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公開番号
2025145869
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046342
出願日
2024-03-22
発明の名称
柱設置方法
出願人
戸田建設株式会社
代理人
弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類
E04B
1/30 20060101AFI20250926BHJP(建築物)
要約
【課題】構造体のクリープ変形を抑制する柱を設置する作業の作業効率を高め、作業コストを抑える。
【解決手段】調整ナット設置工程91において、上構造体10から下方へ向けて突出した棒材12a~12dにナット61a~61dを螺合させる。上板材設置工程92において、板材30に設けられたボルト孔32a~32dに、棒材12a~12dの先端部分を挿通する。柱材設置工程94において、板材30と下構造体20との間に柱材50を配置する。調整ナット締付工程97において、ナット61a~61dを回転させて締め付けることにより、板材30を柱材50の上端面に押し付ける。モルタル充填工程99において、板材30と上構造体10との間にモルタル81を充填して固化する。上構造体10にクリープ変形が生じることにより、上構造体10の荷重が柱材50に伝達される。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
下構造体の上方に位置する上構造体に固定され、前記上構造体から下方へ向けて突出し、先端部分に雄ねじが設けられた棒材に、ナットを螺合させ、
板材に設けられた貫通穴に、前記ナットが螺合された前記棒材の先端部分を挿通し、
前記貫通穴に前記棒材が挿通された前記板材と前記下構造体との間に、柱材を配置し、
前記棒材に螺合された前記ナットを回転させて締め付けることにより、前記貫通穴に前記棒材が挿通された前記板材を、前記下構造体と前記板材との間に配置された前記柱材の上端面に押し付け、
前記柱材の上端面に押し付けて固定された前記板材と、前記上構造体との間にモルタルを充填して固化し、
前記上構造体にクリープ変形が生じることにより、前記上構造体の荷重が前記柱材に伝達される、
柱設置方法。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記板材は、前記柱材の上端面から横方向にはみ出した部分を有し、
前記貫通穴は、前記柱材の上端面から横方向にはみ出した前記部分に設けられている、
請求項1の柱設置方法。
【請求項3】
上構造体の下方に位置する下構造体に固定され、前記下構造体から上方へ向けて突出し、先端部分に雄ねじが設けられた棒材に、ナットを螺合させ、
板材に設けられた貫通穴に、前記ナットが螺合された前記棒材の先端部分を挿通し、
前記貫通穴に前記棒材が挿通された前記板材と前記上構造体との間に、柱材を配置し、
前記棒材に螺合された前記ナットを回転させて締め付けることにより、前記貫通穴に前記棒材が挿通された前記板材を、前記上構造体と前記板材との間に配置された前記柱材の下端面に押し付けて固定し、
前記柱材の下端面に押し付けて固定された前記板材と、前記下構造体との間にモルタルを充填して固化し、
前記上構造体にクリープ変形が生じることにより、前記上構造体の荷重が前記柱材に伝達される、
柱設置方法。
【請求項4】
前記板材は、前記柱材の下端面から横方向にはみ出す部分を有し、
前記貫通穴は、前記柱材の下端面から横方向にはみ出す前記部分に設けられている、
請求項3の柱設置方法。
【請求項5】
前記下構造体及び前記上構造体は、コンクリート製であり、
前記柱材は、木製である、
請求項1乃至4いずれかの柱設置方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、構造体のクリープ変形を抑制する柱を設置する方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、木質の柱部材とコンクリート部材を上下方向に接合してなる柱接合構造を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-019358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鉄筋コンクリート製の躯体を構築する作業と、木質の柱を設置する作業とでは、作業をする業者が異なる。したがって、このように異質な材料で作製される部分が混在する場合、作業効率が落ち、作業コストが高くなる場合がある。
この発明は、例えばこのような課題を解決して、作業効率を高め、作業コストを抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
下構造体の上方に位置する上構造体に固定され、前記上構造体から下方へ向けて突出し、先端部分に雄ねじが設けられた棒材に、ナットを螺合させる。
板材に設けられた貫通穴に、前記ナットが螺合された前記棒材の先端部分を挿通する。
前記貫通穴に前記棒材が挿通された前記板材と前記下構造体との間に、柱材を配置する。
前記棒材に螺合された前記ナットを回転させて締め付けることにより、前記貫通穴に前記棒材が挿通された前記板材を、前記下構造体と前記板材との間に配置された前記柱材の上端面に押し付ける。
前記柱材の上端面に押し付けて固定された前記板材と、前記上構造体との間にモルタルを充填して固化する。
前記上構造体にクリープ変形が生じることにより、前記上構造体の荷重が前記柱材に伝達される。
【発明の効果】
【0006】
これにより、下構造体や上構造体を構築したあとに、柱材を下構造体と上構造体との間に設置することができるので、柱材が下構造体や上構造体とは異質の材料で作製される場合であっても、作業効率を高め、作業コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
上構造体の一例を示す斜視図。
下構造体の一例を示す斜視図。
柱材の一例を示す斜視図。
上側の板材の一例を示す斜視図。
上側の前記板材を示す斜視図。
下側の板材の一例を示す斜視図。
下側の前記板材を示す斜視図。
柱設置方法の一例を示すフロー図。
調整ナット設置工程の一例を示す側面図。
下板材設置工程の一例を示す側面図。
上板材設置工程の一例を示す側面図。
柱材設置工程及び下端固定工程の一例を示す側面図。
調整ナット締付工程の一例を示す側面図。
前記調整ナット締付工程を示す側面図。
表ナット締付工程の一例を示す側面図。
上端固定工程の一例を示す側面図。
モルタル充填工程の一例を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照して、上構造体10について説明する。
上構造体10は、例えばRC(鉄筋コンクリート)造建物の躯体の一部であり、例えば片持ち梁や片持ちスラブなどの片持ち構造体や長スパン梁など、長期荷重によるクリープ変形を抑える必要がある構造体である。上構造体10は、例えば、コンクリート体11と、アンカーボルト12a~12dとを有する。
アンカーボルト12a~12dは、コンクリート体11の下側(-Z側)の面から下方(-Z方向)へ向けて突出した円柱状の棒材である。アンカーボルト12a~12dは、少なくとも-Z側の先端部分に、ナットと螺合する雄ねじが設けられている。アンカーボルト12a~12dは、後述する板材30(図4及び5参照)のボルト孔32a~32dに対応する位置に配置されている。
【0009】
図2を参照して、下構造体20について説明する。
下構造体20は、例えば上構造体10と同じ建物の躯体の一部であり、上構造体10よりも下方(-Z方向)に位置している。下構造体20は、例えば、上構造体10よりも下の階の梁やスラブなどである。下構造体20は、例えば、コンクリート体21と、アンカーボルト22a~22dと、調整プレート23とを有する。
アンカーボルト22a~22dは、コンクリート体21の上側(+Z側)の面から上方(+Z方向)へ向けて突出した円柱状の棒材である。アンカーボルト22a~22dは、少なくとも+Z側の先端部分に、ナットと螺合する雄ねじが設けられている。アンカーボルト22a~22dは、後述する板材40(図6及び7参照)のボルト孔42a~42dに対応する位置に配置されている。
調整プレート23は、例えば長方形板状であり、上側(+Z側)の面(上面)が露出した状態でコンクリート体21に埋め込まれている。調整プレート23は、板材40の後述するベースプレート41とほぼ同じ大きさであり、ベースプレート41に当接する。
なお、調整プレート23は、なくてもよい。
【0010】
下構造体20は、片持ちであってもよく、上構造体10と同様に、下側の面から突出したアンカーボルトを有してもよい。その場合、下構造体20の下側の面から突出しているのは、アンカーボルト22a~22dの-Z側の端部であってもよいし、アンカーボルト22a~22dとは別個に設けられたアンカーボルトであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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