TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025133344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031239
出願日
2024-03-01
発明の名称
自走式道路路面標示文字描画車両
出願人
株式会社幸和道路
代理人
個人
主分類
E01C
23/22 20060101AFI20250904BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】直線・文字・記号・図案・デザインなどコンピュータに取り込まれた描画情報を路面に描写する装置を実現し、好ましくは描画時の描画位置制御において、文字を描画する事と進行方向の法線や位置を確認して補正することにより、より複雑な文字や図案であっても所望の位置に正確に描画可能な自走式道路路面標示文字描画装置を提案することを目的とする。
【解決手段】自動走行しながら路面に所定の文字または任意の標示を描画する自走式道路路面標示文字描画車両1000であって、路面をブロワー処理する風を吹き出すブロワー送風口1810と、ブロワー処理された路面をプライマー処理するプライマー噴霧口1710と、プライマー処理された路面に描画用塗料を付着させる塗料出力部と、塗料が付着された路面に対して塗料の硬化処理を行う硬化処理出力部1510と、を備える車両とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自動走行しながら路面に所定の文字または任意の標示を描画する車両であって、
路面をブロワー処理する風を吹き出すブロワー送風口と、
前記ブロワー処理された路面をプライマー処理するプライマー噴霧口と、
前記プライマー処理された路面に描画用塗料を付着させる塗料出力部と、
塗料が付着された路面に対して塗料の硬化処理を行う硬化処理出力部と、を備える
ことを特徴とする自走式道路路面標示文字描画車両。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の自走式道路路面標示文字描画車両において、
さらに、描画している間の走行距離を計測するロータリーエンコーダー情報出力部をさらに備える
ことを特徴とする自走式道路路面標示文字描画車両。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の自走式道路路面標示文字描画車両において、
予め描画される路面周囲の画像データを取り込み、または/及び、描画時において車両周辺を監視するモニター用カメラと、
車両周辺の障害物を検知する衝突防止センサーと、さらに備える
ことを特徴とする自走式道路路面標示文字描画車両。
【請求項4】
請求項3に記載の自走式道路路面標示文字描画車両において、
前記描画用塗料の原料を収容する原料曹と、
前記原料曹に収容された原料を適時に適量だけ前記塗料出力部を備える描画機械へ出力する電磁バルブと、をさらに備える
ことを特徴とする自走式道路路面標示文字描画車両。
【請求項5】
請求項4に記載の自走式道路路面標示文字描画車両において、
描画される路面のCADデータまたは予め取得された路面周辺環境の画像データを有するコンピュータをさらに備え、
前記コンピュータの前記データ上で確定された描画形状・位置・大きさ・範囲が実現されるように、前記コンピュータからの指示により自走して描画駆動される
ことを特徴とする自走式道路路面標示文字描画車両。
【請求項6】
請求項5に記載の自走式道路路面標示文字描画車両において、
前記硬化処理出力部は、路面上に塗布された溶融樹脂または粉体樹脂を固定化させる熱または光を前記路面に放射する
ことを特徴とする自走式道路路面標示文字描画車両。
【請求項7】
請求項5に記載の自走式道路路面標示文字描画車両において、
前記モニター用カメラは、進行方向の前方に位置する法線を取得して認識することで、前記コンピュータが前記法線に基づいて進行方向を制御する
ことを特徴とする自走式道路路面標示文字描画車両。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の自走式道路路面標示文字描画車両において、
描画時において車両周辺を監視するモニター用カメラと、
車両周辺の障害物を検知する衝突防止センサーと、さらに備え、
予め取得された描画される路面及び路面周辺環境の3D地図データを有するコンピュータをさらに備え、
前記コンピュータの前記データ上で確定された描画形状・位置・大きさ・範囲が実現されるように、前記コンピュータからの指示により自走して描画駆動される
ことを特徴とする自走式道路路面標示文字描画車両。
【請求項9】
請求項7に記載の自走式道路路面標示文字描画車両を用いた路面描画方法において、
前記コンピュータが有する画像データまたはCADデータまたは座標データに対する予め入力された描画形状・位置・大きさ・範囲を実現するように、
少なくとも前記モニター用カメラと前記衝突防止センサーとから入力される検知データに基づいて、
路面に所定の描画をさせながら該車両を無人走行させる工程を有する
ことを特徴とする路面描画方法。
【請求項10】
請求項9に記載の路面描画方法において、
前記モニター用カメラは、前記路面に対する描画をしながら該車両の進行方向に対する法線を前記モニター用カメラで取得して、取得した前記法線のデータに基づいて該車両の走行制御を行う
ことを特徴とする路面描画方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自走式道路路面標示文字描画方法と自走式道路路面標示文字描画車両等に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば道路工事等に伴って、通常の道路状況とは異なること等を走行車両の運転者へ通知するために、該車両の運転者への注意喚起表示として、「速度落とせ」、「飛び出し注意」、「前方に交差点あり」などの道路に描かれる標示文字や描画が知られている。これらの標示等は、走行中の車両からでも認識・視認をし易くする為に、大きさや色や形等が種々工夫されたものとされる。
【0003】
このような道路に描かれる文字を設置する工程として、道路の清掃工程、描写する文字を接着するためのプライマーの塗布工程、文字を正確な位置に材料である溶融材の塗布を行う為のレターリング作業工程、等の各工程を複数人の作業員によって順次に行っている。そして一般には、レターリング後に加熱したガラスビーズ入りの樹脂を乗せて硬化後作業完了となる。
【0004】
下記特許文献1には、車両からの車幅方向の距離が大きく離れた箇所に区画線を施工する際にも、施工の精度を確保しやすい区画線用施工ユニットを提供することを目的とする発明が記載されている。この文献1によれば、車両に支持され、かつ、車両が路面Rの上を走行することに伴って該路面Rの上を走行する台車7と、台車7に支持され、かつ、台車7から車両の車幅方向の外側に向けて延びる支持体8と、台車7から車幅方向の外側に離隔した位置において支持体8に支持され、かつ、車両に搭載された塗料タンクから塗料配管を通じて供給される塗料を路面Rに向けて噴射する塗料スプレーガン9と、台車7から車幅方向の外側に離隔した位置において支持体8に支持され、かつ、車両に搭載されたビーズタンクからビーズ配管を通じて供給される反射材であるビーズを、塗料スプレーガン9から噴射された塗料に向けて噴射するビーズスプレーガン10とを備えるものとされている。
【0005】
また、下記特許文献2には、トラック等の移動車輛に先端部を中心とした水平方向への施回を可能に装着した水平フレームと、同水平フレームを水平方向へ施回させるため施回駆動装置と、同水平フレームにその長手方向への移動を可能に装着した装置本体と、同装置本体に昇降と垂直軸を中心とした水平方向への施回と水平軸を中心とした回転とを可能に装着した書込みローラと、上記装置本体を上記水平フレームの長手方向へ移動させるための移動駆動装置と、上記書込みローラを昇降、施回させるための昇降及び施回駆動装置と、予め記憶しているデータに基づき上記各駆動装置を作動して上記装置本体と上記水平フレームと上記書込みローラとに所定の動作を行なわせる制御装置とを具えている路面等への文字類自動書込み装置が開示されている。
【0006】
また、特許文献3には、車両の前部に予備ライン上を先行させる吊り下げ式フロントガイド棒を回動自在に設置し、車両の荷台上に設けた残量警報装置付きペイントタンクよりの配管を一次エアレスポンプに連結し、密閉式ボイラー内を通し、ペイントフィルターを介してアキュムレーターに導入し、更に二次エアレスポンプと連結させてアキュムレーターに導入し、ペイントガンに通じるように配管し、更にペイントガンよりペイントタンクに至る配管をなし、之等のポンプを駆動するディーゼルエンジン付きエアコンプレッサーを設置し、上記ディーゼルエンジンによって発電機を回動させ、上記エンジン及び密閉式ボイラーの燃料は車両のエンジンの燃料と同一燃料とし、残量警報装置付きビーズタンクとビーズガンとを配管により連結し、前記ペイントガン及びビーズガンを荷台の下方後部に設備した自動昇降装置にビーズガンをペイントガンの背後に位置させた状態で設置し、更に両ガンにスピードメーター連動のオートスイッチを設け、之等全装置のバルブや警報装置等を電気的に制御するコントロールパネルを設置してなることを特徴とする自走式道路標示線施工車が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-085771号公報
特開昭60-080604号公報
特開昭56-046006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献に開示される従来の技術思想は、直線などメカニカルに線引きが容易なラインを単に機械的に道路上に描画する装置等に過ぎず、例えばコンピュータ等で作成されたグラフィックデザインや複雑な文字や記号・図柄等を道路上に自動的に描画することはできなかった。
【0009】
また、道路標示に描かれる文字等のレターリング作業は、従来複数作業員の連携作業によって行われることで完成されるが、一カ所のレターリング作業は一般には30分~1時間の作業時間を要しており近年の交通インフラのさらなる顧客満足向上の観点から、作業時間の短縮化がますます求められている。また、少子化問題や人口減少問題から建設労働者が減少している中、熟練を要する路面標示の工事の担い手作業者の不足が生じており年々その傾向が顕著になりつつある。
【0010】
本発明は上記した問題点等に鑑み為されたものであり、直線・文字・記号・図案・デザインなどコンピュータに取り込まれた描画情報を路面に描写する装置を実現し、好ましくは描画時の描画位置制御において、文字を描画する事と進行方向の法線や位置を確認して補正することにより、より複雑な文字や図案であっても所望の位置に正確に描画可能な自走式道路路面標示文字描画装置を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社幸和道路
自走式道路路面標示文字描画車両
1か月前
株式会社熊谷組
床版
25日前
株式会社熊谷組
床版
25日前
株式会社セイトク
防雪パネル
17日前
株式会社ササキコーポレーション
作業機
24日前
株式会社NIPPO
距離補正装置
25日前
戸田建設株式会社
コンクリート構造
7日前
株式会社NIPPO
切削用制御装置
25日前
三信工業株式会社
床版架設装置
24日前
桑名金属工業株式会社
融雪マットおよび融雪方法
24日前
戸田建設株式会社
鋼製ブラケットの取付装置
7日前
戸田建設株式会社
鋼製ブラケットの取付装置
7日前
東亜グラウト工業株式会社
防護柵の支柱構造
25日前
西尾レントオール株式会社
コーンベット型電源装置
19日前
日立建機株式会社
転圧機械
25日前
日鉄建材株式会社
吊り材で支持された足場用床パネル
24日前
鹿島建設株式会社
床版架設方法
10日前
株式会社日本コンポジット工業
壁用構造体
24日前
オリエンタル白石株式会社
補強鋼板及び排土方法
17日前
宮地エンジニアリング株式会社
ワイヤブリッジの設置方法
13日前
鹿島建設株式会社
橋、および橋の製造方法
18日前
株式会社プロテックエンジニアリング
衝撃吸収柵
20日前
オリエンタル白石株式会社
馬蹄形ジベルの合成床版撤去工法
11日前
株式会社NIPPO
スコップ加熱器
24日前
株式会社NIPPO
土壌改質材及びそれを含む土壌
25日前
日本製鉄株式会社
橋脚構造
24日前
三井住友建設株式会社
床版揚重装置及び床版工事設備
6日前
株式会社ミライト・ワン
ボラード
12日前
株式会社安藤・間
橋梁健全度評価システム
10日前
積水化学工業株式会社
鉄道用枕木、及び鉄道用枕木の製造方法
25日前
東芝ライテック株式会社
位置探索方法及び位置探索装置
25日前
清水建設株式会社
桁と床版との接合構造、及び桁と床版との接合方法
4日前
朝日エンヂニヤリング株式会社
主桁連続化剛結合構造
12日前
ジェコス株式会社
締結式覆工板の損傷防止装置及び当該装置を備えた覆工板
17日前
河野建設株式会社
汚泥回収方法及び汚泥回収システム
20日前
株式会社ドラミカンパニー
改良地盤及びその施工方法
18日前
続きを見る
他の特許を見る