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公開番号2025150464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051339
出願日2024-03-27
発明の名称補強金具、及び支柱取付構造
出願人日鉄神鋼建材株式会社
代理人個人
主分類E01F 15/04 20060101AFI20251002BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】支柱取付構造の親和性・安全性の向上が図られた補強金具、及び支柱取付構造を提供する。
【解決手段】補強金具1は、立設された支柱7に取り付けられるとともに内部に柵ビーム9の端部が挿通され上方に開口を有する支柱取付金具8に締結され、開口の少なくとも一部を覆う上板部と、柵ビーム9の端部を挟んで互いに対向して離間するように上板部から下方に延長された一対の側板部と、一対の側板部のそれぞれに穿設され、支柱取付金具8に締結するためのねじ締結体B9が挿通される一対の穿孔と、を備え、上板部は、ねじ締結体B9の締結方向視で締結軸よりも支柱7と反対側(離間領域R1)に少なくとも設けられることを特徴とする。上板部は、締結方向視で締結軸よりも支柱7の側(近接領域R2)にさらに設けられてもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
立設された支柱に取り付けられるとともに内部に柵ビームの端部が挿通され上方に開口を有する支柱取付金具に締結される補強金具であって、
前記開口の少なくとも一部を覆う上板部と、
前記柵ビームの端部を挟んで互いに対向して離間するように前記上板部から下方に延長された一対の側板部と、
前記一対の側板部のそれぞれに穿設され、前記支柱取付金具に締結するためのねじ締結体が挿通される一対の穿孔と、
を備え、
前記上板部は、前記ねじ締結体の締結方向視で締結軸よりも前記支柱と反対側に少なくとも設けられること
を特徴とする補強金具。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記上板部は、前記締結方向視で前記締結軸よりも前記支柱の側にさらに設けられること
を特徴とする請求項1に記載の補強金具。
【請求項3】
前記上板部は、前記締結方向視で前記締結軸よりも前記支柱の側において前記支柱取付金具の上端と常に接する係止部を有すること
を特徴とする請求項2に記載の補強金具。
【請求項4】
前記柵ビームの挿通方向上であり、かつ、前記締結方向視で前記締結軸よりも前記支柱の側において、前記上板部から下方に延長された延長板部をさらに備えること
を特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の補強金具。
【請求項5】
立設された支柱と、
前記支柱に取り付けられ、上方に開口を有する支柱取付金具と、
前記支柱取付金具の内部に端部が挿通される柵ビームと、
前記支柱取付金具とねじ締結体を介して締結され、
前記開口の少なくとも一部を覆う上板部と、
前記柵ビームの端部を挟んで互いに対向して離間するように前記上板部から下方に延長された一対の側板部と、
前記一対の側板部のそれぞれに穿設され、前記ねじ締結体が挿通される一対の穿孔と、
を有する補強金具と、
を備え、
前記上板部は、前記ねじ締結体の締結方向視で締結軸よりも前記支柱と反対側に少なくとも設けられること
を特徴とする支柱取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、補強金具、及び支柱取付構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、道路に沿って構築される防護柵として、歩行者自転車用柵や車両用防護柵等が知られている。これらの防護柵は、道路に立設された複数の支柱間に柵ビーム等のガードパイプを連結することによって構築される。また、支柱に柵ビームを効率よく取り付ける方法として、中空体の支柱取付金具を用いる方法がある。この方法によれば、複数の支柱それぞれに取り付けた複数の支柱取付金具の中空空間それぞれに柵ビームの両端を挿入することで、支柱と柵ビームとを容易に連結することができる。
【0003】
特許文献1には、支柱に取り付けられ、上方に開口を有する中空体の支柱取付金具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-187370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された支柱取付金具によれば、金具内部の中空空間において道路勾配に合わせて角度調整自在となるように柵ビームの端部を仮置きすることで、取付作業の作業人員を低減できるとともに、取付作業の作業工程を削減して作業効率の向上を図ることができる。しかしながら、特許文献1に開示された従来の支柱取付金具8では、上方に開口を有するため、例えば図8に示すように柵ビーム9に対して鉛直下方向の荷重が加わった場合、支柱7に固定するためのねじ締結体B7と柵ビーム9に固定するためのねじ締結体B9とを軸として柵ビーム9に対して折れ曲がる方向に動くおそれがある。その結果、折れ曲がった形状や柵ビーム9の端面が見えるなど親和性・外観が悪くなる問題がある。また、折れ曲がり部に隙間が生じることにより歩行者が触れた際に手を挟むなど、安全性の懸念が残る。
【0006】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、支柱取付構造の親和性・安全性の向上が図られた補強金具、及び支柱取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明における補強金具は、立設された支柱に取り付けられるとともに内部に柵ビームの端部が挿通され上方に開口を有する支柱取付金具に締結される補強金具であって、前記開口の少なくとも一部を覆う上板部と、前記柵ビームの端部を挟んで互いに対向して離間するように前記上板部から下方に延長された一対の側板部と、前記一対の側板部のそれぞれに穿設され、前記支柱取付金具に締結するためのねじ締結体が挿通される一対の穿孔と、を備え、前記上板部は、前記ねじ締結体の締結方向視で締結軸よりも前記支柱と反対側に少なくとも設けられることを特徴とする。
【0008】
第2発明における補強金具は、第1発明において、前記上板部は、前記締結方向視で前記締結軸よりも前記支柱の側にさらに設けられることを特徴とする。
【0009】
第3発明における補強金具は、第2発明において、前記上板部は、前記締結方向視で前記締結軸よりも前記支柱の側において前記支柱取付金具の上端と常に接する係止部を有することを特徴とする。
【0010】
第4発明における補強金具は、第1発明~第3発明の何れかにおいて、前記柵ビームの挿通方向上であり、かつ、前記締結方向視で前記締結軸よりも前記支柱の側において、前記上板部から下方に延長された延長板部をさらに備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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