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公開番号
2025144069
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024043663
出願日
2024-03-19
発明の名称
仮想輸送経路の提案方法及び仮想輸送経路の提案システム
出願人
戸田建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01C
21/34 20060101AFI20250925BHJP(測定;試験)
要約
【課題】本発明は、風車のブレードを実際に輸送する前に車両及びブレードと干渉して樹木の伐採及び道路の拡幅が必要となる範囲と共に複数の仮想輸送経路52を提案する方法を提供する。
【解決手段】仮想輸送経路52の提案方法は、風力発電設備の風車に用いるブレードを輸送する輸送経路に沿った三次元経路データと、前記ブレードを輸送する車両と当該車両に積載された前記ブレードとを含む三次元データの車両モデルと、を取得し、地物データに属性を付与し、少なくとも2つの基準点を結ぶ仮想輸送経路を設定し、仮想輸送経路に沿って車両モデルを移動させて、地物データとの干渉範囲を算出し、干渉範囲における樹木を伐採する伐採量と、干渉範囲における道路を拡幅する拡幅面積とを算出し、仮想輸送経路と伐採量及び拡幅面積とのデータセットを記憶し、所定回数繰り返し実行し、複数の前記仮想輸送経路を提案する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
風力発電設備の風車に用いるブレードを輸送する輸送経路に沿った三次元経路データと、前記ブレードを輸送する車両と当該車両に積載された前記ブレードとを含む三次元データの車両モデルと、を取得し、
前記三次元経路データに含まれる地物データに属性を付与し、
前記三次元経路データに少なくとも2つの基準点を結ぶ仮想輸送経路を設定し、
前記仮想輸送経路に沿って前記車両モデルを移動させて、前記地物データとの干渉範囲を算出し、
前記干渉範囲における樹木を伐採する伐採量と、前記干渉範囲における道路を拡幅する拡幅面積とを算出し、
前記仮想輸送経路と前記伐採量及び前記拡幅面積とのデータセットを記憶し、
前記仮想輸送経路の設定から前記データセットの記憶までを既に設定した前記仮想輸送経路とは異なる前記仮想輸送経路を設定して所定回数繰り返し実行し、
前記データセットをそれぞれ備える複数の前記仮想輸送経路を提案する、仮想輸送経路の提案方法。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の仮想輸送経路の提案方法において、
前記拡幅面積の大きさに応じて複数の区間を前記データセットに設定し、前記区間ごとに最も小さな前記伐採量を有する前記データセットを備える前記仮想輸送経路を提案する、仮想輸送経路の提案方法。
【請求項3】
請求項1に記載の仮想輸送経路の提案方法において、
前記伐採量の大きさに応じて複数の区間を前記データセットに設定し、前記区間ごとに最も小さな前記拡幅面積を有する前記データセットを備える前記仮想輸送経路を提案する、仮想輸送経路の提案方法。
【請求項4】
請求項1に記載の仮想輸送経路の提案方法において、
単位面積当たりの前記伐採量に対する予想費用と、単位面積当たりの前記拡幅面積に対する予想費用とを取得し、
前記データセットにおける前記伐採量に掛かる費用と、前記拡幅面積に掛かる費用とを算出して前記データセットに含めて記憶する、仮想輸送経路の提案方法。
【請求項5】
風力発電設備の風車に用いるブレードを輸送する輸送経路に沿った三次元経路データと、前記ブレードを輸送する車両と当該車両に積載された前記ブレードとを含む三次元データの車両モデルと、を取得する取得部と、
前記三次元経路データに含まれる地物データに属性を付与する付与部と、
前記三次元経路データに少なくとも2つの基準点を結ぶ仮想輸送経路を設定する設定部と、
前記仮想輸送経路に沿って前記車両モデルを移動させて、前記地物データとの干渉範囲を算出すると共に、前記干渉範囲における樹木を伐採する伐採量と、前記干渉範囲における道路を拡幅する拡幅面積とを算出する干渉範囲算出部と、
前記仮想輸送経路と前記伐採量及び前記拡幅面積とのデータセットを記憶する記憶部と、
前記仮想輸送経路の設定から前記データセットの記憶までを既に設定した前記仮想輸送経路とは異なる前記仮想輸送経路を設定して所定回数繰り返し実行する繰り返し実行部と、
前記データセットをそれぞれ備える複数の前記仮想輸送経路を提案する提案部と、
を備える、仮想輸送経路の提案システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、風力発電設備に用いる風車の特に長尺部材であるブレードを輸送する仮想輸送経路の提案方法及び仮想輸送経路の提案システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自然エネルギーの活用が注目されており、風力発電設備が沿岸地域や山岳部に建設されている。特に山岳部における風力発電設備の建設は、風車を構成する大型の部材を陸上輸送しなければならない。風車は、円柱状に直立するタワー、タワーの上端に載せるナセル、及びナセルに回転可能に取り付けられる複数のブレード(羽根)などから構成される。風車の部材の中でもブレードは、特に長尺の部材であって、一般に40m以上あり、60m以上のものも存在する。ブレード輸送するために、片持ち支持する起伏機構を備える運搬用装置が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-243805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような起伏機構を備える運搬用装置を用いても狭い道や曲がりくねった山岳部等の道では風車の部材を輸送するには困難を伴う。そして、輸送経路における道路の拡幅や樹木の伐採が必要となる場合もある。そのため、経験豊富な輸送作業者による測量等を実施し、道路台帳、付属の平面図を用いて拡幅や伐採の計画を立ててから実際に風車の部材を輸送することになる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、長尺部材であるブレードを実際に輸送する前に車両及びブレードと干渉して樹木の伐採及び道路の拡幅が必要となる範囲と共に複数の仮想輸送経路を提案する方法及びその提案システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
【0007】
[1]本発明に係る仮想輸送経路の提案方法の一態様は、
風力発電設備の風車に用いるブレードを輸送する輸送経路に沿った三次元経路データと、前記ブレードを輸送する車両と当該車両に積載された前記ブレードとを含む三次元データの車両モデルと、を取得し、
前記三次元経路データに含まれる地物データに属性を付与し、
前記三次元経路データに少なくとも2つの基準点を結ぶ仮想輸送経路を設定し、
前記仮想輸送経路に沿って前記車両モデルを移動させて、前記地物データとの干渉範囲を算出し、
前記干渉範囲における樹木を伐採する伐採量と、前記干渉範囲における道路を拡幅する拡幅面積とを算出し、
前記仮想輸送経路と前記伐採量及び前記拡幅面積とのデータセットを記憶し、
前記仮想輸送経路の設定から前記データセットの記憶までを既に設定した前記仮想輸送経路とは異なる前記仮想輸送経路を設定して所定回数繰り返し実行し、
前記データセットをそれぞれ備える複数の前記仮想輸送経路を提案することを特徴とす
る。
【0008】
[2]前記仮想輸送経路の提案方法の一態様において、
前記拡幅面積の大きさに応じて複数の区間を前記データセットに設定し、前記区間ごとに最も小さな前記伐採量を有する前記データセットを備える前記仮想輸送経路を提案することができる。
【0009】
[3]前記仮想輸送経路の提案方法の一態様において、
前記伐採量の大きさに応じて複数の区間を前記データセットに設定し、前記区間ごとに最も小さな前記拡幅面積を有する前記データセットを備える前記仮想輸送経路を提案することができる。
【0010】
[4]前記仮想輸送経路の提案方法の一態様において、
単位面積当たりの前記伐採量に対する予想費用と、単位面積当たりの前記拡幅面積に対する予想費用とを取得し、
前記データセットにおける前記伐採量に掛かる費用と、前記拡幅面積に掛かる費用とを算出して前記データセットに含めて記憶することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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