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公開番号2025152104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053846
出願日2024-03-28
発明の名称設計方法
出願人戸田建設株式会社
代理人弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類G06F 30/13 20200101AFI20251002BHJP(計算;計数)
要約【課題】設計者の負担を抑えつつ、根拠となる物語性があり適度に不規則なデザインを設計する。
【解決手段】建物の表面のうちから対象範囲決定工程11で決定した範囲を、複数の領域に領域分割工程12で分割する。対象範囲決定工程11で決定した範囲に対応する位置における風を風シミュレート工程13でシミュレートする。風シミュレート工程13で風をシミュレートした結果に基づいて、デザイン準備工程14で準備した複数のデザインのなかから、領域分割工程12で分割した複数の領域のそれぞれに適用するデザインをデザイン選択工程15で選択する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の表面のうちの所定の範囲を、複数の領域に分割し、
所定の前記範囲に対応する位置における風をシミュレートし、
前記風をシミュレートした結果に基づいて、所定の複数のデザインのなかから、分割した複数の前記領域のそれぞれに適用するデザインを選択する、
設計方法。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
所定の前記範囲は、前記建物の周囲を流れる風が当たる範囲の一部であり、
前記風のシミュレートにおいて、所定の前記範囲に当たる風をシミュレートする、
請求項1の設計方法。
【請求項3】
前記風のシミュレートにおいて、
前記風をシミュレートした結果を表す画像を生成し、
前記デザインの選択において、
分割した複数の前記領域のそれぞれに、生成した前記画像の一つ以上のピクセルを対応させ、
それぞれの前記領域に対応するピクセルのピクセル値に基づいて、前記領域に適用するデザインを選択する、
請求項1又は2の設計方法。
【請求項4】
前記デザインの選択において、
前記ピクセル値が取り得る値の下限値と上限値との間の区間を、所定の複数の前記デザインの数と同じ数の区間に分割し、
前記領域に対応するピクセルのピクセル値が、分割した前記区間のうちどの区間に入るかに基づいて、前記領域に適用するデザインを選択する、
請求項3の設計方法。
【請求項5】
前記ピクセル値は、前記領域に対応するピクセルのコントラスト値の平均である、
請求項3の設計方法。
【請求項6】
所定の複数の前記デザインは、同一形状のパネルを異なる角度で取り付けるデザインである、
請求項1又は2の設計方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、建物の表面のデザインを設計する方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
建物の表面のデザインにおいて、適度な不規則性を有するデザインが好まれる場合がある。
そのような場合、従来は、設計者の直感的感覚に基づいて不規則性を実現していた。
特許文献1は、隣接する外壁との間に間隙を有する複数の外壁の形状を設計するための設計支援装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-190988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
設計者の直感的感覚に基づいて不規則性を実現する方式は、設計者の負担が大きい。
この発明は、例えばこのような課題を解決して、設計者の負担を削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
建物の表面のうちの所定の範囲を、同じ形状の複数の領域に分割する。所定の前記範囲に対応する位置における風をシミュレートする。前記風をシミュレートした結果に基づいて、所定の複数のデザインのなかから、分割した複数の前記領域のそれぞれに適用するデザインを選択する。
【発明の効果】
【0006】
風のシミュレート結果に基づいて領域に適用するデザインを選択するので、設計者の負担を抑えつつ、適度に不規則なデザインを設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
設計処理の一例を示すフロー図。
建物の一例を示す透視図。
外面の一例を示す透視図。
開放通路の一例を示す透視図。
風シミュレートの一例を示す図。
画像の一例を示す図。
設計結果の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照して、設計処理10について説明する。
設計処理10では、建物の表面のデザインを設計する。
設計処理10は、例えば、対象範囲決定工程11と、領域分割工程12と、風シミュレート工程13と、デザイン準備工程14と、デザイン選択工程15とを有する。
【0009】
対象範囲決定工程11において、建物の表面のなかから、デザインの対象となる範囲を決定する。ここで、建物の表面は、外壁や屋根など建物の外側の表面であってもよいし、屋内の壁面や天井面や床面など建物の内側の表面であってもよい。
例えば、図2に示す建物80は、図3に示すように、地上階部分に±X方向に通り抜け可能な開放通路81を有している。開放通路81は、開放されているので、風が吹くと、開放通路81のなかを風が通り抜ける。
開放通路81は、例えば、図4に示すように、-Z方向に面した天井面82と、-Y方向に面した壁面83と、+Y方向に面した壁面84とを有する。この例では、天井面82並びに壁面83及び84の一部を、対象範囲とする。
【0010】
領域分割工程12は、例えば、対象範囲決定工程11で対象範囲を決定したのちに実行する。
領域分割工程12において、対象範囲決定工程11で決定した対象範囲を、複数の領域に分割する。例えば、一つの領域の形状を20cm×20cmの正方形として、対象範囲を同じ形のグリッド状に分割する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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