって、本発明は、流動性に優れて材料分離せず、軽量でありながら十分な強度発現性を備える樹脂モルタルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、特定の軽量骨材を組み合わせ、無機粉体の含有量を調整することで、流動性及び材料分離抵抗性に優れ、十分な強度発現性を示す樹脂モルタルが得られることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材Aと、粒径0.5mm超5mm以下の軽量骨材Bと、無機粉末とを含み、無機粉末の含有量は、熱硬化性樹脂100質量部に対し、25~450質量部である、樹脂モルタル。
[2]熱硬化性樹脂100質量部に対し、軽量骨材Aの含有量が20~280質量部であり、軽量骨材Bの含有量が1~45質量部である、[1]に記載の樹脂モルタル。
[3]無機粉末が、フライアッシュ、炭酸カルシウム粉末、珪石粉、高炉スラブ粉末、シリカフューム、非晶質アルミノシリケート、セメント類、石膏類から選択される少なくとも1種の無機粉末である、[1]又は[2]に記載の樹脂モルタル。
[4]硬化時において、密度が0.8~1.3kg/Lである、[1]又は[2]に記載の樹脂モルタル。
[5]硬化時において、JIS A 1108:2018「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じて20℃環境下で測定する、材齢28日における圧縮強度が20N/mm
2
以上である、[1]又は[2]に記載の樹脂モルタル。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、流動性に優れて材料分離せず、軽量でありながら十分な強度発現性を備える樹脂モルタルを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本実施形態の樹脂モルタルは、熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材Aと、粒径0.5mm超5mm以下の軽量骨材Bと、無機粉末とを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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