TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025136214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034504
出願日2024-03-07
発明の名称樹脂モルタル
出願人太平洋マテリアル株式会社
代理人
主分類C04B 26/10 20060101AFI20250911BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】材料分離せず、軽量でありながら高い強度発現性を備える樹脂モルタルを提供する。
【解決手段】熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材と、少なくとも2種の無機粉末とを含み、粒径0.5mm以下の軽量骨材が、熱硬化性樹脂100質量部に対し、10~380質量部であり、無機粉末の合計の含有量が、熱硬化性樹脂100質量部に対し、50~480質量部である、樹脂モルタル。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材と、少なくとも2種の無機粉末とを含み、
前記粒径0.5mm以下の軽量骨材が、前記熱硬化性樹脂100質量部に対し、10~380質量部であり、
前記無機粉末の合計の含有量が、前記熱硬化性樹脂100質量部に対し、50~480質量部である、樹脂モルタル。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記無機粉末が、フライアッシュ、炭酸カルシウム粉末、珪石粉、高炉スラブ粉末、シリカフューム、非晶質アルミノシリケート、セメント類、石膏類から選択される少なくとも2種の無機粉末である、請求項1に記載の樹脂モルタル。
【請求項3】
硬化時において、密度が0.8~1.53kg/Lである、請求項1又は2に記載の樹脂モルタル。
【請求項4】
硬化時において、JIS A 1108:2018「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じて20℃環境下で測定する、材齢28日における圧縮強度が50N/mm

以上である、請求項1又は2に記載の樹脂モルタル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂モルタルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、床材やコンクリート構造体等の欠損部の補修・補強等の用途にエポキシ樹脂等を用いた樹脂モルタルが用いられてきた。人工軽量骨材や天然軽量骨材を用いて樹脂モルタルを軽量化することで、構造体への負荷を軽減する技術も開発されてきている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-219806号公報
特開平10-194811号公報
特開2005-179134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、構造体には長寿命化が求められていることから、補修・補強の材料も高強度化の要求が高くなっている。しかしながら、構造体への負荷を軽減するため、軽量骨材の配合量を増やす等の方法により軽量化(低密度化)を図る場合、圧縮強度が低下してしまい要求性能を満足できないおそれがあった。また、軽量骨材は比重が軽いことから材料分離しやすいという課題もある。
【0005】
したがって、本発明は、材料分離せず、軽量でありながら高い強度発現性を備える樹脂モルタルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、特定の軽量骨材と無機粉末を組み合わせることで、材料分離抵抗性に優れ、高い強度発現性を示す樹脂モルタルが得られることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材と、少なくとも2種の無機粉末とを含み、粒径0.5mm以下の軽量骨材が、熱硬化性樹脂100質量部に対し、10~380質量部であり、無機粉末の合計の含有量が、熱硬化性樹脂100質量部に対し、50~480質量部である、樹脂モルタル。
[2]無機粉末が、フライアッシュ、炭酸カルシウム粉末、珪石粉、高炉スラブ粉末、シリカフューム、非晶質アルミノシリケート、セメント類、石膏類から選択される少なくとも2種の無機粉末である、[1]に記載の樹脂モルタル。
[3]硬化時において、密度が0.8~1.53kg/Lである、[1]又は[2]に記載の樹脂モルタル。
[4]硬化時において、JIS A 1108:2018「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じて20℃環境下で測定する、材齢28日における圧縮強度が50N/mm

以上である、[1]又は[2]に記載の樹脂モルタル。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、材料分離せず、軽量でありながら高い強度発現性を備える樹脂モルタルを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本実施形態の樹脂モルタルは、熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材と、少なくとも2種の無機粉末とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社トクヤマ
水硬性組成物
1か月前
太平洋マテリアル株式会社
膨張材
29日前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
15日前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素基板
1か月前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素基板
2か月前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素基板
1か月前
太平洋マテリアル株式会社
裏込め材
24日前
太平洋マテリアル株式会社
樹脂モルタル
1か月前
太平洋マテリアル株式会社
吹付モルタル
22日前
太平洋マテリアル株式会社
樹脂モルタル
1か月前
ノリタケ株式会社
焼成用治具
23日前
ノリタケ株式会社
焼成用治具
23日前
日本電気硝子株式会社
光学部材の製造方法
29日前
太平洋マテリアル株式会社
セメント組成物
23日前
ノリタケ株式会社
焼成用治具
23日前
愛媛県
釉薬組成物
2か月前
デンカ株式会社
グラウト材料
2か月前
デンカ株式会社
モルタル材料
22日前
株式会社トクヤマ
改質フライアッシュの製造方法
23日前
日本特殊陶業株式会社
セラミック部品
23日前
TOTO株式会社
構造部材
18日前
TOTO株式会社
構造部材
23日前
TOTO株式会社
構造部材
18日前
TOTO株式会社
複合材料
1か月前
イビデン株式会社
断熱材
22日前
太平洋マテリアル株式会社
軽量繊維層及びその形成方法
22日前
UBE三菱セメント株式会社
コンクリート組成物
22日前
太平洋マテリアル株式会社
モルタル組成物及びモルタル
22日前
株式会社西田
コンクリート成形体を製造する方法
2日前
ノリタケ株式会社
焼成用治具およびフレーム
23日前
花王株式会社
水硬性組成物用表面美観向上剤
24日前
デンカ株式会社
窒化ケイ素粉末
22日前
花王株式会社
水硬性組成物用表面美観向上剤
24日前
品川リフラクトリーズ株式会社
耐火物
2か月前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
TDK株式会社
電子部品
1か月前
続きを見る